【游戏情报】君に惑い、君に溺れる。(ns日文)
◈ 君に惑い、君に溺れる。 ◈
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❖ 故事
乙女ゲーム×オメガバース
乙女游戏 × ABO世界观
オトメイト初の、オメガバースを題材にした乙女ゲーム作品です。
这是Otomate首部以ABO世界观为题材的乙女游戏作品。
オメガバースの王道要素と本作独自の要素を織り交ぜながら、現代を舞台に、甘く、心を揺さぶる恋愛模様をお届けします。
我们将交织ABO世界观中的王道要素与本作独有的元素,以现代为舞台,为您呈现一段甜蜜又震撼心灵的恋爱故事。
――あなたに惑い、溺れていく。
——为你着迷,为你沉溺。
ずっとバース性を持たずに生きてきた主人公は、ある日突然オメガだと告げられた。
一直作为没有第二性征之人生活至今的主角,某天突然被宣告,自己是Omega。
『番のいないオメガは25歳までに死んでしまう』
『没有番的Omega,活不过25岁』
そんな事実を突きつけられた彼女は、生きるために番となる相手を探すことに。
被如此残酷的事实所逼迫,她为了活下去,决定寻找能够成为自己番的那个人。
そして5年ぶりに帰省した地元で、疎遠になっていた友人たちと再会する。
于是,在她时隔五年回到故乡时,与许久未曾联系的旧友们重逢了。
彼らと接するうちに胸の内に湧いてくる淡い恋心、そして抑えられない本能――
在与他们相处的过程中,内心深处涌现出淡淡的恋慕之心,以及无法抑制的本能——
その先に求めるのは、ただひとりの番。
在那尽头所追寻的,是唯一的番。
❖ 世界观
バース性
第二性征
男女の性別の他に誰もが持つ第2の性。
是除了男女两性之外,所有人都拥有的第二性别。
【アルファ】【ベータ】【オメガ】のいずれかに区別される。
被区分为【Alpha】【Beta】【Omega】中的一种。
しかし、ごく稀にどのバース性にも当てはまることのない者もいる。
但是,极少数情况下也存在不属于任何一种第二性征的人。
アルファ
Alpha
人口の25%程度が該当。
约占人口的25%左右。
何かに秀でていたりカリスマ性があったりする傾向が強いので、会社経営者などに多いと言われている。
因其在某方面表现突出或富有领袖魅力的倾向较强,据说在公司经营者等群体中较为多见。
ベータ
Beta
人口の70%程度が該当。
约占人口的70%左右。
目立った特性は無い。
没有显著特性。
オメガ
Omega
人口の5%程度が該当。
约占人口的5%左右。
数が少なく、未だ研究段階のことも多い。
因其数量稀少,很多事情仍处于研究阶段。
とある【特性】を持っている。
拥有某种【特性】。
ヒート
发情期
オメガにのみ発生する特殊な現象。
是仅Omega会发生的特殊现象。
発生すると性衝動が抑えられなくなり、更にアルファの性衝動を誘発する特殊なフェロモンをまき散らしてしまう。
一旦发生,性冲动将无法抑制,并且会散发出一种能诱发Alpha性冲动的特殊费洛蒙。
これは本能的なもので、自らの意志で抗うことはできない。
这是本能所致,无法凭借个人意志抵抗。
ヒートはだいたい1ヶ月に1度の頻度で発生し、1週間ほど続くと言われている。
据说发情期大约每月发生一次,会持续一周左右。
抑制剤
抑制剂
ヒートの症状を抑えるための薬。
用于抑制发情期症状的药物。
効き目は半日ほどで、飲めば性衝動やフェロモンの発生を抑制してくれる。
药效持续约半天,服用后可以抑制性冲动和费洛蒙的散发。
過度な服用は身体に大きな負荷がかかるので、ヒート期間中に常飲できるものではない。
过度服用会对身体造成巨大负担,因此不能在发情期间作为常规药物持续服用。
外出時急にヒートになった時の対策として使用したり、ヒート期間中にどうしても外せない重要な用事があるときに服用する。
人们会在外出时突然进入发情期时作为对策使用,或者在发情期间遇到无法推迟的重要事务时服用。
番
番
アルファとオメガの間でのみ成立する、特別な関係性のこと。
指仅在Alpha与Omega之间缔结的、特殊的关系。
オメガのヒート中に性行為をしてアルファがオメガのうなじを噛むことで番関係は成立する。
在Omega发情期间进行性行为,并由Alpha咬住Omega的后颈,番关系便会成立。
しかしそれで必ず番になれるわけではなく、成功率は6~7割程度。
但并非这样做就一定能成为番,成功率约为六到七成。
オメガの寿命
Omega的寿命
番のいないオメガは、25歳前後で死んでしまう。
没有番的Omega,会在25岁前后死亡。
オメガの体内にしか存在しない異常な細胞が年齢を重ねるたびに増殖し、それが原因で死に至る。
仅存在于Omega体内的异常细胞会随着年龄增长而增殖,并由此导致死亡。
しかしアルファと番関係を結べばその細胞は消滅し、命の危機は無くなる。
但是,如果与Alpha结为番,这些细胞便会消失,生命危机也会解除。
番をつくらずともオメガが生き延びるための研究が日々進められているが、未だに打開策は見つかっていない。
让Omega不缔结番也能存活下去的研究日复一日地进行着,但至今仍未找到解决之道。
NOBS
NOBS
バース性に関する研究・医療を担う国家機関。
是负责第二性征相关研究与医疗的国家机构。
正式名称は『National Organization of Birth Sexuality』。
正式名称为『国家第二性征研究医疗组织』。
各都道府県に1つ以上は支部が存在しており、医療課、研究課、情報課の3つの課にわかれている。
各都道府县至少设有一个支部,分为医疗课、研究课、信息课三个部门。
ルフォリエ
结缘所
番のいないアルファとオメガのためのマッチング施設。
是为没有番的Alpha和Omega提供的婚介设施。
こちらも国家機関であり、各都道府県に1つ以上は支部が存在する。
这也是一个国家机构,在各都道府县至少设有一个支部。
❖ 角色
*主角

露木 紗世
露木 纱世
✧番を求めるオメガ
✧寻求番的Omega
「私は、生きるために番を見つけなくちゃいけない」
「我必须为了活下去,找到我的番」
バース性を持たない希少な存在として生きてきたが、ある日突然、23歳にしてオメガだと告げられてしまった。
一直作为没有第二性征的稀有存在生活至今,却在 23 岁的某一天,突然被宣告其实是 Omega。
生きるために『番』を探すことになる。
为了活下去,她不得不开始寻找自己的『番』。
年齢:23歳
年龄:23岁
身長:160㎝
身高:160cm
バース性:オメガ
第二性征:Omega
*可攻略角色

棗 陽凪
枣 阳凪
✧光属性な便利屋さん
✧光属性万事屋
「うわ、マジか!めっちゃ大人になってるじゃん……!」
「哇,真的假的!你变得超有大人样了啊……!」
祖父から受け継いだ便利屋を営んでいる。
经营着从祖父那里继承来的万事屋。
明るく元気で、ムードメーカー的な存在。
性格开朗活泼,是团队中的气氛活跃者。
年齢:23歳
年龄:23岁
身長:176cm
身高:176cm
誕生日:5/22(ふたご座)
生日:5/22(双子座)
血液型:AB型
血型:AB型
バース性:アルファ
第二性征:Alpha
*可攻略角色

瀬尾 叶多
濑尾 叶多
✧品行方正なマッチング施設職員
✧品行端正的婚介设施职员
「そのために俺がいるんだし。困ったらいつでも相談してくれていいからね」
「我就是为此而存在的。有困难的话随时可以来找我商量哦」
アルファとオメガのためのマッチング施設『ルフォリエ』の職員。
为Alpha和Omega提供配对服务的机构『结缘所』的职员。
優しくて面倒見もよく、みんなのまとめ役。
为人温柔体贴,很会照顾人,是大家的凝聚核心。
年齢:23歳
年龄:23岁
身長:176cm
身高:176cm
誕生日:4/15(おひつじ座)
生日:4/15(白羊座)
血液型:A型
血型:A型
バース性:アルファ
第二性征:Alpha
*可攻略角色

日下部 恭也
日下部 恭也
✧プレイボーイなカフェマスター
✧花花公子咖啡店长
「今日来てくれたのは、お客さんとして?それとも、僕に会いたくなって?」
「今天来这儿,是作为客人呢?还是因为想见我了?」
カフェ『ラプレミディ』のマスター。
咖啡店『La Premidi』的店长。
人当たりが良く、老若男女問わず愛想よく接するが、女性には特に優しい。
待人随和,对男女老少都态度亲切,但对女性尤其温柔。
年齢:29歳
年龄:29岁
身長:180cm
身高:180cm
誕生日:9/26(てんびん座)
生日:9/26(天秤座)
血液型:O型
血型:O型
バース性:アルファ
第二性征:Alpha
*可攻略角色

露木 理都
露木 理都
✧素直になれない義理の弟
✧无法坦率的义弟
「……なに。ウザいからジロジロ見んな」
「……干嘛。烦死了,别老盯着我看」
大学3年生。主人公とは義理の姉弟。
大学三年级学生。与主角是名义上的姐弟。
不愛想で口が悪いが、心を許した相手には意外と甘い。
虽然不善交际且说话刻薄,但对放下心防的对象却意外地温柔。
年齢:21歳
年龄:21岁
身長:183cm
身高:183cm
誕生日:11/9(さそり座)
生日:11/9(天蝎座)
血液型:B型
血型:B型
バース性:ベータ
第二性征:Beta
*可攻略角色

山科 瑛
山科 瑛
✧ノンデリカシー研究者
✧缺乏体贴精神的研究者
「はじめまして、えーっと……。 あれ、キミ名前なんだっけ?」
「初次见面,呃……。啊咧,你叫什么名字来着?」
バース性の研究を行う『NOBS』の職員で、所属は研究課。
进行第二性征研究的『NOBS』的职员,隶属于研究课。
とにかくマイペースで、周りからは変人扱いされがち。
总之非常我行我素,常被周围人当成怪人。
年齢:25歳
年龄:25岁
身長:171cm
身高:171cm
誕生日:2/20(うお座)
生日:2/20(双鱼座)
血液型:AB型
血型:AB型
バース性:???
第二性征:???
*配角

水島 明日香
水岛 明日香
「君には今後、定期的な検査協力を頼みたい」
「今后想麻烦你定期协助我们进行检查」
バース性の研究を行う『NOBS』の職員で、所属は医療課。
进行第二性征研究的『NOBS』的职员,隶属于医疗课。
サバサバした性格で、男女分け隔てなく接する。
性格爽快干练,对待男女一视同仁。
年齢:32歳
年龄:32岁
身長:165cm
身高:165cm
誕生日:1/30(みずがめ座)
生日:1/30(水瓶座)
血液型:A型
血型:A型
バース性:ベータ
第二性征:Beta
*配角

オヤカタ
老爷子
「んな」
「喵」
主人公の家で飼われている猫。
主角家养的猫。
元は野良猫だったが、15年ほど前に理都が拾ってきた。
原本是只流浪猫,大约15年前被理都捡了回来。
性別:オス
性别:雄性
年齢:長生き
年龄:长寿
身長:普通くらい
身高:普通程度
体重:だいぶ重い
体重:相当重
❖ 公开CG

???「……あれ、もしかして紗世!?」
???「……咦,该不会是纱世吧!?」
露木 紗世「え?」
露木 纱世「诶?」
唐突に名前を呼ばれて振り返ると、そこにはキャップを被った男性がいた。
突然被叫到名字,回头一看,只见一个戴着帽子的男性站在那里。
そして彼はキャップを取って、人懐っこい笑顔を私に向けてくる。
接着他摘下帽子,朝我露出亲切的笑容。
???「うわ、マジか! やっぱそうだ。めっちゃ大人になってるじゃん……!」
???「哇,真的啊!果然是你。变得超有大人样了嘛……!」
露木 紗世「陽凪くん!? ひさしぶり!」
露木 纱世「阳凪君!?好久不见!」
棗 陽凪「ほんとにな! いつぶり?高校卒業したとき以来だから……5年ぶりとか?」
枣 阳凪「真的是!多久没见了?高中毕业之后就没见过了吧……有五年了?」
露木 紗世「うん、そうだね」
露木 纱世「嗯,是啊」
陽凪くんは高校時代の同級生。
阳凪君是高中时代的同级生。
外見こそ大人っぽくなったものの、明るくてはつらつとした印象は以前のままだった。
虽然外表变得成熟了,但开朗活泼的印象还是和以前一样。
彼はデリバリーか何かの仕事中なのか、すぐ横にあるクロスバイクの荷台には大きなリュックが積んである。
他大概是在做外卖之类的工作吧,旁边那辆越野自行车的后座上放着个大背包。
棗 陽凪「にしても、大人っぽくなったな。もし人違いだったらどうしようって、一瞬声かけるの迷ったもん」
枣 阳凪「不过话说回来,你变得成熟了。我差点怕认错人,犹豫了一下要不要叫你」
露木 紗世「え、そうかな?理都には全然変わってないって言われたんだけど」
露木 纱世「诶,会吗?理都却说我完全没变呢」
棗 陽凪「えー、それは多分照れてるだけじゃね?他のみんなも紗世のこと見たらびっくりすると思うし」
枣 阳凪「诶——那多半是因为他害羞吧?我觉得其他人看到纱世也一定会吓一跳的」
露木 紗世「ふふ、ありがとう」
露木 纱世「呵呵,谢谢」
昔と変わらない人懐っこい笑顔に、私もつられて笑みがこぼれた。
看着他与昔日一样亲切的笑容,我也不由得跟着笑了出来。

そのまま、彼の目が細められて――
就这样,他眯起了眼睛——
気が付けば、身体ごとプールの中に引き込まれていた。
等我回过神来,整个人已经被拉进了泳池里。
露木 紗世「……!」
露木 纱世「……!」
驚きはしたものの、陽凪くんがしっかりと腕をつかんでくれているから、恐怖は感じない。
虽然吃了一惊,但因为阳凪君紧紧抓着我的手臂,所以并不觉得害怕。
そして、程なくして身体が抱き上げられた。
接着,没过多久我的身体就被抱了起来。
陽凪くんの凪いだ海のような瞳の中に、自分の姿が見える。
在阳凪君那双如同风平浪静的大海般的眼眸中,映出了自己的身影。
それくらい至近距離に、彼の顔があった。
他的脸就在如此近的距离。
私の髪からぽたぽたと水滴が落ちて、陽凪くんの頬を濡らす。
水滴从我的发梢啪嗒啪嗒落下,打湿了阳凪君的脸颊。
けれど彼はそれを気にした様子もなく、ただまっすぐに私を見つめていた。
但他似乎毫不在意,只是直直地凝视着我。
露木 紗世(……陽凪くんの手、あったかい)
露木 纱世(……阳凪君的手,好温暖)
私の背中や腰にはしっかりと腕が回されていて、触れ合っている部分からじんわりと彼の体温を感じる。
他的手臂紧紧地环着我的背和腰,从相触的部位能隐约感受到他的体温。
棗 陽凪「……綺麗だ」
枣 阳凪「……好美」
ぽつりと、陽凪くんがつぶやく。
阳凪君喃喃低语道。
露木 紗世「え……?」
露木 纱世「诶……?」
突然の言葉にきょとんとしていると、陽凪くんは我に返ったかのように慌てた様子で声を上ずらせた。
我被他这突如其来的话弄得一脸茫然,这时阳凪君仿佛回过神来,慌张地提高了音调。
棗 陽凪「ご、ごめんいきなり!てか何やってんだ俺……!」
枣 阳凪「对、对不起,突然这样!话说我这是在干嘛啊……!」
陽凪くんが私をプールに引き込んだことを今更気にし始めたのがなんだかおかしくて、つい笑ってしまう。
看到阳凪君事到如今才开始在意起把我拉进泳池这件事,莫名觉得好笑,我不禁笑了出来。
露木 紗世「ふふ、びっくりしたけど大丈夫だよ」
露木 纱世「呵呵,虽然吓了一跳,但我没事哦」
棗 陽凪「そっか、よかった……」
枣 阳凪「是吗,太好了……」
私が怒っていないことに安心したのか、陽凪くんはほっとした様子で息を吐いた。
或许是确认我没有生气而安下心来,阳凪君如释重负地呼了口气。

露木 紗世(どうしよう……)
露木 纱世(怎么办……)
おろおろしながら、そのまま身動きが取れずにいると――
正心慌意乱、僵在原地动弹不得时——
???「こら。他のお客さんに絡むなって言っただろ」
???「喂,不是说了不准骚扰其他客人吗」
凜とした声が聞こえたかと思うと、揉める彼らの合間を縫って、もうひとりの男性が顔を覗かせた。
刚听到一个凛然的声音,便见另一个男性从那群纠缠不休的人之间探出头来。
???「驚かせてごめんなさい。怪我は無いですか?」
???「吓到你了,对不起。你没有受伤吧?」
周囲を囲む男性たちとは正反対の、優しく穏やかな印象の人。
是与周围那群男性截然相反,给人温柔平和印象的人。
彼は身をかがめると、こちらに手を差し出した。
他弯下腰,向我伸出了手。
???「彼らに悪気はないんですけど、どうしても威圧感がすごくて。怖かったですよね」
???「他们倒是没有恶意,只是难免会显得很有压迫感。刚才吓到了吧」
露木 紗世「いえ、そんな……!こちらこそ、失礼な態度を取ってしまってすみません」
露木 纱世「不,没有的事……!是我才对,态度那么失礼,很抱歉」
???「いいんですよ。そもそも、女性ひとりを男性複数で囲んだりしたら怖がられるのは当然なので」
???「没关系的。本来,几个大男人围着一位女性,人家会害怕也是理所当然的」
苦笑しながら私の手を取り、立ち上がるのを手伝ってくれる。
他苦笑着握住我的手,扶我站了起来。
露木 紗世(……あれ?)
露木 纱世(……咦?)
その穏やかな声音と優しい笑顔には、なんだか覚えがあった。
总觉得,对他那温和的声线和温柔的笑容有些印象。

茜色に染まる電車内で、紗世は俺の肩に寄りかかりながら静かな寝息を立てている。
在被染成暗红色的电车中,纱世靠在我的肩上,安静地打着鼾。
瀬尾 叶多「…………」
濑尾 叶多「…………」
そのあどけない様子に、自然と笑みがこぼれた。
看着她那副天真无邪的样子,我自然就露出了微笑。
瀬尾 叶多(……よかった。この様子なら、さっきのことはそこまで引きずらなくて済みそうかな)
濑尾 叶多(……太好了。看这样子,刚才的事她好像不至于太耿耿于怀了)
――今まで、バース性とは無縁だったはずの彼女の人生。
——她的人生,明明至今为止都与第二性征无缘。
それが、ある日突然オメガだと告げられて番を探すことになるなんて、きっとひどく困惑したはずだ。
这样的她,某天突然被宣告是Omega,不得不去寻找番,一定会感到非常困惑吧。
瀬尾 叶多(紗世には、幸せになってほしいのに……)
濑尾 叶多(明明我是希望纱世能得到幸福的……)
瀬尾 叶多(君は昔からずっと、俺にとって大事な存在だから)
濑尾 叶多(因为你从以前开始,就一直是我很重要的人)
俺を信頼して隣で眠ってくれることを、こうして一緒に過ごす時間を、幸せだと思ってしまう。
她会因为信任我而在我身边睡着,能像这样共处的时光,都让我觉得很幸福。
瀬尾 叶多(でも、この気持ちに名前はつけることは無い)
濑尾 叶多(但是,这份心情不会给它命名)
瀬尾 叶多(その代わり、紗世がどんな人を番に選ぶのかちゃんと見届けたい)
濑尾 叶多(取而代之的是,我想好好见证纱世会选择什么样的人作为她的番)
瀬尾 叶多(……幸せにしてくれる相手を、なんとしても見つけてあげたい)
濑尾 叶多(……无论如何都想帮你找到,那个能给你幸福的对象)
瀬尾 叶多(君を幸せにする――なんて言えるほどの覚悟は、俺には無いけど)
濑尾 叶多(虽然我并没有,能说出“我来让你幸福”这种话的觉悟)
瀬尾 叶多「……それでもちゃんと、俺がそばで君を支えるからね」
濑尾 叶多「……即使如此,我也会好好地在身边支持你的」
呟いた言葉は、紗世に届くことなく夕暮れの車内に溶けて消えていった。
这句低语,没能传到纱世耳中,就这样溶化消散在黄昏的车厢里。

吹き抜ける海風に身を任せながら、ぼんやりとそんなことを考えていると――
正任由自己沐浴在吹拂而过的海风中,迷迷糊糊地想着这些事时——
日下部 恭也「隙あり」
日下部 恭也「有破绽!」
露木 紗世「きゃっ!?」
露木 纱世「呀!?」
突然ひやりとしたものが首筋に触れて、肩が大きく跳ねる。
突然有冰凉的东西碰到脖颈,我的肩膀猛地一抖。
振り向けば、そこにはくすくすと楽しげに笑う恭也さんの姿があった。
回头一看,只见恭也先生站在那里,正咯咯地开心笑着。
露木 紗世「びっくりした……!もう、驚かせないでください……!」
露木 纱世「吓死我了……!真是的,别吓我啊……!」
日下部 恭也「あはは! ごめんねー。可愛い後ろ姿を見てたら、つい悪戯したくなっちゃった」
日下部 恭也「啊哈哈!抱歉啦——。看到你那么可爱的背影,就忍不住想恶作剧一下了」
日下部 恭也「はい、これどうぞ」
日下部 恭也「来,这个给你」
露木 紗世「……ありがとうございます」
露木 纱世「……谢谢」
差し出されたのは、缶のぶどうジュースだった。
他递过来的,是一罐葡萄汁。
悪戯の理由はあまり深く考えないことにして、素直に受け取る。
我决定不去深想他恶作剧的理由,老实地接了过来。
さっきの冷たさを思い出してつい首筋に手をやると、それを見た恭也さんが笑みを深めた。
想起刚才的冰凉感,我不禁伸手摸了摸自己的脖颈,看到这一幕的恭也先生笑意更深了。
日下部 恭也「ふーん? なるほどね」
日下部 恭也「哦——?原来如此啊」
露木 紗世「なんですか?」
露木 纱世「怎么了?」
日下部 恭也「紗世ちゃん、首が弱いんだ。かわいい弱点知っちゃったなあ」
日下部 恭也「小纱世,你的脖子是弱点呢。让我知道了你的可爱弱点了」
露木 紗世「あんな風に急に冷たいのを首に当てられたら、誰だってびっくりします!」
露木 纱世「突然被那样冰凉的东西贴到脖子上,任谁都会吓一跳吧!」
日下部 恭也「あはは、それもそっか」
日下部 恭也「啊哈哈,说得也对」
露木 紗世「もう……」
露木 纱世「真是的……」

小さく波が揺れる海面を見ながら、考え込んでいると――
正望着微波荡漾的海面出神时——
日下部 恭也「紗世ちゃん」
日下部 恭也「小纱世」
露木 紗世「!?」
露木 纱世「!?」
ふいに、後ろから名前を呼ばれた。
突然,背后传来了呼唤我名字的声音。
露木 紗世「え、恭也さん……!?」
露木 纱世「诶,恭也先生……!?」
ついさっきまで私の頭を悩ませていた相手が目の前に現れたことに焦り、とっさに距離を取ろうと脚をバタつかせる。
发现刚才还让自己头疼不已的对象突然出现在眼前,我心中一慌,下意识地想拉开距离,双腿在水中扑腾起来。
露木 紗世「っ!?」
露木 纱世「唔!?」
するとその拍子に、浮き輪が外れてしまった。
就在这一刹那,游泳圈脱落了。
そのまま身体が波に飲まれて、海の中へと沈んでいく。
我的身体随即被海浪吞没,向海中沉去。
露木 紗世(早く上がらなきゃ……!)
露木 纱世(得快点上去……!)
突然のことにパニックになり、どちらが上かも分からないまま、手足をバタつかせていると――
突发的状况让我陷入恐慌,分不清哪边是上面,只是胡乱地扑腾着手脚——
肩に腕を回されて、海面へと引き上げられた。
一双手臂环住了我的肩膀,将我拉回了海面。
露木 紗世「はあ、はあっ……!」
露木 纱世「哈啊,哈啊……!」
日下部 恭也「もう大丈夫だよ。ゆっくり息吸って」
日下部 恭也「已经没事了。慢慢地吸气」
露木 紗世「……っ、はい……」
露木 纱世「……嗯,好的……」
呼吸のペースをはかるように、恭也さんの手が私の背を優しく叩く。
恭也先生的手轻轻地拍着我的背,像是在帮我调整呼吸的节奏。
日下部 恭也「ごめんね、いきなり声かけて驚かせちゃったね」
日下部 恭也「抱歉啊,突然叫你,吓到你了吧」
日下部 恭也「……でも、どうして逃げようとしたの?ちょっと傷ついちゃったんだけど」
日下部 恭也「……不过,为什么要逃呢?我可是有点受伤哦」
露木 紗世「あ、ごめんなさい……!逃げようとしたっていうか、その……」
露木 纱世「啊,对不起……!与其说是想逃,呃,这个……」
完全に逃げようとしていたくせに、必死に言い訳をしてみせる。
明明完全就是打算逃跑的,我却还在拼命地找着借口。
すると、恭也さんは苦笑を浮かべた。
于是,恭也先生露出了苦笑。
日下部 恭也「まあ、それは冗談だけど。でも危ないから、いきなり暴れちゃ駄目でしょ」
日下部 恭也「嘛,不过那是开玩笑的。但这样很危险,突然乱动可不行哦」
露木 紗世「すみません……」
露木 纱世「对不起……」
情けなさと申し訳なさでつい俯いていると……。
我正因自己的难堪和歉疚而不由得低下头去……
ふと、ほとんど抱きしめられているような体勢になっていることに気付いた。
忽然发觉,自己几乎是被他抱在怀里的姿势。
露木 紗世(近い……)
露木 纱世(好近……)

露木 紗世(そういえば、理都はもういないのかな?)
露木 纱世(说起来,理都已经不在了吗?)
話してからけっこう時間が経っているし、気づかないうちに家を出たのかもしれない。
聊完也过了好一会儿了,可能已经在我没注意的时候出门了吧。
露木 紗世(汗かいたし、シャワー浴びようかな。それからお昼ご飯にしよう)
露木 纱世(出了汗,要不冲个澡吧。然后再吃午饭)
そう思って、リビングを出ようとした時――
正这么想着,准备离开客厅时——
ドアノブに手をかける前にドアが開き、ふわりと石けんの香りが鼻をくすぐる。
手还没碰到门把手,门就开了,一股肥皂的清香轻轻飘入鼻中。
次の瞬間に目に入ったのは、濡れた肌と、頭にかけられたフェイスタオル。
下一秒映入眼帘的,是湿漉漉的肌肤,和搭在头上的毛巾。
水分を含んだ毛先からこぼれた雫が、首から胸、そして腹筋へと滑り落ちていく。
含着水分的发梢滴下的水珠,顺着脖颈滑落胸口,又沿着腹肌流淌而下。
露木 理都「……うわ、最悪」
露木 理都「……哇,真倒霉。」
露木 紗世「え、理都!?もう出かけたんじゃ……」
露木 纱世「诶,理都!?你不是已经出门了吗……」
露木 理都「シャワー浴びてただけ。音で分かんなかったのかよ」
露木 理都「只是在洗澡。听声音不就知道了」
露木 紗世「それは……さっきまで掃除に夢中になってたから……」
露木 纱世「那是……因为我刚才一直在专心打扫……」
なんとか会話はしつつも、突然の状況に混乱して理都のことを直視できない。
虽然勉强在对话,但被这突发状况弄得不知所措,我不敢直视理都。
露木 紗世「ていうか、服!なんで着てないの!?」
露木 纱世「话说,衣服!为什么不穿衣服!?」
露木 理都「人を露出魔みたいに言うな。着替えのTシャツ部屋に忘れたんだよ」
露木 理都「别把我说的像暴露狂一样。只是换穿的T恤忘在房间里了」
露木 紗世「だからって……」
露木 纱世「就算那样也……」
露木 理都「下は履いてんだから別にいいだろ。つか、早く服着て欲しいならそこどいて」
露木 理都「下面穿着呢,有什么关系。再说,想让我早点穿上衣服的话,就快让开」
露木 紗世「あ、ごめん!」
露木 纱世「啊,抱歉!」
ドアの前をふさいでいることに気が付いて慌てて端によけると、理都は平然と私の横を通り過ぎていった。
意识到自己堵在门前,我慌忙闪到一边,理都便若无其事地从我身边走过去了。

露木 理都(――駄目だ。今すぐ振り払え)
露木 理都(——不行。得马上推开她)
酔っぱらっておんぶしてやった時とも、肝試しの時とも違う。
这和喝醉时背她的时候不同,和试胆大会的时候也不一样。
明らかに、【そういう意図】を孕んだ接触。
这明显是,包含着【那种意图】的接触。
今すぐ離れなければいけないと頭ではちゃんと分かっているはずのに、どうしても身体が硬直して動かなかった。
明明脑子里很清楚必须立刻离开,可身体却僵硬得不听使唤,怎么也动不了。
露木 理都(姉さんの力なんてたかが知れてる。それなのに……!)
露木 理都(老姐的力气根本没多大。可尽管如此……!)
もたもたしているうちに、姉さんの指が服の中に入ってきて――
就在我磨磨蹭蹭的时候,老姐的手指钻进了我的衣服里——
露木 理都「!? やめろっ!」
露木 理都「!?住手!」
さすがにこれ以上は駄目だと思い、振り向いて姉さんの肩を掴んだ。
心想这样下去绝对不行,我转过身,抓住了老姐的肩膀。
露木 理都「姉さん、落ち着け!今のおまえは普通じゃないんだよ!」
露木 理都「老姐,冷静点!你现在不正常啊!」
必死に訴えるものの、姉さんはちゃんと聞いているのかも分からない様子でじっとこちらを見ているだけだった。
尽管我拼命劝说,老姐却只是呆呆地看着我,也不知道她到底听进去没有。
直後、俺の首に姉さんが腕を回してくる。
紧接着,老姐的胳膊环上了我的脖子。
露木 理都「姉さ――っ!?」
露木 理都「老——唔!?」
離れようとしたのに、ふいに後ろに体重をかけられたせいで大きくバランスを崩してしまった。
本想拉开距离,却因为她突然把重心压向我,我顿时失去了平衡。
露木 理都「っ……!」
露木 理都「唔……!」
とっさに壁に手をついて、なんとか身体を支える。
我慌忙伸手撑住墙壁,勉强稳住了身体。
それでも、姉さんの顔はもう目の前にあった。
即使这样,老姐的脸也已经近在眼前。
露木 紗世「おねがい、たすけて」
露木 纱世「求求你,帮帮我」
今まで聞いたことがない、いつもより舌ったらずで媚びるような甘ったるい声。
是从未听过的,比平时更口齿不清,带着讨好意味的甜腻声音。
それが耳を伝って浸食してきて、脳が沸騰しそうになる。
那声音顺着耳朵侵蚀进来,让我的大脑快要沸腾。
露木 理都「そんなの駄目に決まってるだろ!」
露木 理都「那种事当然不行吧!」
露木 紗世「どうして?理都はわたしのこときらい?」
露木 纱世「为什么?理都讨厌我吗?」
露木 理都「そうじゃなくて……!」
露木 理都「不是那个意思……!」
露木 紗世「じゃあなんでだめ?」
露木 纱世「那为什么不行?」
露木 理都「それは……っ」
露木 理都「那是……呃」
理由なんていくらでもある。
理由要多少有多少。
俺とおまえは家族だから。
因为我和你是一家人。
ベータとオメガだから。
因为我们是Beta和Omega。
両親を裏切りたくないから。
因为我不想背叛父母。
そしてなにより、あとできっとおまえが自分を責めてしまうから。
而最重要的是,因为事后你一定会责备自己。
露木 理都(だから、今すぐ離れなきゃいけないのに……!)
露木 理都(所以,我必须立刻离开才对……!)
こんな細い腕、簡単に振り払える。
这么细的胳膊,明明可以轻易甩开。
それなのに、どうしてもそうすることができない自分に腹が立った。
可即便如此,却怎么也做不到的自己,让我无比恼火。
露木 紗世「すき。理都すき、だいすき」
露木 纱世「喜欢。理都,喜欢,最喜欢了」
露木 紗世「だから、ね? おねがい」
露木 纱世「所以,呐?求你了」
露木 理都「っ……!」
露木 理都「唔……!」
その言葉を聞いた瞬間、頭を殴られたかのような衝撃に襲われた。
听到那句话的瞬间,仿佛当头一棒,我受到了巨大的冲击。
露木 理都(なんで今そんなこと言うんだよ……!)
露木 理都(为什么要现在说这种话啊……!)
俺がずっと前から、こいつに求めていた言葉。
这是我从很久以前开始,就渴望从她口中听到的话。
何よりも欲しかった言葉。
是我最想要的话。
それがこんなにもあっさり手に入って、情けないくらいに決意が揺らぐ。
它就这样轻而易举地得到了,我的决心可悲地开始动摇。
露木 理都(……だって、紗世がいいって言ってる)
露木 理都(……因为,是纱世自己说可以的)
露木 理都(好きな相手が目の前にいて、こんなに自分を求めてて……。それに応えることの何が悪い?)
露木 理都(喜欢的人就在眼前,还这么渴求着自己……。回应她,又有什么错?)
徐々に理性が溶けて、身体から力が抜けていくのが分かった。
理智逐渐融化,我感觉力量正从身体里流失。
露木 理都(……たとえ今だけでも、紗世を俺のものにできる)
露木 理都(……哪怕只有现在,也能把纱世变成我的)
露木 理都(押し倒して、キスして、そのまま――)
露木 理都(把她推倒,亲吻,然后就这样——)

露木 紗世(あれ、どこに行ったんだろう?)
露木 纱世(咦,他去哪儿了?)
軽く見回してみるものの、彼の姿は見当たらない。
我轻轻环顾四周,却找不到他的身影。
でも、部屋を出て行ったならさすがに声をかけてくれるはずだ。
但是,如果他已经离开了房间,按理说应该会跟我打声招呼才对。
露木 紗世(……水の音?)
露木 纱世(……水声?)
まさかと思いながら、恐る恐る音のする方へ向かう。
虽然觉得不可能,我还是战战兢兢地朝着声音传来的方向走去。
山科 瑛「あ、紗世ちゃん。本読み終わったの?」
山科 瑛「啊,小纱世。书看完了吗?」
予想通り、山科さんはさっき見たビニールプールの中でびしょ濡れになっていた。
不出所料,山科先生正在刚才看到的充气泳池里,浑身湿透了。
露木 紗世「いえ、読み終わってはないんですけど……。それよりも、いったい何してるんですか?」
露木 纱世「不,还没有看完……。比起那个,您到底在做什么呀?」
山科 瑛「何って、プールに入って休憩中」
山科 瑛「做什么?在泳池里休息啊」
露木 紗世「……研究室の中で?」
露木 纱世「……在研究室里?」
山科 瑛「大丈夫だよ。濡れちゃいけないものは近くに無いし」
山科 瑛「没关系的。反正附近没有不能弄湿的东西」
露木 紗世「そうなんですね……?」
露木 纱世「是这样啊……?」
日頃から不思議な人だとは思っていたけれど、さすがにこれは予想できなかった。
虽然平时就觉得他是个不可思议的人,但这一出还真是没能预料到。
けれどこれが彼にとっての日常なのか、平然とした様子でプールに浮かぶシマエナガのおもちゃをつついている。
不过,或许这就是他的日常吧,只见他若无其事地戳着浮在泳池里的银喉长尾山雀玩具。

露木 紗世「……わかりました。でも具体的にどうすればいいんですか?」
露木 纱世「……明白了。但是具体该怎么做呢?」
山科 瑛「簡単だよ。口開けて、べろ出して」
山科 瑛「很简单啊。张开嘴,伸出舌头」
露木 紗世「え……!?」
露木 纱世「诶……!?」
戸惑う私にはいっさいかまわず、山科さんの指先が私の唇に触れる。
全然不顾困惑的我,山科先生的指尖触碰到了我的嘴唇。
山科 瑛「ほら、あーん」
山科 瑛「来,啊——」
決して乱暴ではなかったけれど、問答無用で口を開かれてしまっては、抗う術もなかった。
虽然他的动作绝不粗鲁,但被这样不由分说地撬开了嘴,我也无力反抗。
露木 紗世(この距離で口を開けて見せるの、ものすごく恥ずかしい……!)
露木 纱世(在这么近的距离张开嘴给他看,真的好难为情……!)
おそるおそる舌を出せば、山科さんは手にしていた器具でちょんちょんと私の舌先を撫でつける。
我战战兢兢地伸出舌头,山科先生便用手里拿着的器具,轻轻地、一下一下地拨弄着我的舌尖。
露木 紗世「っ……」
露木 纱世「唔……」
山科 瑛「うん、いい子いい子。あと2枚とるから、そのままキープね」
山科 瑛「嗯,好孩子好孩子。还要采集两片,保持这个姿势别动哦」
露木 紗世(そのまま!?)
露木 纱世(保持这个姿势!?)
山科さんにとってはただの実験なわけで、この状況でもいつも通りなのは当然かもしれないけど――
对山科先生来说这只是一场实验,所以即使在这种情况下他也和平常一样,这或许也是理所当然的——
私としては無防備に口を開けて観察されているのが恥ずかしくて、勝手に顔が熱くなるのを感じる。
但我却因为毫无防备地张着嘴被观察而羞耻不已,感觉脸颊不受控制地发烫。
山科 瑛「――あ、だめ。そのままだよ。口閉じないで」
山科 瑛「——啊,不行。保持那样。别把嘴闭上」
露木 紗世「んんっ!?」
露木 纱世「唔唔っ!?」
山科さんが指先に力を込めたせいで、閉じかけていた口が再び大きく開かされた。
因为山科先生手指加了点力,我快要闭上的嘴又被大大地撑开了。
当たり前だけど、どれだけ羞恥を感じたとしてもそれに反して唾液は出てくる。
理所当然的,不管感到多羞耻,与此相反,唾液却会分泌出来。
露木 紗世(早く終わって……!)
露木 纱世(快点结束吧……!)
そう思ったと同時、山科さんが屈めていた身を戻した。
刚这么想着,山科先生就直起了弯着的腰。
山科 瑛「……はい、終わり」
山科 瑛「……好了,结束了」

棗 陽凪「あー、やっと終わった!まじで果てしなかったわ……」
枣 阳凪「啊——终于结束了!真是没完没了的……」
棗 陽凪「紗世がいてくれて助かったよ。ありがとな」
枣 阳凪「有纱世在真是帮大忙了。谢啦」
露木 紗世「どういたしまして!じゃあ、次は後片付けだね」
露木 纱世「不客气!那接下来就该收拾了」
棗 陽凪「だな。とりあえず机は全部元の位置に戻しておくか」
枣 阳凪「是啊。先把桌子都搬回原位吧」
作業がしやすいように移動してあった机を、手分けして戻していく。
为了方便工作而挪开的桌子,我们分工合作将其搬回原位。
露木 紗世(……あれ?)
露木 纱世(……咦?)
その途中、ふと近くにいた陽凪くんの髪に糸くずのようなものがついているのに気付く。
搬桌途中,我忽然发现身旁阳凪君的头发上沾着像是线头的东西。
取ってあげようと思って何気なく彼の頭へ手を伸ばすと――
心想帮他拿掉,便不经意地将手伸向他的头——
棗 陽凪「っ!?」
枣 阳凪「唔!?」
鈍い音を立てて、勢いよく払い落とされた。
一声闷响,我的手被猛地甩开。
露木 紗世「え……?」
露木 纱世「诶……?」
一瞬、何が起こったのか理解ができなかった。
一瞬间,我没能理解发生了什么。
けれど手にはじんわりと痛みが残っていて、これが現実なんだと認識する。
但手上残留的阵阵刺痛,让我意识到这并非错觉。
露木 紗世(さっきまで普通に話してたのに、どうして……?)
露木 纱世(明明刚才还在正常说话,为什么……?)
混乱しているのは陽凪くんも同じのようで、お互いに無言のまま見つめ合う。
阳凪君似乎也同样陷入了混乱,我们无言地对视着。
棗 陽凪「…………」
枣 阳凪「…………」
心なしか、彼は今にも泣き出しそうな表情をしているように見えた。
不知为何,他看起来一副快要哭出来的表情。
露木 紗世(もしかして、私が声もかけないでいきなり触ろうとしたから?)
露木 纱世(难道是因为我没打招呼就突然碰他?)
露木 紗世(だとしたら、ちゃんと謝らなきゃ……)
露木 纱世(如果真是这样,那得好好道歉才行……)
そう思うのに、喉が締めつけられたように声が出ない。
虽然这么想,喉咙却像被扼住一般发不出声音。

露木 紗世「私……叶多くんが、好き」
露木 纱世「我……喜欢叶多君」
露木 紗世「叶多くんと……番になりたい。だから……」
露木 纱世「想和叶多君……成为番。所以……」
瀬尾 叶多「っ……!」
濑尾 叶多「唔……!」
苦しげに息をつめながら、叶多くんは戸惑うように視線を彷徨わせた。
叶多君痛苦地屏住呼吸,视线困惑地游移不定。
その間にも身体の熱は増して、彼が欲しいという欲で頭がいっぱいになっていく。
这期间身体的温度不断攀升,脑中满是渴望他的念头。
露木 紗世(……でも、変なこと言ってないよね?)
露木 纱世(……不过,我没有说奇怪的话吧?)
露木 紗世(叶多くんだって、そのつもりで私と……)
露木 纱世(叶多君也是,是打算和我……)
腕から伝わる体温だけじゃなく、もっと叶多くんを感じたい。
不只是从手臂传来的体温,我想更多地感受叶多君。
今すぐ押し倒してしまいたい。
想现在就将他推倒。
その衝動を必死に抑えながら、彼の言葉を待つ。
我拼命压抑着这股冲动,等待着他的回应。
瀬尾 叶多「……分かった。紗世が、そうしたいなら」
濑尾 叶多「……明白了。纱世你希望这样的话」
理性を繋ぎながらなんとか頷きを返せば、そのままぎゅっと抱きしめられる。
他勉强维持着理智点了点头,随即就被紧紧抱住了。
瀬尾 叶多「紗世……」
濑尾 叶多「纱世……」
名前を呼ばれると同時に、叶多くんの指先がチョーカーに触れた。
被呼唤名字的同时,叶多君的指尖触碰到了颈链。
彼の意図を察して、そのまま指紋認証でチョーカーのロックを外す。
领会了他的意图,我随即用指纹认证解开了颈链的锁扣。
――あとは、結んであるリボンを解くだけ。
——接下来,只需解开系着的丝带。
瀬尾 叶多「っ……」
濑尾 叶多「唔……」
叶多くんはチョーカーを解きながら、首筋からうなじにかけて唇を滑らせていく。
叶多君一边解着颈链,一边将嘴唇从脖颈滑向后颈。
露木 紗世「あ……っ」
露木 纱世「啊……唔」
もどかしいくらいの感触に、大げさなほど肩が跳ねてしまう。
那令人焦灼的触感,让我的肩膀夸张地弹跳起来。
瀬尾 叶多「…………」
濑尾 叶多「…………」
ひどく優しく、どこか躊躇うように、叶多くんは首筋にキスを落とす。
叶多君极其温柔地、又带着些许犹豫,将吻落在我的脖颈上。
やがて、消え入りそうな声で呟いた。
片刻后,他用几不可闻的声音低语道。
瀬尾 叶多「……怖い、かも」
濑尾 叶多「……也许,有点害怕」
露木 紗世「怖い……?」
露木 纱世「害怕……?」
よく分からないまま叶多くんが言った言葉を繰り返せば、私を抱きしめる力が強くなる。
我还没搞懂就重复了他刚才的话,他抱紧我的力道便加重了。
瀬尾 叶多「…………」
濑尾 叶多「…………」
切羽詰まったような叶多くんの吐息が首筋に触れる。
叶多君那仿佛被逼到绝境的呼吸拂过我的脖颈。
けれどそれは、熱に浮かされているのが原因ではない気がした。
但那感觉,似乎并非是因为被热潮冲昏了头脑。
瀬尾 叶多「……ごめんね、紗世」
濑尾 叶多「……对不起啊,纱世」
露木 紗世「え……?」
露木 纱世「诶……?」
叶多くんの口から絞り出されたその声は、ひどく震えていた。
从叶多君口中挤出的那句话,颤抖得厉害。
けれど、疑問に思う間もなく――
然而,还没来得及感到困惑——
瀬尾 叶多「ん……っ」
濑尾 叶多「嗯……唔」
露木 紗世「っ……!」
露木 纱世「唔……!」
ふたりの熱が近付いて、そのまま重なり合っていく。
两人的热度彼此靠近,就这样交叠在一起。

――ゆらゆらと、身体が揺れている感覚がする。
——身体在轻轻地摇晃。
やがて背中に柔らかい感触がして、ベッドに降ろされたのだとぼんやり理解することが出来た。
随后背上传来了柔软的触感,我才隐约意识到自己是被放到了床上。
日下部 恭也「ん……」
日下部 恭也「嗯……」
唇が重なって、呼吸が混ざり合う。
双唇相叠,呼吸交融。
漏れる自分の声が耳の奥で響く。
我漏出的声音在耳膜深处回响。
その度に思考が溶けていって、羞恥も不安も曖昧になっていくのが分かった。
每一次,都让我的思考逐渐融化,羞耻与不安也变得模糊不清。
露木 紗世「恭也さ、もっと……」
露木 纱世「恭也先生,再……」
日下部 恭也「ふふ、必死で可愛い。でも焦らなくて大丈夫だよ」
日下部 恭也「呵呵,这么拼命真可爱。不过不用着急,没关系的」
日下部 恭也「――紗世ちゃんが求めるものは、全部あげる」
日下部 恭也「——纱世想要的,我都会给你」
日下部 恭也「…………」
日下部 恭也「…………」
また口をふさがれて、まるで恋人同士の行為みたいに指を絡める。
再次被封住双唇,我们的手指像恋人一般交缠在一起。
露木 紗世「っ……!」
露木 纱世「唔……!」
その手は徐々に下に降りていって、反射的につま先に力が入る。
那只手逐渐向下移去,我下意识地绷紧了脚尖。
おかしいくらいに熱い私の身体とは反対に、恭也さんの指先は少し冷たい。
与我热得不正常的身体相反,恭也先生的指尖有些凉。
けれど、私を溶かすように触れる彼の手つきにためらいは無かった。
然而,他那仿佛要将我融化的触碰,没有丝毫犹豫。
露木 紗世(こんなの、だめなはずなのに……)
露木 纱世(这样明明是不行的……)
どこに触れられても気持ちいいのに、もっと欲しくなってしまう。
明明无论被触碰哪里都很舒服,却还是想要更多。
露木 紗世「っ……ごめ、なさ……」
露木 纱世「唔……对不、起……」
日下部 恭也「……ん? どうして謝るの?何も悪いことしてないよ」
日下部 恭也「……嗯?为什么要道歉?你什么都没做错哦」
日下部 恭也「だって、仕方ないんだから。ごちゃごちゃ考えるだけ無駄じゃない?」
日下部 恭也「因为,这也是没办法的事嘛。想那么多不是白费力气吗?」
露木 紗世「で、も……」
露木 纱世「可、是……」
日下部 恭也「……大丈夫だよ。すぐにもっと訳分からなくしてあげるから」
日下部 恭也「……没事的。我马上就会让你更加无法思考的」
日下部 恭也「……だから、ね?安心して僕に身を委ねて」
日下部 恭也「……所以,好吗?安心地把自己交给我吧」
恭也さんの唇は、生理的に浮かんだ私の涙を拭った後――
恭也先生的唇,拭去我生理性涌出的泪水之后——
唇から首筋、鎖骨、そして胸元を伝って、やがて全身にキスを落とす。
从嘴唇到脖颈、锁骨,再到胸前,最终将吻落遍全身。
露木 紗世(このまま、ぜんぶ……)
露木 纱世(就这样,全部……)
周囲には相変わらず、おかしくなるほどの甘い匂いが充満していて。
周围依旧弥漫着令人迷乱的甜香。
たとえ、私が求めているのが【恭也さん】ではなく【目の前のアルファ】だとしても――
即使我渴望的不是【恭也先生】,而是【眼前的Alpha】——
とっくにぐずぐずになった頭では、そんなことは全く気にならなかった。
在早已混沌不堪的脑袋里,这种事根本无暇顾及。

理都は逡巡していたものの、やがて観念したように息を吐く。
理都犹豫了片刻,最终还是认命般地叹了口气。
そして、私に背を向けた状態で地面に膝をついた。
然后,他背对着我,跪在了地上。
露木 理都「ん」
露木 理都「嗯」
露木 紗世「……?」
露木 纱世「……?」
一瞬意味が分からず首を傾げたものの、すぐにハッとする。
我一时没反应过来,歪了歪头,随即恍然大悟。
露木 紗世「もしかしておんぶ?」
露木 纱世「难道是背我?」
露木 理都「それ以外何があるんだよ。いいからほら、さっさと――」
露木 理都「不然还能是什么。行了别废话,快点——」
露木 紗世「えいっ」
露木 纱世「嘿咻」
露木 理都「うわっ!?」
露木 理都「哇!?」
嬉しくなって背中に勢いよく抱き着くと、その拍子に理都の身体がぐらつく。
我一开心就猛地扑到他背上,理都的身体晃了一下。
けれど、倒れることなくしっかりと受け止めてくれた。
但他还是稳稳地接住了我,没有摔倒。
露木 理都「おまえなあ……。まあいいや、立つから暴れるなよ」
露木 理都「你真是……算了,我要站起来了别乱动啊」
露木 紗世「はーい」
露木 纱世「好——」
呆れた様子の理都に返事をして間もなく、目線が高くなった。
我刚应了声无奈的理都,视野就变高了。
理都は私を背中に乗せて、静かな夜道をゆっくりと歩き出す。
理都背着我,在安静的夜路上缓缓迈步。
見慣れた景色のはずなのに、理都と同じ目線で見ているからかいつもと印象が違っていた。
明明是看惯的景色,或许是因着和他处在同一高度的缘故,感觉与往日不同。
露木 紗世「重くない?」
露木 纱世「不重吗?」
露木 理都「重い」
露木 理都「重」
露木 紗世「えー、ひどい……」
露木 纱世「诶——太过分了……」
露木 理都「どこがひどいんだよ。聞かれたから素直に答えただけ」
露木 理都「哪里过分了。是你问我才老实回答的」
露木 紗世「だとしても、こういう時は『すごく軽いよ、ちゃんとご飯食べてる?』って言わなきゃ駄目なんだよ」
露木 纱世「话虽这么说,这种时候应该说『非常轻哦,有好好吃饭吗?』才对吧」
露木 理都「姉さんは毎日しっかり飯食ってるだろ」
露木 理都「你不是每天都有好好吃饭吗」
露木 紗世「う……確かに……」
露木 纱世「唔……确实……」
反論のしようもなくうなだれていると、理都が歩みを止めて私の身体を抱え直す。
我无法反驳,垂下了头,理都停下脚步重新调整了背我的姿势。
露木 理都「ずり落ちてきて歩きにくいから、もっとちゃんと首に腕回せ」
露木 理都「你往下滑了,不好走,把手好好环到我脖子上」
露木 紗世「はーい」
露木 纱世「好——」
言われたとおり、理都の首にぎゅっと腕を回す。
我照他说的,紧紧搂住了他的脖子。
だいぶ蒸し暑いのに、密着するのが全然嫌じゃなかった。
明明天气相当闷热,我却丝毫不觉得贴近他有什么不好。
露木 紗世「理都のおんぶ、ひさしぶりだね。昔はよくしてくれたのに」
露木 纱世「好久没被理都背过了。以前你经常背我的」
露木 理都「……言うほど何回もしたことないだろ」
露木 理都「……哪有你说的那么多次」
露木 紗世「あれ、そうだっけ?」
露木 纱世「咦,是吗?」
昔の記憶をたどって言ったはずなのに、あっさり否定されてしまった。
我明明是循着记忆说的,却被他一口否认了。
露木 理都「そうだろ。ガキの頃の公園での鬼ごっこと中学の頃の運動会前の練習で姉さんが派手にすっころんだ時くらい」
露木 理都「是吧。也就小时候在公园玩捉迷藏,还有中学运动会前练习时你狠狠摔了一跤那次」
露木 紗世「あー、そんなことあったかも!理都って記憶力すごいね」
露木 纱世「啊——好像是有那么回事!理都你记性真好」
露木 理都「はあ、まじで酔っ払いの相手疲れる……」
露木 理都「唉,跟醉鬼打交道真累……」

山科 瑛「待って、紗世ちゃん落ち着いて……!」
山科 瑛「等等,纱世你冷静点……!」
露木 紗世「っ……ごめんなさ、でも……!」
露木 纱世「唔……对不、起,可是……!」
山科さんは声を荒げて、私の身体を引きはがそうとしてくる。
山科先生提高了音量,想要将我拉开。
それでも、私の本能は彼を求めて離そうとしてくれない。
然而我的本能渴求着他,不愿放开。
山科 瑛「っ……どこかぶつけたりしたらごめん。でも、今は手加減できない」
山科 瑛「唔……要是撞到什么地方了对不起。但现在我没法手下留情」
山科さんは強引に身をよじって片手で私の肩をつかみながら、反対の手で持っていたものを口に含む。
山科先生强行扭过身,一只手抓住我的肩膀,另一只手上拿着的东西送进了自己嘴里。
露木 紗世「……!?」
露木 纱世「……!?」
そして、抵抗する間も無く彼はすごい力で私を床に押し倒した。
随即,没等我挣扎,他便用惊人的力气将我按倒在地。
山科 瑛「……っ」
山科 瑛「……唔」
露木 紗世「っ、ん……」
露木 纱世「唔、嗯……」
そのまま唇が重なって、舌で強引に口を開かされる。
随即双唇相叠,他用舌头强行撬开了我的嘴。
その直後、液体が入り込んでくる感覚がした。
紧接着,我感到有液体被送了进来。
露木 紗世「……!?」
露木 纱世「……!?」
反射的に舌で押し戻そうとしてしまい、口に収まりきらなかった液体が溢れて顎を伝っていく。
我本能地想用舌头推回去,口中没容下的液体溢出,顺着下巴流淌而下。
山科 瑛「……こら、零しちゃ駄目だよ」
山科 瑛「……喂,不能洒出来哦」
山科 瑛「大丈夫、怖いものじゃない。……だから、全部飲んで」
山科 瑛「没事的,不是可怕的东西。……所以,全喝下去」
山科 瑛「ん……」
山科 瑛「嗯……」
露木 紗世「んん……!」
露木 纱世「唔唔……!」
液体が喉を伝う感覚と、押さえつけられた手首の熱。
液体流过喉咙的感觉,与手腕被按住的热度。
そして、柔らかくて心地いい唇の感触。
还有柔软舒适的嘴唇触感。
それらを受け止めながら、やっぱり頭に浮かぶのは彼を求める欲望だけだった。
承受着这一切,脑中浮现的,果然仍旧只有渴求他的欲望。
❖ 特典
『酔いどれひとりじめタイム』
『醉鬼独占时光』
ラプレミディでお酒を飲んでいた面々。
在La Premidi喝酒的一行人。
みんなが酩酊するカオスな空間に主人公が遅れてやってきたことで、彼女の奪い合いが始まってしまう。
在众人烂醉如泥的混乱空间中,主角姗姗来迟,由此引发了一场对她的争夺战。
そこで恭也が提案したのは、みんなで順番に主人公をひとりじめしよう、というもので……!?
于是恭也提议:大家轮流独占主角……!?

棗陽凪「あの、あんまこっち見ないで。俺、いま絶対変な顔してるから」
枣阳凪「那个,别老看着我。我现在,肯定是一脸奇怪的表情」
瀬尾叶多「……ん? 抱きしめてるだけだよ。さっきもしたでしょ?」
濑尾叶多「……嗯?只是抱着而已哦。刚才不也抱了吗?」
日下部恭也「まあいいや、酔っ払いのお世話係をした役得ってことで」
日下部恭也「算了算了,就当是照顾醉鬼的额外福利吧」
露木理都「油断しすぎ。そんなんだから、あいつらに付け入られるんだよ」
露木理都「你也太掉以轻心了。就因为这样,才会被那帮家伙钻空子啊」
山科瑛「こっちおいで。ボクがキミのこと抱っこしてあげる」
山科瑛「到这儿来。我来抱抱你」
『彼女の睡眠不足を解消しようの会』
『帮她消除睡眠不足之会』
最近寝不足の主人公。
最近睡眠不足的主角。
心配した面々は、彼女の寝不足を解消する会を開くことに。
担心她的一行人,决定召开帮她消除睡眠不足之会。
安眠法をいくつか挙げた後、やはりいちばん良いのは添い寝ではという結論に至る。
列举了几种安眠方法之后,众人得出结论:果然最好的方法还是陪睡。
その後、順番に主人公に添い寝していくことになり……!?
于是,大家开始轮流陪主角睡觉……!?

棗陽凪「……じゃあせめて、布団はおまえとはんぶんこな」
枣阳凪「……那至少,被子分你一半」
瀬尾叶多「こんなにくっつくのはさすがにちょっと……というか、だいぶ照れるね……」
濑尾叶多「贴得这么近果然还是有点……不对,是非常让人不好意思呢……」
日下部恭也「君がベッドに入るたびに僕のこと思い出してくれるでしょ?」
日下部恭也「每次你上床睡觉的时候,都会想起我的,对吧?」
露木理都「こんな状況で安心するって、言われでく俺が喜ぶとでも思ってるのかよ」
露木理都「在这种状况下说安心,你以为我会高兴吗?」
山科瑛「キミを抱き枕にすることの何が悪いの?」
山科瑛「把你当抱枕有什么不好的?」
『瑛先生のわくわく科学教室』
『瑛老师的有趣科学教室』
夏休みに子供向けの科学教室を行うことになった瑛は、陽凪と理都に練習台として実験に付き合ってもらうことに。
决定在暑假为孩子们举办科学教室的瑛,找来阳凪和理都当陪练,让他们陪自己进行实验。
楽しいはずの実験は、次第に不穏な気配を帯びていき……!?
本应愉快的实验,却逐渐带上了不安的气息……!?

棗陽凪「あ、はい瑛先生!質問質問!」
枣阳凪「啊,到我了瑛老师!提问提问!」
露木理都「あんたと爆発って、いちばん掛け合わせたら駄目なやつだろ」
露木理都「把你和爆炸扯一块儿,这不是最不该有的组合吗」
山科瑛「これが実験用に準備した装置です。てて一ん」
山科瑛「这是为实验准备的装置。当当——」
『※マフィアとヤンデレは別物です』
『※黑手党和病娇是两码事』
ラプレミディが、とあるドラマ撮影で使用されることに。
La Premidi要被用来拍摄某部电视剧了。
内容は元マフィアの男が美味しいごはんに癒しを求める物語らしい。
内容似乎是讲述一位前黑手党男子通过美食寻求治愈的故事。
そもそもマフィアとは……? という話になった面々は各自が思うイメージを語っていくが、ことごとく不穏なものばかりで……。
众人聊起“话说回来黑手党是……?”这个话题,开始各自谈论自己心目中的印象,结果全都是些令人不安的描述……

瀬尾叶多「俺がずっと、一生……君のことを大切にしてあげるからね」
濑尾叶多「我会一直,一辈子……都好好珍惜你的」
日下部恭也「人間ってね、快楽で尊厳を ぐちゃぐちゃにされたら、 けっこうあっさり心が折れるものなんだよ」
日下部恭也「人呢,一旦尊严被快感弄得乱七八糟,心可是会相当轻易就崩溃的哦」
山科瑛「現実のキミはこんなに惨めでかわいそうなんだから、夢の中でくらい良い思いができるといいね?」
山科瑛「现实的你是这么凄惨又可怜,至少在梦里能让你舒服一点就好了呢?」
『弟枠、争奪戦』
『弟弟之位争夺战』
主人公とけんかをしてしまった理都。
理都和主角吵了一架。
陽凪と恭也が姉弟げんかをうらやましがったことをきっかけに、なぜかどちらが主人公の弟にふさわしいかという論争に発展していく。
以阳凪和恭也羡慕这场姐弟吵架为契机,不知为何竟发展成争论谁更适合当主角的弟弟。

棗陽凪「あ、姉ちゃん。ごめん、起こしちゃったか?」
枣阳凪「啊,姐。抱歉,把你吵醒了吗?」
日下部恭也「お姉さんに触れて、確かめてみてもいい?」
日下部恭也「可以摸摸姐姐你,确认一下吗?」
露木理都「うらやましいとか言うなら、あんな姉さんくれてやる」
露木理都「要是说什么羡慕的话,就把那样的姐姐送给你好了」
『理想と欲望のデートプラン談義』
『理想与欲望的约会方案谈议』
大学の友人から『彼女との初デートはどこがいいか』という相談を受けた理都。
理都受到了大学朋友的咨询,问他『和女友的第一次约会去哪里好』。
真面目に考える気がない理都に叶多と恭也が苦言を呈した結果、それぞれが理想のデートプランを考えることになってしまい……!?
叶多和恭也对根本没打算认真考虑的理都提出了批评,结果演变成大家各自开始构思理想的约会方案……!?

瀬尾叶多「うなじが見えたから、ついキスしたくなっちゃった」
濑尾叶多「因为看到你的后颈,就忍不住想亲了」
日下部恭也「ぴっくりした?でも、キスするなら今のうちかなって」
日下部恭也「吓到了?不过我想,要亲的话就趁现在了」
露木理都「なんだよ、おやすみのキスって…… 馬鹿じゃねえの」
露木理都「搞什么啊,晚安吻什么的……你傻不傻啊」
『ある晴れた日の午後、屋上にて』
『某个放晴的午后,在天台上』
主人公の招集で空き教室に集まった面々。
在主角的召集下,众人聚集在空教室里。
そこで、主人公は授業をサボってみたいとみんなを誘う。
在那里,主角提出想翘课试试,并邀请大家一起。
その日の午後、屋上で行われるサボりの内容とは……。
那天下午,在天台上进行的翘课内容究竟是……。

棗陽凪「じゃあ、サボり実行は今日の5限に決定!」
枣阳凪「那好,翘课就定在今天第五节课执行!」
瀬尾叶多「屋上で昼寝なんて、サボりの代名詞って感じだね」
濑尾叶多「在天台午睡,感觉就像是翘课的代名词呢」
露木理都「サボりの空気に影響されて、感傷に浸りたくなったか?」
露木理都「被翘课的氛围影响了,想多愁善感一下吗?」
『男3人で闇鍋やるだけ』
『只是三个男人搞暗锅』
『みーちゅーぶ』で闇鍋動画を見た瑛。
瑛在『MiiTube』上看了暗锅视频。
叶多と恭也を誘い、実際にやってみることに。
他邀请了叶多和恭也,打算实际尝试一下。
何も見えない暗闇の中、鍋から出てくる食材とは……?
在伸手不见五指的黑暗中,从锅里捞出的食材究竟是……?

瀬尾叶多「え、今食べ物にあるまじき音がしませんでしたか……!?」
濑尾叶多「诶,刚刚是不是发出了食物不该有的声音……!?」
日下部恭也「あとは美味しくいただくだけだよ?美味しいかは分からないけど」
日下部恭也「接下来就只管享用了哦?虽然好不好吃就不知道了」
山科瑛「えっと、まず鍋と複数の人間と食材を用意するでしょ」
山科瑛「呃,首先呢,要准备好锅、几个人,还有食材对吧」
❖ 系统
✧人物選択
✧角色选择

本作ではルートによって主人公の過去が異なるため、まず初めに攻略するキャラを選択してからゲームを開始します。
在本作中,主角的过去会根据路线不同而有所差异,因此游戏开始时,需首先选择要攻略的角色。
共通ルートでは全キャラと交流しつつ、冒頭で選択したキャラとの個別イベントも発生。
在共通路线中,可以与所有角色进行交流,同时也会触发在开头所选角色的个别事件。
共通ルート終了後に、個別ルートに進行します。
共通路线结束后,将进入个别路线。
✧過去パート
✧过去篇

ストーリー中で何度か発生する、主人公と攻略対象キャラの過去の出来事を描くパートです。
这是故事中会多次出现的,描绘主角与可攻略角色过去经历的部分。
このパート中はキャラたちが過去の姿で登場します。
在这个部分中,角色们会以过去的形象登场。
LeSS
LeSS

ストーリー中で登場するメッセージアプリです。
故事中登场的即时通讯应用。
キャラとのやりとりを見ることができます。
可以查看与角色间的互动消息。
❖ 音乐
「青が灯る」
riya(eufonius)
作詞:riya(eufonius)
作曲・編曲:myu
インディビジュアルミュージック株式会社/REAL AKIBA RECORDZ
プロフィール
个人简介
2004年にeufoniusとしてメジャーデビュー。
2004年以eufonius名义主流出道。
透き通るような心地よい歌声が各方面で話題になり、デビュー以降数々のアニメ&ゲーム主題歌を担当。
其清澈通透、令人舒适的歌声在各界引发话题,出道以来担任了众多动画及游戏的主题曲演唱。
代表曲にTVアニメ「true tears」主題歌「リフレクティア」、PCゲーム&TVアニメ「CLANNAD」主題歌「メグメル」等。
代表曲有TV动画「true tears」主题歌「反射的泪光」、PC游戏&TV动画「CLANNAD」主题歌「欢乐岛」等。
ソロ活動でも「FINAL FANTASY LEGENDS」主題歌「セカイノユクエ」、「ISLAND」主題歌「Traveler’s tale」、「リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~」主題歌「クローマ(歌:riya・Ceui)」「キャンバス」、「グリザイア ファントムトリガー」vol.7 EDテーマ「黎明のエリュシオン」、「セブンスドラゴンIII code:VFD」挿入歌「終撃のイグニト feat. riya(eufonius) 」等の歌唱を担当。
在个人活动中,也演唱了「FINAL FANTASY LEGENDS」主题歌「世界之去向」、「ISLAND」主题歌「Traveler’s tale」、「莉迪&苏瑞的炼金工房 ~不可思议绘画的炼金术士~」主题歌「クローマ(歌:riya・Ceui)」「キャンバス」、「灰色:幻影扳机」vol.7 ED主题歌「黎明のエリュシオン」、「第七龙神III code:VFD」插曲「終撃のイグニト feat. riya(eufonius) 」等歌曲。
その他声優や様々なアーティストへの作詞提供&コーラス参加等、幅広く活動中。
此外,还为声优及众多艺人提供作词、参与和声等,进行着广泛的活动。
コメント
寄语
今回お声がけいただき、OPテーマ「青が灯る」の歌唱と作詞、EDテーマ「ここから」の作詞を担当させていただきました。
此次承蒙邀约,负责演唱及创作了OP主题歌「青が灯る」,并为ED主题歌「ここから」作词。
OPテーマは、昔一緒に活動していたmyuさんとの久々のタッグということで、彼女らしい爽やかさもあり切なさもある独特のサウンドを感じながら、止まらない気持ちと前向きな未来を歌いました。
OP主题歌,是与昔日一同活动过的myu小姐久违的再次联手。一边感受着那独具她风格的、兼具清爽与苦涩的独特音色,一边唱出了无法抑制的心情与积极的未来。
EDテーマは、共に歩いていくことを選んだ、優しくも強い決意の歌になっています。
ED主题歌,则是一首歌唱选择了携手同行,温柔而又意志坚定的歌曲。
どちらの楽曲も、ゲームをプレイしたみなさんの心に少しでも残るといいな、と思いながら書いたり歌ったりしました。
在创作和演唱这两首歌曲时,我都怀着希望能多少留在游玩游戏的各位心中的想法。
ゲームと同じく長く楽しんでいただけたら嬉しいです。
若能像游戏一样,长久地被大家喜爱,我将不胜欣喜。
「ここから」
八木ましろ
作詞:riya(eufonius)
作曲・編曲:酒井祐輝
インディビジュアルミュージック株式会社
プロフィール
个人简介
12月9日生まれ。東京都出身。MILLENNIUM PRO 所属。
12月9日出生。东京都出身。隶属于 MILLENNIUM PRO。
2018年に『けものフレンズ』の新ユニットオーディションに合格し、カタカケフウチョウ役としてデビューすると同時に、声優ユニット「Gothic×Luck」のメンバーとしても活動を開始。
2018年通过了『兽娘动物园』的新组合选拔,以雕鸮一角出道,同时作为声优组合「Gothic×Luck」的成员开始活动。
その後ユニットの活動終了を経て、2025年に開催された「二夜限りの復活ライブ」にて、ソロプロジェクトの始動を発表した。
之后在组合活动结束后,于2025年举办的「仅限两夜的复活演唱会」上,宣布启动个人企划。
アニメ『けものフレンズ2』カタカケフウチョウ役、舞台『Identity V STAGEシリーズ』彫刻師(ガラテア)役、メディアミックスプロジェクト『らぶフォー』竹部聖月役、その他映像作品にも出演している他、Twitchにてストリーマーとしても活動しており、eスポーツ応援プロジェクト「声優e-Sports 部」への加入など、活躍の幅を広げている。
出演作品包括动画『兽娘动物园2』雕鸮一角、舞台剧『第五人格 STAGE系列』雕刻师(伽拉泰亚)一角、跨媒体企划『Love Four』竹部圣月一角,以及其他影像作品。此外,还作为主播活跃于Twitch,并加入了电子竞技应援项目「声优e-Sports 部」,不断拓展着活跃领域。
コメント
寄语
「君に惑い、君に溺れる。」のEDテーマ「ここから」を担当させていただきました、八木ましろです。
我是负责「君に惑い、君に溺れる。」ED主题歌「ここから」的八木真白。
オトメイト作品はもちろんプレイさせていただいたことのある人生でしたので、オメガバースを扱う新プロジェクトと聞きとても驚いたと同時に、オトメイトさんの新たな門出である作品のEDを担当させていただくことができてとても光栄に思っています。
Otomate的作品我当然玩过,早已是人生的一部分,所以听说这个涉及 ABO 世界观的新企划时,感到非常惊讶,同时也为自己能够负责Otomate崭新出发之作的ED主题歌,感到无比荣幸。
最初に頂いた資料が水や海の絵が含まれていたので、レコーディングの際は海をイメージしていました。
最初收到的资料中包含了水和海的图案,所以录音的时候,我脑海中浮现的是大海。
広い海に1人で沈んでいる孤独感、体に感じる水の重さ、ふと顔をあげると水面に見える月の光。
独自沉入广阔大海的孤独感,身体感受到的水的沉重,偶然抬头时,在水面看到的月光。
その光を求めて手を伸ばし、まだ見ぬ世界の広さに初めて目を向けられた……抽象的ですが、番(つがい)や愛する人と出会えた瞬間にも通ずるものがあるのではないでしょうか。
向着那束光伸出手,第一次将目光投向那未知世界的广阔……虽然说得有些抽象,但这或许与遇到自己的番、遇到心爱之人的瞬间也有相通之处吧。
透明感のある曲調と造語であるriya語も相まって、幻想的な世界観の曲になっています。
富有透明感的曲调,加上作为造语的riya式歌词,共同造就了这首充满幻想世界观的歌曲。
皆さんが、EDのその先を想像して「ここから」もさらに楽しんでいただけますように。
愿大家能在想象ED之后故事的同时,更加享受这首「ここから」。
市川 淳
市川 淳
プロフィール
简介
作曲家/株式会社Julydex代表取締役
作曲家/株式会社Julydex 代表董事
洗足学園音楽大学 講師
洗足学园音乐大学 讲师
神奈川県出身
神奈川县出身
東京音楽大学作曲科 卒業
东京音乐大学作曲科 毕业
アニメ・ドラマ・映画・ゲームなどのサウンドトラックの作曲、アーティストや声優への楽曲提供、CM音楽やTV番組BGMの制作などを中心に活動
主要活动包括为动画、电视剧、电影、游戏等创作原声音乐,向艺人与声优提供乐曲,以及制作广告音乐、电视节目BGM等。
公式サイト https://julydex.com/
官方网站 https://julydex.com/
コメント
寄语
この作品が描く「愛の痛みと葛藤」に寄り添うように、登場人物たちの心の揺らぎや関係の温度差を、音楽で繊細に描き出すことを意識しました。
为了贴近这部作品所描绘的「爱的痛楚与纠葛」,我有意识地用音乐细腻地勾勒出登场人物内心的动摇以及他们之间关系的温度差异。
静寂の中に漂う緊張や、触れることのできない想いの距離、作品の中に漂う空気感やキャラクターの感情・感覚を音として形にすることを目指しました。
我力求将作品中那弥漫于寂静中的紧张感、无法触及的思念距离、以及萦绕在作品中的氛围与角色的情感、感受,以声音的形式具象化。
物語を進めるうちに、音楽が登場人物の心の奥を、少しずつ照らしていくように感じていただけたら嬉しいです。
若各位在推进故事的过程中,能感到音乐正一点点照亮登场人物内心深处,我将不胜欣喜。
この作品が、プレイした皆様の心に長く残る作品になることを願っております。
衷心祈愿这部作品,能长久地留在每一位游玩过的各位心中。
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