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聖女をやめるため恋をする。——いいや。恋も救国も果たしてみせるさ。
为了卸下圣女之名而恋爱。——不。恋爱也好救国也罢,我都要完成给你看。

遥か昔、ヨーロッパの二国が始めた戦争。
很久很久以前,由欧洲两个国家开启的一场战争。

発展する神秘と技術を用いた戦いは今もなお続き、すでに千年が経とうとしている。
这场运用了不断发展的神秘与技术的战斗,至今仍在持续,即将迎来千年之期。

時は西暦2400年。
时为公元2400年。

救国の聖女、ジャンヌ・ダルクの存在も次代次代へと継がれていく中で形骸化していた。
救国圣女——贞德的存在,在一代又一代的传承之中,也已流于形式,徒具其名。

【聖女の加護】を受けて田舎に生まれ落ちた17代目ジャンヌ・ダルク。
继承了【圣女加护】、在乡下诞生的第十七代贞德。

彼女の願いはただひとつ――聖女なんてやめたい。
她的愿望只有一个——不想再当什么圣女了。

彼女は知る。
她知晓一个秘密。

救国に導くか、恋をすることで聖女はその力を失う……と。
无论是引导国家走向救国之路,还是陷入恋爱,圣女都会因此失去力量……

「そうだ。救国の条件を探しながら恋をすれば最終的に聖女をやめられるじゃないか」
「对啊。只要一边寻找救国的条件,一边谈个恋爱,最后不就能不当圣女了吗?」

戒めの鎖をかけられた破天荒聖女は聖女をやめるため、槍を片手に戦場を駆ける!
被施加了戒律之锁的破天荒圣女,为了卸下圣女的重担,手持长枪,驰骋于战场之上!

――この恋は、鎖で縛れるほど容易くない。
——这份爱恋,可没那么容易被锁链束缚。

❖ 世界观

エクスラトル
艾克斯拉特罗


主人公が暮らし、純愛を司るGodが守護している国。
主角所生活的国度,由司掌纯爱的神God所守护。

隣国のリージェネートと千年に渡り争っており、想術と呼ばれる神の神秘が発展している。
与邻国利杰纳特持续了千年的战争,发展出了被称为“想术”的神之秘术。

華やかだが自然も豊かで、陽気な国民が多い。
城市繁华却又自然丰饶,国民大多性格开朗。

リージェネート
利杰纳特


長きに渡りエクスラトルと争っている隣国。
是与艾克斯拉特罗长年交战的邻国。

想術よりも機械技術が発展しており、街並みも堅実で無機質な雰囲気を醸し出している。
比起想术,机械技术更为发达,街景也透出坚实而无机质的气息。

国王が不在なため、現在は異端審問官のノックスが統治している。
因国王不在位,目前由异端审问官诺克斯统治。

パラル村
帕拉尔村


主人公とリーズが育った村。
主角与利兹成长的村庄。

歴代のジャンヌ・ダルクの多くはこの村の出身で、ワインが名産品。
历代贞德大多出身于此村,葡萄酒是当地的特产。

竜盟塔
龙盟塔


エクスラトルとリージェネートの国境を跨るように存在している学術都市。
横跨艾克斯拉特罗与利杰纳特两国国境而存在的学术都市。

想術派と機械派に分かれて様々な研究がされており、両国の知識と技術が集っている。
分为想术派与机械派,进行着各式各样的研究,汇聚了双方国家的知识与技术。

初代ジャンヌ・ダルクと心竜が両国の安寧のために作ったとも言われている。
据传是由初代贞德与心龙为祈两国安宁而建。

想術
想术


この世界に浸透している神秘の術。
浸透于这个世界的秘术。

各地に存在する神に祈りを捧げ、自らの感情をエネルギーとして行使することで様々な恩恵を得られる。
通过向存在于各地的神明祈祷,将自身情感作为能量加以行使,可以获得各种恩惠。

「純愛」「憤怒」「享楽」「狂愛」「悲哀」の五柱が存在しており、想術によって行使する恩恵を「術式」と呼ぶ。
存在着「纯爱」「愤怒」「享乐」「狂爱」「悲哀」五柱神明,通过想术行使的恩惠被称为「术式」。

聖刻
圣刻


どの国にも属さずに、五柱を信仰している組織。
不属于任何国家、信仰五柱神的组织。

各国に聖堂が置かれ、聖女たちの誕生と継承を見守り、補助や相談役を担っている。
在各国内设有圣堂,守护着圣女们的诞生与传承,承担着辅助与顾问的职责。

ヴァーデスはここに所属している。
瓦迪斯便隶属于此。

千年戦争
千年战争

エクスラトルとリージェネートが現在の国名になる前から続いている戦い。
自艾克斯拉特罗和利杰纳特改为现今国名之前便一直持续的战争。

しかし千年も戦いが繰り広げられている影響か、因縁を理由に惰性で続けられているような状況でもある。
然而,或许是受到战争持续了千年之久的影响,如今也有种以宿怨为由、凭惯性延续下去的感觉。

神と聖女
神与圣女

五柱の神は別の土地を守護しており、それぞれ対になる聖女が存在している。
五柱神明各自守护着不同的土地,并分别有一位与之对应的圣女存在。

聖女は神が守護する土地を守るために戦いに出るが、現在は「純愛」と「狂愛」以外は想術を残して眠りについているためエクスラトルとリージェネートだけ聖女がいる状態。
圣女为守护神明所守护的土地而出战,但如今除「纯爱」与「狂爱」之外的神明,均已留下想术陷入沉睡,因此仅有艾克斯拉特罗与利杰纳特仍有圣女存在。

恋の鎖
恋之锁

聖女をやめさせないためにGodが主人公にかけた戒め。
God为了不让圣女卸任而施加于主角的戒律。

主人公が誰かに恋心を抱きそうになると現れ、激しい痛みを与えてくる。
当主角对某人萌生恋慕之心时便会显现,带来剧烈的痛楚。

主人公が恋をした相手、そして主人公に恋心を抱く男性にも見えるようになる厄介な代物。
是一种麻烦的东西,会让主角恋上的对象,以及爱上主角的男性也能看见它的存在。

魔女
魔女

ひとつは、異端審問にかけられて処刑される聖女に押される烙印。
其一,是烙印在遭受异端审判而被处刑的圣女身上的印记。

もうひとつは、神の加護を受ける人間を殺して回る組織・オーズに所属する女性を指している。
其二,指的是属于组织“奥兹”、四处猎杀受神庇护之人的女性。

オーズは嘆ク者を従えており、所属する魔女は人間とはかけ離れた力を持っている。
奥兹驱使着“悲叹者”为其效力,其所隶属的魔女,拥有着远超人类的力量。

心竜
心龙

かつて人間と竜は共存していたという伝説があり、その中でも何千年と生きる中で神に等しい力を持った個体を心竜と呼んでいる。
传说人类与龙曾于远古共存,其中存活数千年、拥有匹敌神明之力的个体,被称为心龙。

❖ 角色


ソフィア
索菲娅

破天荒聖女 17代目ジャンヌ・ダルク
破天荒圣女 第十七代贞德

「——違うな。 私は皆を従えるんじゃない、共に行くんだ」
「——不对。我不是要统领大家,而是要和大家一同前行」

17代目ジャンヌ・ダルク。
第十七代贞德。

エクスラトルの救国を定められた女性だが、聖女をやめたいと心から思っている。
她是被命运选定要拯救艾克斯拉特罗国的女性,却由衷地想要卸下圣女的重担。

自信家で大胆不敵な性格をしており、信仰や純真とは無縁。
性格自信且大胆无畏,与信仰和纯真无缘。

恋愛は自覚すると全力でアプローチする肉食系だが、超がつくほどの恋愛初心者。
在恋爱方面,一旦察觉自己的心意便会全力出击,是肉食系女子,但同时也是极其不折不扣的恋爱新手。

年齢 24歳
年龄 24岁

身長 169cm
身高 169cm

肩書 聖女
头衔 圣女


リーズ・ルネ・シャナ
利兹·卢内·沙纳

聖女の麗しき従者
圣女的俊美仆从

「行きましょう、おれのジャンヌ・ダルク。多くの嘆きから、人々を守るために」
「走吧,我的贞德。为了将人们从无尽的悲叹中拯救出来」

代々ジャンヌ・ダルクに仕える従者の家系で育った、主人公の幼馴染。
在代代侍奉贞德一族的仆从世家中长大的,主角的青梅竹马。

優しく慈愛に満ちており、見目も麗しい青年。
是一位温柔且充满慈爱、容貌也俊美的青年。

従者として主人公を守る立場にあるのだが、主人公の方が心身ともに強すぎて、守られることのほうが多い。
虽然身为仆从,理应保护主角,但主角无论身心都过于强大,反倒是他被保护的时候更多。

年齢 25歳
年龄 25岁

身長 181cm
身高 181cm

肩書 17代目ジャンヌ・ダルクの従者
头衔 第十七代贞德的仆从


レクス・ド・クラーシェル
雷克斯·德·克拉谢尔

民を想う実直騎士
心系民众的耿直骑士

「このレクス・ド・クラーシェル。貴女の行く道を切り拓く、振りの剣となりましょう」
「我,雷克斯·德·克拉谢尔。愿成为为您开辟前行之路的先驱之剑」

エクスラトル騎士団に所属する騎士。
隶属于艾克斯拉特罗骑士团的骑士。

爽やかな容姿に丁寧な口調で責任感も強いため、見た目だけなら【理想の騎士】。
因其爽朗的容貌、礼貌的语调以及强烈的责任感,单从外表而言,堪称【理想中的骑士】。

しかし、民の命を守るためなら手段は選ばず、騎士道にそぐわない戦闘も行う。
然而,为了守护民众的生命,他会不择手段,甚至会进行不符合骑士道的战斗。

年齢 21歳
年龄 21岁

身長 185cm
身高 185cm

肩書 エクスラトル騎士団・騎士
头衔 艾克斯拉特罗骑士团·骑士


ヴァーデス
瓦迪斯

女性にだけ誠実な神官
只对女性真诚的神官

「僕は女性の命に対して、 神様よりも誠実であると自負してるよ?」
「对于女性的生命,我自认比神明更加真诚哦?」

五柱を信仰する【聖刻】に所属する神官。
隶属于信仰五柱神的【圣刻】组织的神官。

仕事より女性の命や立場を守ることを優先しているため軽薄で軟派な印象を持たれがちだが、ジャンヌ一行に振り回される苦労人でもある。
因为比起工作,他更优先保护女性的生命和立场,所以常给人留下轻浮、软派的印象,但他也是个被贞德一行人折腾得团团转的劳碌命。

年齢 22歳
年龄 22岁

身長 175cm
身高 175cm

肩書 聖刻所属・神官
头衔 圣刻所属·神官


フラトニス・ライラプス
弗拉特尼斯·莱拉普斯

愛と忠誠に生きる敵国の強者
为爱与忠诚而活的敌国强敌

「きっとお前はオレと出会うために、強き聖女として生まれてきたのだ!」
「你一定是为与我相遇,才作为强大的圣女而生的!」

敵国・リージェネートで1、2を争う実力を持つ騎士。
在敌国·利杰纳特拥有数一数二实力的骑士。

ストレートな感情表現を好み、回りくどいことが苦手。
喜欢直截了当的感情表达,不擅长拐弯抹角。

主人公に真正面から勝負を挑んだ際、美しさと強さに一目惚れして以来猛アプローチをかけてくるように。
在向主角正面挑战之时,对其美丽与强大一见钟情,自那以后便开始猛烈追求。

年齢 26歳
年龄 26岁

身長 180cm
身高 180cm

肩書 リージェネート騎士団・騎士
头衔 利杰纳特骑士团·骑士


クロノール
克罗诺尔

辛辣な孤高の傭兵
言辞刻薄的孤高佣兵

「バカが。 インチキ聖女なんぞを信じやがって」
「傻瓜。居然相信那种冒牌圣女」

どの国にも属さず、傭兵として各地を旅してきた銃使いの青年。
不属于任何国家,作为佣兵游历各地的用枪青年。

偏屈・不愛想・毒舌・辛辣が揃ったひねくれ者で、他者に部下のように扱われることが大嫌い。
是个集倔强、冷淡、毒舌、辛辣于一身的别扭之人,极度厌恶被他人像对待部下一样使唤。

言うことははっきり言う性格だが、冷静な価値観も持っている。
虽然说话直言不讳,但也持有冷静的价值观。

年齢 32歳
年龄 32岁

身長 179cm
身高 179cm

肩書 傭兵
头衔 佣兵


God
God

ジャンヌを見守るGod
守护着贞德的God

「God、只今降臨! ほらしっかり崇めて、拍手拍手!」
「God,此刻降临!来,好好崇拜我吧,鼓掌鼓掌!」

歴代のジャンヌ・ダルクに加護を与えてきた自称【God】。
自称赐予历代贞德加护的【God】。

仕事も適当で肝心な時に役に立たないポンコツ。
工作马虎,关键时刻派不上用场的废柴。

立場や神々しさとは裏腹に、気さくで陽気な性格。
与其地位和神圣感相反,性格平易近人且开朗。

小さい頃から主人公を見守っており、彼女の夢に現れたり、あまり身にならないアドバイスをしてくれる。
从主角小时候就一直守护着她,会出现在她的梦中,给她一些没什么实际用处的建议。

主人公に【恋の鎖】の戒めをかけた張本人。
是对主角施下【恋之锁】戒律的始作俑者。

年齢 ???歳
年龄 ???岁

身長 175cm
身高 175cm

肩書 God
头衔 God


リビティナ
莉比蒂娜

「アナタは聖女で、ワタシは魔女。戦う理由はそれだけで充分」
「你是圣女,我是魔女。战斗的理由,仅此便已足够」

聖女を殺して回る組織・オーズを代表する魔女。
四处猎杀圣女的组织——奥兹的代表魔女。

表情に乏しく、無気力な少女。
是位表情匮乏、无精打采的少女。

魔女や、聖女にとっての敵たちが認められる世界を作るために主人公たちと対立する。
为了创造一个魔女以及圣女之敌们能被认可的世界,而与主角一行人对立。

年齢 ???歳
年龄 ???岁

肩書 魔女
头衔 魔女


キャスパー
卡斯帕

「リビティナ。面倒くさがらずに自分で喋れ」
「莉比蒂娜。别嫌麻烦,自己说」

リビティナと行動を共にする黒猫。
是与莉比蒂娜一同行动的黑猫。

どこかのんびりしているリビティナをフォローしつつ、主人公たちの前に立ちはだかる。
一边辅佐着有些悠哉悠哉的莉比蒂娜,一边挡在主角们面前。

年齢 ???歳
年龄 ???岁

肩書 魔女の黒猫
头衔 魔女的黑猫


アルト
阿尔特

「初めまして、聖女ご一行様!本物に会えるなんて光栄だな~」
「初次见面,圣女一行!能见到真人,真是太荣幸啦~」

一人前の吟遊詩人を目指している、元気で人懐っこい少年。
以成为独当一面的吟游诗人为目标,充满活力且待人亲和的少年。

国中を巡っているため、様々な場所で主人公たちと出会う。
因为周游全国,会在各种地方与主角一行人相遇。

年齢 10歳
年龄 10岁

肩書 吟遊詩人見習い
头衔 见习吟游诗人


イザーク・アージェンス
伊扎克·阿金斯

「私が誰かって?通りすがりのただの騎士さ」
「你问我是谁?只是个路过的普通骑士罢了」

いずれの国にも属さず、二国間の戦争に度々介入する騎士。
不属于任何国家,时常介入两国之间战争的骑士。

冷静沈着で穏やかだがおちゃめな一面も。
冷静沉着,性情温和,但也带有调皮的一面。

性別不詳で、本人も答えを話すことはない。
性别不详,本人也从不透露答案。

年齢 28歳
年龄 28岁

肩書 騎士
头衔 骑士


デュランダル
迪朗达尔

「人を恐れ、表に出られない陛下に代わり、君たちを歓迎しよう」
「代替畏惧世人、无法露面的陛下,欢迎你们的到来」

エクスラトルの宰相。
艾克斯拉特罗的宰相。

表に出てこない国王陛下・シャルル21世に代わり、国を取り仕切っている。
代替不公开露面的国王陛下·夏尔二十一世,掌管国政。

言葉一つ一つが厳しく聞こえるが、相手を気遣う心の持ち主。
虽然每一句话听起来都很严厉,但其实是位心怀体贴之人。

年齢 36歳
年龄 36岁

肩書 エクスラトル宰相
头衔 艾克斯拉特罗宰相


カルム・ド・クラーシェル
卡尔姆·德·克拉谢尔

「レクス。 お前はお前の騎士道を目指しなさい」
「雷克斯。你就去追寻属于你自己的骑士道吧」

レクスの兄で、エクスラトル騎士団の団長。
雷克斯的兄长,艾克斯拉特罗骑士团的团长。

規律を重んじる生真面目な性格で、周りからの信頼も厚い。
性格严谨,重视纪律,深受周围人的信赖。

なにかと暴走しがちな弟に悩まされつつ、心から心配している。
虽然总为动辄失控的弟弟感到头疼,但也发自内心地担忧着他。

年齢 27歳
年龄 27岁

肩書 エクスラトル騎士団・団長
头衔 艾克斯拉特罗骑士团·团长


リコールド
里科路德

「竜盟塔へようこそ、聖女ご一行様」
「欢迎来到龙盟塔,圣女一行」

学術都市・竜盟塔の最高責任者。
学术都市·龙盟塔的最高负责人。

ひとつの体に「リコー」と「ルド」のふたつの魂が入っている不思議な人物。
是位在一个身体里寄宿着「里科」和「路德」两个灵魂的不可思议的人物。

穏やかで気さくな性格で、主人公たちの力になってくれる。
性格温和且平易近人,愿意为主角们提供帮助。

年齢 ???歳
年龄 ???岁

肩書 竜盟塔・最高責任者
头衔 龙盟塔·最高负责人


ノックス・フォル・アルベド
诺克斯·弗尔·阿尔贝多

「ご機嫌よう、美しいレディ。我が国の騎士との戦いは楽しめたか?」
「你好啊,美丽的女士。与我国的骑士的战斗,可还尽兴?」

敵国・リージェネートの異端審問官で、国王がいない国を取り仕切っている。
敌国·利杰纳特的异端审问官,掌管着这个没有国王的国家。

フラトニスの上司。
弗拉特尼斯的上司。

魔女を含め、罪人認定した相手を容赦なく処刑することで恐れられている。
因其对包括魔女在内、所有被认定为罪人的对象都毫不留情地处以极刑而令人畏惧。

苛烈で傲慢だが、それを咎められないほど優秀。
性情激烈且傲慢,但其优秀程度让人无法因此指责。

年齢 32歳
年龄 32岁

肩書 異端審問官
头衔 异端审问官

❖ 公开CG


ソフィア(主人公)「……ん?」
索菲娅(主角)「……嗯?」

頭上から、木が露骨に揺れる音が聞こえた。
从头顶上方,传来了树木明显摇晃的声音。

まさかと思い、このあたりで一等高い木を見上げれば……。
心想不会吧,抬头望向这附近最高的那棵树……

???「はぁ、はぁ……!!よ、ようやくここまで、のぼれた……!」
???「哈啊,哈啊……!!终、终于爬到这里了……!」

???「待たせてしまってごめんなさい。もう少し頑張れば、お母さんのところに帰れますからね」
???「让你久等了,对不起。再努力一下,就能回到你妈妈身边了哦」

???「うん、良い子良い子。あとは巣に戻すだけだし大丈夫――」
???「嗯,好孩子好孩子。接下来只要放回巢里就没事了——」

???「んっ? あ、あれ、届かない。でも……手を伸ばせばなんとか! よい、しょ……っと……!!」
???「嗯?啊,咦,够不到。但是……再伸手的话总能行!嘿、咻……!!」

???「! やった!!」
???「!成功了!!」

???「って、え。嘘、折れ……!?」
???「啊,诶。不会吧,树枝断了……!?」

???「まずい、落ちる!う、うわあああああ……!?!?」
???「糟了,要掉下去了!呜、哇啊啊啊啊啊啊……!?!?」

ソフィア(主人公)「……やれやれ」
索菲娅(主角)「……哎呀呀」

ソフィア(主人公)「相変わらず君は、自分以外の誰かのために無茶ばかりするな……リズ」
索菲娅(主角)「你果然还是老样子,总是为了别人而乱来啊……利兹」

頭上から降ってきた長身を、躊躇いなく自分の両腕で受け止める。
毫不犹豫地用双臂接住了从头顶坠落下来的高个子。

腕の中をゆっくりと見下ろせば――。
缓缓低头看向怀中——

世界中の美を集めて創ったと言っても過言ではないほどに美しい青年が、しっかりと収まっていた。
一名说是汇集了世间所有美好也不为过的俊美青年,正稳稳地躺在那里。


ソフィア(主人公)「!?」
索菲娅(主角)「!?」

次第に激しくなる音に、反射的に窓から距離を取った。
听到逐渐变得激烈的声响,本能地与窗户拉开了距离。

ソフィア(主人公)「…………」
索菲娅(主角)「…………」

いつでも対応できるよう、鋭く窓を睨み据える。
为了随时能应对突发状况,我锐利地紧盯着窗户。

ソフィア(主人公)(宿屋を襲いに来た賊か?)
索菲娅(主角)(是来袭击旅馆的贼吗?)

それなら一応、納得できるのだが、問題は……。
如果是这样,倒也勉强说得通,但问题是……

ソフィア(主人公)(……ここは、三階だ。しかも登れるような足場はなかったはず)
索菲娅(主角)(……这里可是三楼。而且应该没有可以攀爬的立足点)

ソフィア(主人公)(賊なら一階や二階を狙うほうが楽なはずだが、何故この部屋を……?)
索菲娅(主角)(如果是贼,瞄准一楼或二楼应该更容易,为什么要选这个房间……?)

???「……っと!あともう少しだ、自分!ここにきっと彼女が……!!」
???「……嚯!还差一点了,加油!她一定就在这里……!!」

思った傍から、窓が割れる――のではなく。
正这么想着,窗户并非被打破——

???「よし、着いた!!」
???「好,到了!!」

妙に爽やかな声と共に――大きく開け放たれた。
伴随着一个莫名清爽的声音——窗户被大大地打开了。

???「……!!見つけた、ジャンヌ・ダルク!!」
???「……!!找到了,贞德!!」

ソフィア(主人公)「……!?」
索菲娅(主角)「……!?」

窓を開け、外から飛び込んできたのは、大きな人影。
打开窗户,从外面飞身进来的,是一个高大的身影。

もしその相手が、賊相応に凶悪な顔をしていたら……
如果对方长着符合贼人身份的凶恶面孔……

私は迷いなく、攻撃していただろう。
我大概会毫不犹豫地发动攻击吧。

???「ようやく!ようやくです……!!」
???「终于!终于……!!」

???「こうして貴女に会える日を、何度夢に見たか……!」
???「能与您这样相见的日子,我在梦里梦见过多少次啊……!」

それをしなかったのは、ひとえに――
我没有动手,全是因为——

侵入してきた青年が私を見て、心の底から嬉しそうに……。
这位闯入的青年看着自己,发自内心地感到喜悦……

それこそ、子供のような笑顔を浮かべていたから。
露出了孩子般的笑容。

間違っても人を害する人間ではないと、ひと目で気づいてしまったのだ。
让我一眼就看出,这绝不是个会伤害他人的人。

ソフィア(主人公)「君は……」
索菲娅(主角)「你是……」


ソフィア(主人公)「うん、ありがとう。……ところで、怪我人はいないか?」
索菲娅(主角)「嗯,谢谢。……话说回来,有没有人受伤?」

村のおばあさん「ああ、大丈夫だよ。襲われる寸前に、あの人が皆を避難させてくれたから」
村婆婆「啊,没事。就在要被袭击的当口,是那个人帮大家避难了」

ソフィア(主人公)「……あの人?」
索菲娅(主角)「……那个人?」

???「ああ。美しいお嬢さんたち――君たちに、怪我がなくてよかった」
???「啊啊。美丽的姑娘们——你们没有受伤,真是太好了」

???「君たちの命が失われたら、それこそ世界と僕の損失だ」
???「如果你们的生命消逝了,那才是世界和我的损失」

村の女性A「ありがとうございます、神官様。あなたがいてくれて、本当に助かりました……!!」
村女A「谢谢您,神官大人。有您在,真是帮了大忙……!!」

村の女性B「怪我人が出なかったのは、ソフィアたちと、あなたのおかげです……!!」
村女B「没有人受伤,多亏了索菲亚你们,还有您……!!」

???「はは、大袈裟だよ。僕は何もしてないさ」
???「哈哈,夸张啦。我什么都没做哦」

???「……けどまた嘆ク者がやってきたら、大切な君たちを守るために全力で戦うと約束する」
???「……不过,如果那些悲叹之人再次来袭,我发誓会为了保护重要的你们而全力战斗」

???「その時は――無事を祈り、純愛の加護を与えてくれるかい?」
???「到那时——能否请你们祈祷我的平安,并赐予我纯爱的加护呢?」

???「君たちの加護があれば、百人力さ」
???「若有你们的加护,我必将如有神助」


ソフィア(主人公)(強い……!!)
索菲娅(主角)(好强……!!)

リージェネート最強の騎士。
利杰纳特最强的骑士。

その噂に違わぬ圧倒的な実力をすぐに理解する。
立刻明白,其实力果然名不虚传,是压倒性的强大。

もしかしたらあのイザークとも互角以上の戦いができるかもしれない。
说不定能和那个伊扎克势均力敌,甚至更胜一筹。

???「やるな!まさか女にオレの剣を受け止められるとは……!」
???「有两下子!没想到竟有女人能接下我的剑……!」

???「だが、それもここまでだ。お前に罪はないが、両国のためにもここで――」
???「不过,也就到此为止了。你虽然没有罪过,但为了两国,就在这里——」

ソフィア(主人公)「…………く……!」
索菲娅(主角)「…………唔……!」

死んでもらう、と。
请你去死吧。

確実に騎士は、そう続けようとしたのだろう。
这位骑士肯定是想这么接下去的吧。

私もそれに応じ、剣を弾き返す力を腕に込めるため、勢いよく顔を上げた。
为了回应他的气势,将弹开他剑的力量灌注于手臂,我猛地抬起了头。

???「…………ん?」
???「…………嗯?」

???「…………!!??」
???「…………!!??」

その瞬間、何故か相手の動きが止まった。
那一瞬间,不知为何,对方的动作停了下来。

???「…………」
???「…………」

ソフィア(主人公)「……?」
索菲娅(主角)「……?」

???「う――」
???「美——」

ソフィア(主人公)「う?」
索菲娅(主角)「美?」

???「美しい……」
???「美丽……」

ソフィア(主人公)「…………ん?」
索菲娅(主角)「…………嗯?」

ソフィア(主人公)(……美しい? 何が?)
索菲娅(主角)(……美丽?什么?)

混乱する私の前で、騎士は何故か頬を赤く染めた。
在我陷入混乱的面前,这位骑士不知为何脸颊泛红了。

???「……お前が、ジャンヌ・ダルク」
???「……你就是,贞德」

???「なんということだ。こんなにも……」
???「这是何等的。竟然如此……」

???「魂を震わせるほど美しく。オレの剣を受け止められるほど強い女が存在するとは……」
???「竟有美得令人灵魂震颤,又强得能接下我剑的女人存在……」

ソフィア(主人公)「は? は??」
索菲娅(主角)「哈? 哈??」


リージェネート騎士「ほらお姉さん!もっとこっちに寄れよ、何なら膝の上に座ってもいいぜ?」
利杰纳特骑士「来嘛小姐姐!再靠近点啊,要不坐我腿上也行哦?」

最悪なことに思った傍から、騎士が冗談めかして私の腰を更に引く。
真是怕什么来什么,正想着,那骑士便开着玩笑,又把我往他身边拉了拉。

レクス・ド・クラーシェル「………………」
雷克斯·德·克拉谢尔「………………」

その光景を見た瞬間に、彼が一歩、破滅の歩みを進めるのを見逃さなかった。
就在他看到这一幕的瞬间,我没有错过他向着破灭迈出了一步。

ソフィア(主人公)(まずい、本当にまずい!!どうにかレクスを止めないと……!!)
索菲娅(主角)(糟了,真的糟了!!得想办法阻止雷克斯才行……!!)

???「――うるさい。静かに酒も飲めねえのか」
???「——吵死了。连酒都不能安静地喝吗」

金属が重なり合い、直後に弾ける音が響いた。
金属相互撞击,紧接着响起了迸裂的声音。

一同「………………」
众人「………………」

賑やかだった酒場が、一瞬にして静寂に包まれる。
原本热闹的酒馆,瞬间被寂静笼罩。

リージェネート騎士「…………!」
利杰纳特骑士「…………!」

私に触れていた騎士が恐る恐る横を見れば、先程までは何もなかったはずの壁に見事な穴が空いていた。
正触碰着我的骑士战战兢兢地看向旁边,只见原本应该什么都没有的墙上,赫然开了一个完美的洞。

当然ながらそんな状況では、私に触れている場合などではない。
在这种状况下,当然不是继续碰着我的时候。

騎士は手を放すと、青年に警戒を向けた。
骑士松开手,对那位青年露出了警惕的神色。

それは間違いなく彼がこちらに銃口を向けているからだろう。
这无疑是因为那青年正把枪口指向这边吧。

???「…………。酒場は酒を飲む場であって、女を拾う場所じゃない」
???「…………。酒馆是喝酒的地方,不是捡女人的地方」

???「リージェネートの騎士は、そんなこともわからねえ阿呆揃いなのか」
???「利杰纳特的骑士,难道都是连这点都不懂的蠢货吗」

ソフィア(主人公)(助けられた……わけではないな)
索菲娅(主角)(他并不是……为了救我啊)

???「そこの女。あんたもあんただ」
???「那边的女人,说的也是你」

???「何が目的かは知らねえが、男をたらしこみたいなら他所でやれ。……酒が不味くなる」
???「不知道你有什么目的,想勾引男人就去别处。……酒都变难喝了」

……助けるのが目的なら、こんなにも蔑むような視線を向けてくるわけがない。
……如果他的目的是帮忙,是绝不会投来如此轻蔑的视线的。

ソフィア(主人公)「……すまない。そんなつもりはなかったんだが、今後は気をつけよう」
索菲娅(主角)「……抱歉。我本无意如此,今后会多加注意的」


???「やあ、当代のジャンヌ・ダルク。こうして君をわたしの世界に招待するのは3ヶ月ぶりかな?」
???「呀,当代的贞德。像这样邀请你来我的世界,有三个月没见了吧?」

ソフィア(主人公)「………………」
索菲娅(主角)「………………」

聞こえてきた穏やかな声に思いっきり顰め面をしながら振り返れば……。
听到这温和的声音,满脸不悦地回过头去……

???「――God、只今降臨!ほらしっかり崇めて、拍手拍手!!」
???「——God,此刻降临!来,好好崇拜我吧,鼓掌鼓掌!!」

無意味に神々しい光を放つ青年が目の前に姿を現した。
一位毫无意义地散发着神圣光芒的青年出现在眼前。

自分が高位の存在だと主張するように決められたポーズは明らかに大仰だ。
那副为了宣称自己是高位存在而摆出的姿势,明显夸张做作。

だがかなり腹の立つことに、その自信に説得力を持たせられるほどの人ならざる美貌を宿している。
但令人相当火大的是,他确实拥有非人的美貌,足以让那份自信变得有说服力。

ソフィア(主人公)「……出たな、不審者」
索菲娅(主角)「……出现了啊,可疑分子」

God「おっと。幼い頃から君の人生を見守るGodに向かって随分とつれないね」
God「哦呀。对从小守护着你人生的God,还真是冷淡啊」

God「はあ、悲しいよ。昔の君はそれこそ本当に愛らし……くはなかったなぁ、うん……」
God「唉,真伤心。以前的你确实是非常可爱……倒也算不上呢,嗯……」

God「昔から定期的にわたしをしばき倒しては、今みたいな冷めた目を向けてきたし……」
God「反正你从小就隔三差五把我暴揍一顿,然后用现在这种冷漠的眼神看着我……」

ソフィア(主人公)「お前が『一発芸を今すぐして』とか、しょうもない理由で私の夢枕に立ったりするからだ」
索菲娅(主角)「那是因为你总拿『马上给我表演个即兴节目』这种无聊理由,出现在我梦里」

ソフィア(主人公)「一回それで寝不足になって、修行中に死にかけたことがあるんだぞ。……あの恨みは未だに忘れていない」
索菲娅(主角)「有一次我因此睡眠不足,在修行时差点死掉。……这笔账我至今还记得清清楚楚」

God「ははは、別にいいじゃないか。あの程度で死ぬほど君は可愛くないだろう?そこらの荒くれ馬より丈夫なんだし」
God「哈哈哈,有什么不好嘛。你哪会那么脆弱,因为那种程度就死掉?你比那些粗野的马匹还结实呢」

ソフィア(主人公)「言った傍から、しばくぞ」
索菲娅(主角)「话说完了,我就要揍你了啊」


ソフィア(主人公)「――素晴らしい、完璧だ。よくここまで持ち堪え生き延びてくれた、勇敢なる兵士諸君」
索菲娅(主角)「——精彩,完美。感谢你们坚持战斗并活到了现在,诸位勇敢的士兵们」

瞼を開けば、自分たちを守るように立つ複数の人影があった。
睁开眼,看到几个仿佛在守护着自己一般站立着的人影。

地面の崩壊は兵士のいる場所を避けており、それはまるで、あの一撃を目の前にいる人間が弾いたかのような光景。
地面的崩坏避开了士兵们所在的地方,那景象,简直就像是眼前的这些人弹开了刚才那一击。

いや、実際にそうなのだろう。
不,事实应该就是如此吧。

ソフィア(主人公)「あとは私たちに任せろ」
索菲娅(主角)「接下来就交给我们吧」

でなければ、こんなにも自信に満ち溢れた声が出せるものか。
否则,她怎能发出如此充满自信的声音。

ソフィア(主人公)「さて、状況は把握した」
索菲娅(主角)「好了,情况我了解了」

その集団の先頭に立つのは、一人の女性。
站在那群人最前方的,是一位女性。

彼女は目の前の災厄に対して、不敵に笑った。
她对着眼前的灾厄,无畏地笑了。


二人「………………」
两人「………………」

数か月ぶりに会った二人の仲間は、離すまい、と背後から私を抱きしめるリズの姿に言葉を失っていた。
时隔数月重逢的两位同伴,看到利兹仿佛怕我逃走般从背后紧抱着我的样子,顿时说不出话来。

ソフィア(主人公)「はは……。まあ見ての通り、一応生きてはいるよ」
索菲娅(主角)「哈哈……。如你们所见,姑且还活着呢」

リズに抱擁された状態で、二人に手を振り挨拶する。
在利兹的拥抱中,我朝两人挥手打了个招呼。

レクス・ド・クラーシェル「それはよかったのですが……リーズ殿?どうしてそんなに、ジャンヌに密着して……?」
雷克斯·德·克拉谢尔「这倒是不错……不过利兹阁下?您为何如此紧贴着贞德……?」

クロノール「とうとうくっついたか」
克罗诺尔「终于黏在一起了啊」

リーズ・ルネ・シャナ「………………」
利兹·卢内·沙纳「………………」

クロノールの問いに、リズは首を横に振った。
对于克罗诺尔的疑问,利兹摇了摇头。

ソフィア(主人公)「そういうわけではないんだが。どうにも私と、1秒1ミリも離れたくないようで」
索菲娅(主角)「倒也不是那么回事。只是他似乎一秒、一毫米都不想和我分开」

ソフィア(主人公)「彼が満足するまで、こうしてされるがままにしている」
索菲娅(主角)「在他满意之前,我就这样任他摆布了」

レクス・ド・クラーシェル「……ええと……。恋人同士ではないのに、ですか?」
雷克斯·德·克拉谢尔「……呃……。你们并非恋人,却这样吗?」

レクス・ド・クラーシェル「そういうことを男女がするのは、恋愛感情を抱いている以外に理由はない、と……自分は兄から教わったのですが」
雷克斯·德·克拉谢尔「我曾听兄长教导……男女之间做这种事,除了怀有恋爱情感之外,没有其他理由……」

リーズ・ルネ・シャナ「……こうしていないと彼女が消えてしまいそうで」
利兹·卢内·沙纳「……总觉得不这样,她就会消失不见……」

ソフィア(主人公)「リズもいつも、こうというわけではないんだ。今回は色々な事情が重なって、彼も混乱している」
索菲娅(主角)「利兹也并非总是这样的。这次是各种事情凑在一起,他也有些混乱」

とりあえず彼の表情を見せようと、少しだけ距離を取ろうとしたが……。
为了让大家看看他的表情,我试着稍微拉开一点距离……

リーズ・ルネ・シャナ「…………っ、いかないでっ」
利兹·卢内·沙纳「…………唔,别走……」

リズが傷が痛まない加減で私を引き寄せ、髪に自分の頬を擦り寄せた。
利兹用不会弄痛伤口的力度将我拉近,用自己的脸颊蹭了蹭我的头发。


ソフィア(主人公)「…………」
索菲娅(主角)「…………」

余計なことはせず、だがレクスの要望は出来る限り叶えようと、体から更に力を抜いた。
不再有多余的动作,但为了尽可能满足雷克斯的愿望,让身体更加放松。

レクス・ド・クラーシェル「自分の腕の中で、安心してくださっているのですか?……嬉しいです」
雷克斯·德·克拉谢尔「您是在我的臂弯里感到安心了吗?……我很高兴」

レクス・ド・クラーシェル「しかしこうして改めて触れると、本当に細い…………」
雷克斯·德·克拉谢尔「不过像这样重新触碰,您真的很纤细…………」

レクス・ド・クラーシェル「ジャンヌはこの細い体で、今まで戦ってこられたのですね」
雷克斯·德·克拉谢尔「贞德就是用这副纤细的身体,一路战斗到现在的啊」

しかしそれにしても、顔が近い。
不过话说回来,他的脸离得太近了。

ソフィア(主人公)(なんとなく気恥ずかしくなってきた……)
索菲娅(主角)(莫名觉得有点难为情了……)

ソフィア(主人公)(レクスの体格が良いのはわかっていたが、抱えられると、こうもすっぽり覆われてしまうとは)
索菲娅(主角)(虽然知道雷克斯体格很好,但被他抱着,竟然会被这样整个笼罩住)

彼の体温と男性としての体つきに、女として意識してしまうのは仕方がない。
感受到他的体温和作为男性的体格,不由自主地意识到自己身为女性,这也是无可奈何的事。

レクス・ド・クラーシェル「…………」
雷克斯·德·克拉谢尔「…………」

それはレクスも同じのようで。僅かに体が震えていた。
雷克斯似乎也一样。他的身体微微颤抖着。

レクス・ド・クラーシェル「……熱い、ですね……」
雷克斯·德·克拉谢尔「……好热啊……」

ソフィア(主人公)「……肌が触れているからな」
索菲娅(主角)「……因为肌肤相触了嘛」

レクス・ド・クラーシェル「…………。……自分が、貴女の想いに応えたら」
雷克斯·德·克拉谢尔「…………。……如果我回应了您的感情的话,」

レクス・ド・クラーシェル「…………それこそ、これ以上の熱をもって触れ合うものなのでしょうか?」
雷克斯·德·克拉谢尔「…………就会以比这更炽热的温度彼此触碰吗?」

ソフィア(主人公)「私も経験はないが、たぶん。……それこそ真正面から、抱きしめ合うこともあるだろう」
索菲娅(主角)「我也没有经验,但大概吧。……说不定,还会面对面紧紧相拥」

レクス・ド・クラーシェル「……そう、ですか……」
雷克斯·德·克拉谢尔「……是、这样吗……」

拙く紡がれた返事のあと。
在这笨拙地编织出的回答之后。

レクス・ド・クラーシェル「…………憧れるなぁ」
雷克斯·德·克拉谢尔「…………真令人向往啊」

彼は私への気持ちを抱きながら、未来の関係に憧れを馳せた。
他怀抱着对我的感情,憧憬着未来的关系。


ヴァーデス「ああ、やっぱり。こうして近くで見ても、君の髪は綺麗だね。それにとても触り心地がいい」
瓦迪斯「啊啊,果然。即使像这样靠近看,你的头发也很漂亮呢。而且触感非常好」

ソフィア(主人公)「…………っ」
索菲娅(主角)「…………唔」

私の髪を美しい櫛で梳きながら、ヴァーデスは見惚れるように呟いた。
瓦迪斯用美丽的梳子梳理着我的头发,看得出神般地低语着。

ヴァーデス「君の戦う姿を見る度に舞い広がる髪が綺麗だなって見惚れてたんだ。特に夜は、月が広がってるみたいで」
瓦迪斯「每次看到你战斗时飘扬的头发,我都会看得出神,觉得真美啊。尤其是在夜晚,就像月光流泻一般」

ヴァーデス「リーズくんは、こんなに綺麗な髪に何度も触れてたんだね。……妬けちゃうな」
瓦迪斯「利兹君,就是无数次触碰着这样美丽的头发吧。……真是让人嫉妒啊」

ソフィア(主人公)「そ、そうか…………」
索菲娅(主角)「是、是吗…………」

ヴァーデス「……随分ぎこちないね。緊張してる?」
瓦迪斯「……很僵硬啊。你在紧张吗?」

ソフィア(主人公)「好きな男性に触れられて、緊張しない女がいると思うのか……?」
索菲娅(主角)「你觉得有哪个女人被喜欢的男人触碰,会不紧张的吗……?」

ヴァーデス「ふふ、そっか」
瓦迪斯「呵呵,这样啊」


ソフィア(主人公)「では、私は宿屋に戻るよ。今日はありがとう」
索菲娅(主角)「那么,我就回旅馆了。今天谢谢你」

フラトニス・ライラプス「その前に、少し待て。お前に渡したいものがある」
弗拉特尼斯·莱拉普斯「在那之前,稍等一下。我有东西想给你」

ソフィア(主人公)「?」
索菲娅(主角)「?」

私を引き留めたフラトニスは近くにある露店へ向かい、何かを受け取った。
叫住我的弗拉特尼斯走向附近的摊位,接过了什么东西。

そしてこちらへ戻ってくると――。
然后他回到这边——

フラトニス・ライラプス「これを、お前に」
弗拉特尼斯·莱拉普斯「这个,给你」

一輪の花を差し出してきた。
他递过来一朵花。

ソフィア(主人公)「これは、バラ……?」
索菲娅(主角)「这是,玫瑰……?」

フラトニス・ライラプス「見知らぬ土地の見知らぬ部屋で一人過ごすなんて、気分が落ちるだろう」
弗拉特尼斯·莱拉普斯「在陌生的土地、陌生的房间里独自一人,心情会低落吧」

フラトニス・ライラプス「お前のその孤独を、少しでも和らげることが出来れば、と思った」
弗拉特尼斯·莱拉普斯「我想,要是能稍稍缓解一下你的那份孤独就好了」

ソフィア(主人公)「………………」
索菲娅(主角)「………………」

フラトニス・ライラプス「もっとも、世話の手間も考えると一輪しか贈れないが。すまんな」
弗拉特尼斯·莱拉普斯「不过,考虑到照料起来也麻烦,只能送你一朵了。抱歉啊」

ソフィア(主人公)「い、いや。そんなことはない」
索菲娅(主角)「不、不会。没这回事」

ぶっきらぼうに差し出されながらも、対象的に彼の表情はひどく優しい。
虽然递花的动作有些生硬,但与之相反,他的表情却异常温柔。

ソフィア(主人公)「……………………」
索菲娅(主角)「……………………」

その姿は――今まで読んだどんな恋愛小説の光景よりも美しいと思った。
我觉得这一幕——比自己至今读过的任何恋爱小说中的场景都更加美好。


アルト「あう、弾がなくなっちゃった……。なにこれ難しいよぉ~!!」
阿尔特「啊呜,子弹没了……。这个好难啊~!!」

クロノール「地団駄踏むんじゃねえ。……ここまで外せるのは才能だな」
克罗诺尔「别在那儿跺脚了。……能偏成这样也是一种才能啊」

ソフィア(主人公)「まだ子供だから、銃身をしっかり支えられないのは仕方ないさ」
索菲娅(主角)「他还是个孩子,没办法稳稳托住枪身也是没办法的事」

ソフィア(主人公)「次は私がやってみよう。銃を貸してくれるか?」
索菲娅(主角)「下次我来试试吧。能把枪借我吗?」

露店の店主「はいよっ」
摊位老板「好嘞!」

アルトの分もまとめて料金を払い、銃を構える。
我连阿尔特的那份一起付了钱,端起了枪。

ソフィア(主人公)(結構距離があるな。……これは遊びだからと侮れないぞ)
索菲娅(主角)(距离相当远啊。……可不能因为只是游戏就小看它)

弓は訓練したことがあるが、さすがに銃は経験がない。
我虽然训练过弓箭,但枪确实是头一回接触。

ソフィア(主人公)(当たるかどうか……)
索菲娅(主角)(能不能打中呢……)

クロノール「……だから、もっと脇を締めろ。そんな構えで撃ったところで、さっきみたいに明後日の方向に飛ぶだけだぞ」
克罗诺尔「……所以说,把腋窝夹紧。用那种姿势开枪,只会像刚才一样飞到莫名其妙的方向去」

ソフィア(主人公)「え?」
索菲娅(主角)「诶?」

――自分の背中に、何かの感触。
——后背传来了某种触感。

それが男性特有の硬い体だと気がついたのは、彼の手が私の腕に回った時だった。
当我意识到那是男性特有的坚硬身体时,他的手已经环上了我的手臂。

ソフィア(主人公)「……クロノール?」
索菲娅(主角)「……克罗诺尔?」

クロノール「コツぐらいは教えてやる。俺の言う通りに構えろ」
克罗诺尔「至少教教你诀窍。照我说的姿势来」

驚いた私の動きを接触したことへの文句だと勘違いしているらしい。
他似乎误会了我因为惊讶而做出的反应,以为我是对被触碰有意见。

こちらの動きを強引に押さえ、彼は私の持つ銃の照準を景品へと定めさせる。
他强硬地按住我的动作,让我把枪口对准奖品。

クロノール「あと少し顎を引いて……そう。利き目で目標をしっかり見ろ。無理に両目で見なくていい」
克罗诺尔「再把下巴收一点……对。用惯用的那只眼睛好好看着目标。不用勉强两只眼睛都睁开」

ソフィア(主人公)「…………っ」
索菲娅(主角)「…………唔」

腕と背中に感じる温度が、私をらしくもなく動揺させる。
手臂和后背感受到的温度,让我一反常态地动摇起来。

……きっと、ただ銃の扱いを教えるだけだったら、ここまで戸惑いはしなかった。
……我想,如果仅仅只是教我使用枪的话,我不会如此不知所措。

彼がアルトという小さな子供のために助力してくれているという事実が――。
是因为他愿意帮助阿尔特这个小孩子的事实——

ソフィア(主人公)(…………彼の手は、奪うためだけにあるのではないんだな)
索菲娅(主角)(…………他的手,并非只为了夺取而存在啊)

皮肉に隠された彼の優しさに改めて気がついたからこそ、私はここまで緊張しているのだろう。
正是因为重新察觉到了他隐藏在讥讽下的温柔,我才会如此紧张的吧。


God「というわけでこれから、もっともっとわたしを信仰してくれたまえよ、ジャンヌ」
God「总而言之,从今以后,你要更加更加地信仰我哦,贞德」

God「ある意味、君からの【愛】に――エクスラトルの未来がかかっているのだから」
God「从某种意义上来说,艾克斯拉特罗的未来,可都取决于你给予的【爱】呢」

ソフィア(主人公)「……気軽に言ってくれる。だが、それなら早速」
索菲娅(主角)「……说得倒是轻巧。不过,既然如此,那就立刻……」

調子に乗っているGodの頬を、掌でそっと包む。
我用掌心轻轻包住了得意忘形的God的脸颊。

God「……ジャンヌ?」
God「……贞德?」

ソフィア(主人公)「キャスパーたちとの戦いで助けてくれたことに感謝する」
索菲娅(主角)「谢谢你之前在跟卡斯帕他们战斗时出手相助」

ソフィア(主人公)「敵を堂々と圧倒する姿はなかなか格好良かったぞ。――――私の神様?」
索菲娅(主角)「你堂堂正正压倒敌人的样子,还挺帅气的。――――我的神明大人?」

そして肩にかかる美しい輝きを指先で弄びながら、笑みと共に告げれば。
然后我用指尖拨弄着他垂在肩上的美丽光辉,微笑着对他说道。

God「………………っ」
God「………………唔」

Godにしては珍しく、動揺で息をのんだ。
对于God来说很罕见地,他因为动摇而倒吸了一口气。

God「そ……そんな決めた顔で信仰する、ジャンヌがいるかい……?」
God「这……这世上哪有贞德,会摆出这种认真的表情来信仰别人的啊……?」

自分が今得た感情に戸惑っていると言わんばかりに、ウロウロと、視線を彷徨わせ始める。
仿佛在困惑于自己此刻感受到的情感一般,他开始游移不定地四处飘移视线。

その初心な表情に、不覚にも――。
看着他这副青涩的表情,我不禁失态地——

ソフィア(主人公)「可愛い」
索菲娅(主角)「真可爱」

God「ご、Godを捕まえておいて、可爱いなんて、不敬……!」
God「竟、竟敢说God可爱,这是不敬……!」

ソフィア(主人公)「照れているな。私からのストレートな好意は苦手か」
索菲娅(主角)「你害羞了吧。是不擅长应对我这种直白的好意吗?」

God「ち、違うし…………。不意を突かれただけだし」
God「才、才不是呢…………。只是被你打了个措手不及而已」

ソフィア(主人公)「意地を張らずに素直になれ。なんならお前のほうが私に、惚れてもいいんだぞ?」
索菲娅(主角)「别那么倔强,坦率点嘛。或者,你也可以喜欢上我哦?」

God「意地なんて張ってない。というか――君にだけは絶対に、恋なんてしないから!」
God「我才没倔强。话说回来——唯独你,我是绝对不会爱上你的!」

ソフィア(主人公)「はは、冗談だよ。純愛の神がそんな簡単に、人間に恋するわけがないだろうしな」
索菲娅(主角)「哈哈,开玩笑的。纯爱之神哪有那么简单就会爱上人类呢」

自分の発言を笑い飛ばした私に対し、Godの頬は未だに赤いままだった。
对于一笑置之的我,God的脸颊却依然通红。

❖ 系统

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主人公の名前を変更することができます。
可以更改主角的名字。

デフォルト名【ソフィア】のままゲームを開始すると、登場人物たちがボイス付きで名前を呼んでくれます。
以默认名【索菲亚】开始游戏时,登场角色会带语音呼唤这个名字。

※名前は最大5文字まで設定できます
※名字最多可设置 5 个字符

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※おまけシナリオには開放条件があります
※附赠剧本设有解锁条件

❖ 特典

『第1回 ジャンヌ・ダルク理解王決定戦』
『第一届 贞德理解王争霸赛』

当代のジャンヌ・ダルクに関する知識を競う【ジャンヌ・ダルク理解王決定戦】が開催されることになったパラル村。
在帕拉尔村,将要举办一场比拼当代贞德相关知识的【贞德理解王争霸赛】。

優勝者には彼女との一日デート権が贈呈されると聞いた彼らは、様々な考えから参加を決める。
听说优胜者将获得与她约会一天的权利,众人怀揣着各自的心思,决定参赛。

果たして彼女とのデート権は誰が手にするのか!?
究竟与她约会一天的权利,最终将花落谁家!?

『婚活・合コン・ご趣味は!?』
『相亲・联谊・兴趣爱好是什么!?』

友人の付き添いで合コンに参加することになった主人公。
主人公陪同友人参加了联谊。

会場で彼女の様子を見守るリーズたち六名であったが、彼女以外の参加者が遅刻することを知る。
在会场中守望着她的利兹等六人,却得知除了她以外的参加者都要迟到。

参加者が到着するまでの間に始まったのは……まさかの4:3での合コン練習!?
在参加者到来之前,竟然开始了……一场4对3的联谊练习!?

『一流目利きチェック』
『一流鉴赏力测试』


ヴァーデス発案で料理や芸術作品などを通して、一流のものを見極められるかのチェックをすることになった、フラトニスとクロノール。
由瓦迪斯提议,弗拉特尼斯和克罗诺尔将通过对料理、艺术作品等的考验,来测试自己是否能鉴别出一流之物。

お題の難易度が上がっていく中で、彼らは一流のままでいられるのか……!?
在题目难度不断上升的过程中,他们还能保持一流的水准吗……!?

「賞品につられて素直に座ったお前こそ、もう少し欲望を隠したらどうだ」
「被奖品诱惑乖乖坐下的你,才应该稍微藏藏自己的欲望吧」

『貧弱たちの筋力トレーニング』
『弱者们的肌肉力量训练』


自身の貧弱具合を憂いたリーズは、己を鍛えてほしいとヴァーデスに頼み込む。
对自己瘦弱体格深感忧虑的利兹,向瓦迪斯恳求道,希望能锻炼自己。

Godとともにヴァーデス指導の下、早速鍛えることになるが……。
他与God一同,在瓦迪斯的指导下,立刻开始了训练……

「ああ……鉄アレイが足の小指に……」
「啊啊……哑铃砸到小脚指了……」

❖ 音乐

OPENING THEME
「Amour Chain」

ENDING THEME
「Avenir」

HAGANE
作詞:Sakura
作曲:Sakura
編曲:Sakura

メロディックスピードメタルバンド『HAGANE』。
旋律速度金属乐队『HAGANE』。

外見からは想像のつかないハードなサウンドを奏で、圧倒的なボーカルとパワフルかつテクニカルな楽器隊で構成された唯一無二の存在感を放つガールズバンド。
是一支奏响与外表形象截然不同的硬核音色,以压倒性的主唱与强劲且技术精湛的乐器阵容构成,散发着独一无二存在感的女子乐队。

2024年にボーカル凪希とドラムJUNNAを新メンバーに迎え再始動。
2024年迎来主唱凪希与鼓手JUNNA作为新成员,重新启动活动。

リリースしたEP 「Life Goes On!」、フルアルバム「TOP OF THE TOWER 」ともに、iTunes メタルトップアルバム1位、Apple Music メタルトップアルバム1位を獲得。
所发行的EP《Life Goes On!》以及全长专辑《TOP OF THE TOWER》,均获得了iTunes金属类专辑榜第1名、Apple Music金属类专辑榜第1名的成绩。

全12公演を行った全国ツアー『HAGANE Full Album Release Tour「TOP OF THE TOWER 」は全公演完売となり、追加公演としてZepp Shinjukuを含む全9公演を開催。
共计12场的全国巡演『HAGANE Full Album Release Tour「TOP OF THE TOWER」』全数售罄,并追加举办了包括Zepp Shinjuku在内的共计9场公演。

デンマークやスペインなど海外フェスへの出演も決定している。
也已确定将出演丹麦、西班牙等海外音乐节。

「CRAZY CHA!N - エルピスの鎖」のテーマソングを担当させて頂きました!ガールズメタルバンドのHAGANEです。
我们为「CRAZY CHA!N - エルピスの鎖」担当了主题曲的创作!我们是女子金属乐队HAGANE。

今回初めてバンドでゲームタイアップの楽曲制作をさせていただいたので、HAGANEチーム皆でとても気合いをいれて取り組みました!
因为这次是我们乐队首次为游戏创作合作乐曲,所以HAGANE团队的每一位成员都干劲十足地投入了创作!

楽曲制作をさせていただくにあたり、頂いた資料や物語の主人公のイメージや組み込むアイディアなどをディレクターの吉田さん達と一緒にお話しをさせていただき、複数制作したデモ音源を元に摺合せを重ねていき、完成することができました。
在进行乐曲创作之际,我们与导演吉田先生等人一同探讨了收到的资料、故事主角的形象以及可以融入的创意,并以制作出的多首demo音源为基础,反复磨合调整,最终得以完成。

OP主題歌【AmourChain】
OP主题歌【AmourChain】

タイトルはフランス語で「愛の鎖」です。
标题在法语中是「爱之锁」的意思。

物語の主人公17代目ジャンヌ・ダルクに沿うよう力強く頼もしい破天荒な女性をイメージして制作しました! こちらはHAGANEが得意な激しいサウンドになっております!
我们以符合故事主角——第十七代贞德这位强大、可靠且破天荒的女性形象进行了创作!这首歌采用了HAGANE所擅长的激烈音效!

歌詞は物語と主人公の人物像を連想できるキーワードを散りばめていましてゲームでこの曲のパンチが効いてくる時が楽しみです。
歌词中巧妙地融入了能让人联想到故事与主角人物形象的关键词,很期待在游戏中这首歌曲爆发出冲击力的时刻。

そして、この主題歌の違うバージョンも2曲制作しましたのでお楽しみください。
并且,我们还创作了这首主题歌的另外两个不同版本,敬请期待。

EDテーマ【Avenir】
ED主题歌【Avenir】

タイトルはフランス語で「未来」です。
标题在法语中是「未来」的意思。

男性目線で主人公のことを想う気持ちをイメージして制作しました!
我们以男性视角,想象着思念主角的心情进行了创作!

戦うイメージもあったので、物語的にベタベタな甘い恋愛ソングというより夜明けの様な温かい感じに仕上げることを意識しました。
因为也带有战斗的印象,所以我有意识地将其打磨成一种更具黎明般温暖感觉的歌曲,而非故事中那种黏腻甜蜜的恋爱曲调。

本当にHAGANEから生まれた曲なのかと完成した時に驚きましたが、このゲームに出会わなかったらできなかった楽曲です。
完成时我很惊讶,这真的是出自HAGANE之手的曲子吗?但这是如果没有邂逅这款游戏就无法诞生的乐曲。

乙女ゲーム好きなので、皆で今からプレイすることがとっっても楽しみです!!
因为我个人很喜欢乙女游戏,所以现在超级期待和大家一起玩这款游戏!!

Sakura

CRAZY CHA!N

TRANQU!L

BLAZ!NG

INCANTAT!ON

zippy

简介

作曲家
作曲家

自身のYouTubeチャンネルでフリーBGMなどの楽曲を投稿し、2025年10月現在、登録者数95,000人を達成
在自己的YouTube频道上投稿免费BGM等乐曲,截至2025年10月,订阅人数已达到95,000人。

ゲームのサウンドトラック制作をはじめ、Vtuber、声優、シンガーへの楽曲提供などを中心に活動
以游戏原声带制作为主,同时向Vtuber、声优、歌手提供乐曲等,以此为中心展开活动。

本作「CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-」では、終わりなき千年戦争という重厚な世界観の中で、キャラクターたちの“足掻き”“強さ”“信念の衝突”を音で描くことを意識しました。
在本作「CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-」中,我们有意识地用音乐去描绘那无尽千年战争的厚重世界观下,角色们的“挣扎”、“强大”以及“信念的冲突”。

ギターやドラムによるロック的な躍動感を軸に、ヴァイオリンやピアノ、ストリングスなどのクラシカルな要素を融合させ、「聖女」「魔女」「神秘」といったファンタジーの側面を同時に感じられるよう構成しています。
我们以吉他与鼓带来的摇滚式跃动感为核心,融合了小提琴、钢琴、弦乐等古典元素,力求构成一部能让听众同时感受到「圣女」「魔女」「神秘」等幻想侧的作品。

ロック色の強いサウンドは得意とするジャンルのひとつであり、本作でもそのエネルギーを存分に発揮できるよう制作しました。
摇滚风格浓厚的音乐是我们擅长的领域之一,在本作中也力求将这份能量淋漓尽致地发挥出来。

また、作品の世界観に合わせた少し民族的なアプローチとして、ケルト/アイリッシュ的な楽曲や、リュートといった普段あまり使用しない楽器も取り入れています。
此外,作为贴合作品世界观的、略带民族风格的尝试,我们也融入了凯尔特/爱尔兰风格的音乐,以及鲁特琴等平时不太常用的乐器。

さらに、個人的に「人の声を楽器のように使う」表現が好きで、旋律の一部や音の質感として“声”を音楽に溶け込ませる形で活用しました。
更进一步,我个人很喜欢「将人声当作乐器使用」的表现手法,因此也以将“人声”作为旋律的一部分或音色质感,自然地融入音乐之中。

一人ひとりが己の理想を掲げ、譲らずに進み続ける物語の中で、音楽がそれぞれの想いを繋ぐ鎖のように響いていれば幸いです。
在这个每个人怀抱着自己的理想、互不相让、砥砺前行的故事中,如果我们的音乐能像锁链一般,将他们的种种心意串联起来并响彻其中,那将是我们莫大的荣幸。

zippy

❖ 声优访谈


リーズ・ルネ・シャナ 役
利兹·卢内·沙纳 饰演者

内田 雄馬 様
内田雄马 先生

収録をのご感想をお願いします。
请谈谈您参加录音的感想。

いただいた台本がかなりボリューミーだったのもあり、気合いを入れて臨みました。
因为收到的剧本分量相当足,所以我也是鼓足干劲投入到录音中的。

タイトルや序盤の様子でけっこうコミカル、ポップな作品だと感じていたのですが、がっつりシリアスな面もあって、そこを肉付けしていくのが楽しかったです。
最初从标题和开头部分的感觉,我以为这是一部相当滑稽、轻快的作品,但它也有很严肃的一面,为这一面添砖加瓦的过程非常愉快。


ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。
请告诉我们您对自己所饰演角色的第一印象,以及在演绎之后,印象是否发生了变化?

また、演じたうえで感じたキャラクターの魅力を教えてください。
另外,也请谈谈在演绎过程中所感受到的角色魅力。

リーズは中性的な見た目なんですが、外見のイメージから作っていくのではなく彼の依存体質な面や引け目を感じている部分など、内面から引き出していくように収録しました。
利兹虽然外表看起来很中性,但我录音时不是从外在形象入手,而是尝试从他依赖成性的特质、感到自卑的部分等内在层面,将角色引导出来。

物語が進むに連れて、人の意見に従っていたリーズが提案をするようになったりだとか、根本的な性格が変わったわけではないんですけど、選択という行為を積み重ねた彼はまた違って見えてくるんじゃないかなと思います。
随着故事推进,原本听从他人意见的利兹,开始会主动提出建议。虽然他的根本性格并未改变,但我想,不断积累「选择」这一行为的他,在大家眼中看起来或许会有所不同吧。


恋をしたい主人公に対し、攻略対象となる担当キャラクターは「主人公との恋を回避したい」という難しい立ち位置ですが、主人公との関わり方やキャラクターの個性を演じるうえで工夫した点や意識したポイントを教えてください。
对于渴望恋爱的女主角,您所饰演的可攻略角色却处于「想要回避与女主角的恋情」这一微妙的立场。请问在演绎他与女主角的互动方式以及角色个性时,您下了哪些功夫,或者意识到了哪些要点?

主人公に対してフラットである、という点ですね。
关键在于,对主角保持「平等自然」这一点吧。

リーズは従者なので、もちろんジャンヌを敬う気持ちはありつつ、主人公とは家族のような関係でもある。
利兹是仆从,当然怀有对贞德的敬意,但同时他与主角又是如同家人般的关系。

リーズは愛情表現や感謝の言葉をサラッと言えてしまうタイプの人間なんですが、主人公に対してあくまで“サラッと”を心がけました。
利兹是那种能轻松自然地说出爱意表达和感谢话语的类型,但我演绎时对他与主角的互动,尤其注意要把握好「轻松自然」的分寸。

下心が感じられないようにと言いますか、長年いっしょいるフラットな関係、というのも伝わりやすいようにしました。
也就是要让人感觉不到任何私心或企图,并且希望能让听众感受到,他们之间是那种长久以来相处形成的平等自然的关系。


印象に残ったセリフやお気に入りのシーンを教えてください。
请告诉我们对您印象深刻的台词或喜爱的场景。

リーズは、ああ見えて“破壊神”というか“爆発好き”という面がありまして……爆発を見て異様に興奮するんですよね。
利兹他,别看那样,其实有「破坏神」或者说「喜欢爆炸」的一面……看到爆炸会异常兴奋呢。

たまに激しくそうなるので「ああそういえばそういう子だった」と、何回もビックリしました(笑)。
因为他偶尔会表现得很激烈,我几次都心想「啊,说起来这孩子是这样的啊」,然后被吓一跳(笑)。

本作では、主人公の“恋心”が「鎖」として可視化されるという特徴があります。
本作的一个特征是,主角的「恋心」会以「锁链」的形式被可视化。


もし、恋に限らず喜怒哀楽すべてのなかで、なにかひとつの感情が可視化されるとしたらどのような感情を選ぶか、理由もあわせて教えてください。
如果不局限于恋爱,而是从喜、怒、哀、乐所有情感中,可以选择让某一种情感可视化的话,您会选择哪种情感?请同时说明理由。

人の感情が分かってしまうのは怖いですよね。
能看穿别人的感情,是很可怕的呢。

思いやりの中で上手くいっている人間関係でも、本音の部分が見えたら気遣いもできなくなってしまいそうです。
即使是建立在体谅之上、维系得很顺利的人际关系,如果看到了对方真实的想法,反而可能变得无法顾及对方感受了。

なので、もし可視化できるなら「カロリー」がいいですね! 世の中のカロリーが確実に分かって、計算する手間が省けるという(笑)。
所以,如果非要说能可视化什么的话,我觉得「卡路里」不错!能确切知道世上的卡路里含量,省去计算的麻烦(笑)。

自分の健康を維持するために「これはカロリーオーバーしますよ」ってパッと出てくるような、そんな便利な鎖があったら欲しいですね。
为了维持自己的健康,如果能有那种能立刻提示「这个会卡路里超标哦」的便利锁链,我还挺想要的。


本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
请对期待本作的粉丝们说几句话。

重厚な物語があって、魅力的なキャラクターがたくさん登場する楽しい作品になっています。
这是一部有着厚重故事,并且有许多魅力角色登场的、非常有趣的作品。

キャラクター同士の掛け合いもおもしろいので、ぜひお気に入りのキャラクターを見つけてください。
角色之间的互动也很有趣,请一定要找到您喜欢的角色。

そして、ジャンヌとして救国を果たしていただければと思います! あなたのリーズはいつも隣りにいますよ。
然后,希望各位能作为贞德,完成救国大业!您的利兹,会一直陪在您身边哦。


レクス・ド・クラーシェル 役
雷克斯·德·克拉谢尔 饰演者

浦 和希 様
浦和希 先生

収録をのご感想をお願いします。
请谈谈您参加录音的感想。

レクスを演じるのはかなりエネルギーを使うので、収録日はしこたまご飯を食べてから臨みました(笑)。
因为演绎雷克斯需要消耗相当多的能量,所以录音当天我是饱餐一顿之后才去的(笑)。

彼はヒロインのことが好きすぎてつねに全力疾走! って感じで微笑ましいですよね。
他对女主角的喜爱简直到了总是全力奔跑的地步!这种感觉让人看了不禁会心一笑呢。

「尻尾を振っているように」というディレクションも多くいただき、もうまさに尻尾をブンブン振っている様が目に浮かぶといいますか、いまは収録が終わって少し寂しい気分でもあります。
录音时也常收到「要像摇尾巴一样」的指导,可以说眼前仿佛能清晰看到他拼命摇晃尾巴的样子。现在录音结束了,甚至感觉有点寂寞。

自分の心のなかで飼っていたワンコが1匹いなくなってしまった感じです。
感觉就像是自己心里养着的一只狗狗消失了一样。


ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。
请告诉我们您对自己所饰演角色的第一印象,以及在演绎之后,印象是否发生了变化?

また、演じたうえで感じたキャラクターの魅力を教えてください。
另外,也请谈谈在演绎过程中所感受到的角色魅力。

キャラクター資料を見たときの第一印象は、いまとまったく違いましたね。
看角色资料时的第一印象,和现在完全不同呢。

背も高くて骨格も良いし、騎士らしく実直で落ち着いた演技になるのかと思って、いざ台本を開いたら「あ、全然違ぇや」となりました(笑)。
本来以为他身材高大、骨架也好,会是个符合骑士形象、需要以耿直沉稳的演技来塑造的角色,结果一打开剧本,心想「啊,完全不是这回事嘛」(笑)。

かわいい生き物ですよね~レクスは。いろいろな人に振り回されて、自分も周囲の人を振り回して、実際に演じてみるとまさに犬! という感じ。
雷克斯真是可爱的生物呢~他被各种人折腾,同时也折腾着周围的人,实际演绎起来,感觉他简直就像狗!

他の方の演技はまだ聞けていないのですが、ほかキャラクターたちがレクスにどういう反応を返しているのか気になります。
虽然还没听到其他人的配音,但很在意其他角色对雷克斯会做出怎样的反应。

魅力的なのは耳が垂れてショボン、としているときのレクスですかね。
有魅力的地方,或许是耳朵耷拉下来、垂头丧气时的雷克斯吧。

普段はすべての語尾に「!」がたくさんついている状態なので、ショボンとしているときのギャップは意識して演じましたし、かわいいなと思います。
平时他每句话结尾都好像带着很多「!」,所以我特别注意演绎出他垂头丧气时的那种反差感,觉得非常可爱。


恋をしたい主人公に対し、攻略対象となる担当キャラクターは「主人公との恋を回避したい」という難しい立ち位置ですが、主人公との関わり方やキャラクターの個性を演じるうえで工夫した点や意識したポイントを教えてください。
对于渴望恋爱的女主角,您所饰演的可攻略角色却处于「想要回避与女主角的恋情」这一微妙的立场。请问在演绎他与女主角的互动方式以及角色个性时,您下了哪些功夫,或者意识到了哪些要点?

騎士であるレクスにとって、ジャンヌは敬愛し忠誠を誓うべき存在で、恋心を抱くなんて畏れ多い人です。
对于身为骑士的雷克斯来说,贞德是他应当敬爱并宣誓效忠的存在,是绝不能萌生爱恋之心的、令人敬畏的人物。

なので、物語序盤の「恋を回避したい」という演技はやりやすかったかなと思います。
所以,演绎故事初期「想要回避恋爱」的部分,我觉得还是比较容易的。

そこから恋心に気づいてブーストがかかっていくんですが、やっぱり恋に向かっていくグラデーションのような部分は気をつけたポイントですね。
从那里开始,他察觉到恋心,然后感情加速升温,果然,如何演绎出逐渐陷入爱河的那种渐变层次,是我特别注意的地方。


印象に残ったセリフやお気に入りのシーンを教えてください。
请告诉我们对您印象深刻的台词或喜爱的场景。

物語序盤でレクスが窓から入ってくるシーンがあるんですが、そのシーンを台本で読んだときは「こいつ最高だな」と思いましたね。
故事开头有一幕是雷克斯从窗户进来,当时读剧本看到这个场景,我就觉得「这家伙真是太棒了」。

窓から入ってくる時点で意味わからないし、その後の押し問答も意味わからないし、レクスというキャラクターを表しているシーンなんじゃないかと思います。
从窗户进来这一点就已经让人无法理解了,之后的一来一往的争论也让人摸不着头脑,我觉得这或许就是体现雷克斯这个角色本质的一幕。

それが恋愛になると、普段はザ・犬って感じなのに、オトナな部分もあるんですよねぇ。動物でいうと獅子みたいな。
而一旦涉及恋爱,平时感觉完全就是「犬系」的他,又会展现出成熟的一面呢。如果用动物来比喻的话,就像狮子。

そのギャップにときめいているヒロインを見て、いっしょにキュンキュンした覚えがあります。
记得看到女主角为他的这种反差而心动时,我也跟着一起小鹿乱撞。

本作では、主人公の“恋心”が「鎖」として可視化されるという特徴があります。
本作的一个特征是,主角的「恋心」会以「锁链」的形式被可视化。


もし、恋に限らず喜怒哀楽すべてのなかで、なにかひとつの感情が可視化されるとしたらどのような感情を選ぶか、理由もあわせて教えてください。
如果不局限于恋爱,而是从喜、怒、哀、乐所有情感中,可以选择让某一种情感可视化的话,您会选择哪种情感?请同时说明理由。

一つだけ選ぶとしたら、「楽しい」とか「喜んでる」の感情でしょうか。
如果只能选一个的话,我会选「快乐」或者「喜悦」这类情感吧。

関西出身なので、どこがその人の受けのラインなのかを探るのがちょっとあるんです。
因为我是关西出身的,会下意识地去试探对方笑点的高低。

飲み会とかでこういう系の話は楽しんでもらえるなとか。
比如在酒会上,会想「这种话题大家应该会觉得有趣吧」。

けど中にはポーカーフェイスで、本当に笑っているのかわからない方もいるじゃないですか。
但其中也有那种面无表情,让人搞不清楚是不是真的在笑的人,对吧?

でもそういう人に、自分がいないところで「浦君のあの話が面白くて」と言ってもらえた時に嬉しいって思うことがあるんです。
可是,有时候当那种人,在我不在场的地方对别人说「浦君讲的那个故事很有趣哦」,得知后我会感到非常开心。

だから「あの人全然表情動いてないけどすごく笑ってる」、「自分の話で楽しんでもらえたぞ」って腕がなるみたいな。
所以,如果能可视化,就会像「那个人虽然完全没表情,但其实在大笑呢」、「我的话让他开心了啊」,然后就会干劲十足,跃跃欲试。

人と仲良くなるために「楽しい」を知りたいです。
为了能和别人搞好关系,我想知道对方的「快乐」。


本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
请对期待本作的粉丝们说几句话。

キャラクターとの恋愛はもちろん、この世界の真相まで追いかけてみると何度噛んでもおいしいゲームになっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
我觉得这是一部无论品味多少次都依然回味无穷的游戏,不仅能体验与角色的恋爱,还能深入追寻这个世界的真相,请大家一定要期待。

あとレクスを絶対に攻略してくださいね!
另外,请务必一定要攻略雷克斯哦!


ヴァーデス 役
瓦迪斯 饰演者

山下 誠一郎 様
山下诚一郎 先生

収録をのご感想をお願いします。
请谈谈您参加录音的感想。

僕は乙女ゲームにものすごく詳しいというわけではないんですが、それでも本作の世界観や設定は斬新で素敵だと思いました。
我虽然对乙女游戏并不是特别熟悉,但即便如此,也觉得本作的世界观和设定非常新颖出色。

呪文を詠唱したり、チーム間で連携して戦ったり、魔素があって魔術があるファンタジックな世界観が王道でいいですよね。
咏唱咒文、团队协作战斗、存在魔素与魔法的奇幻世界观,相当王道,感觉很棒呢。

男の子的なワクワク感があるというか、男性がプレイしても楽しいゲームなんじゃないかなと思います。
有种能激发少年心的兴奋感,我觉得这或许是一款男性玩家也能乐在其中的游戏。

僕もはじめての感覚で楽しく演じさせてもらいました。
我也以一种全新的感觉,愉快地完成了配音。


ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。
请告诉我们您对自己所饰演角色的第一印象,以及在演绎之后,印象是否发生了变化?

また、演じたうえで感じたキャラクターの魅力を教えてください。
另外,也请谈谈在演绎过程中所感受到的角色魅力。

ヴァーデスは第一印象だと軟派で軽薄、少しトリッキーに見えるかもしれませんが、根っこの部分は真面目さがあるキャラクターだと感じました。
瓦迪斯的第一印象可能显得轻浮、浅薄,甚至有点难以捉摸,但我感觉他本质上是个认真的角色。

軽薄そうな振る舞いは彼にとっての処世術なのかもしれません。
那些看似轻浮的举动,或许对他来说是一种处世之道。

そして、いわゆる解説キャラかつツッコミができるキャラクターなので、作品全体にとっても大事な存在だと思います。
而且,因为他既是所谓的解说角色,又能担任吐槽役,所以我认为他对整部作品来说也是个很重要的存在。

ヴァーデスがいないとボケが渋滞しますからね。
要是没有瓦迪斯,那些装傻搞怪的台词可就要堵车了呢。


恋をしたい主人公に対し、攻略対象となる担当キャラクターは「主人公との恋を回避したい」という難しい立ち位置ですが、主人公との関わり方やキャラクターの個性を演じるうえで工夫した点や意識したポイントを教えてください。
对于渴望恋爱的女主角,您所饰演的可攻略角色却处于「想要回避与女主角的恋情」这一微妙的立场。请问在演绎他与女主角的互动方式以及角色个性时,您下了哪些功夫,或者意识到了哪些要点?

とある秘密を抱えているキャラクターなので、彼の本心がちょっとだけ見えるような演技を心がけました。
因为他是个怀揣着某个秘密的角色,所以我努力让演绎能稍稍透露出他内心真实的想法。

ヴァーデスを表すキーワードのひとつは「二面性」だと思っているのですが、そのジレンマを感じ取っていただけたらうれしいですね。
我认为形容瓦迪斯的关键词之一是「两面性」,如果能让大家感受到他身处其中的那种纠结与矛盾,我会很高兴。


印象に残ったセリフやお気に入りのシーンを教えてください。
请告诉我们对您印象深刻的台词或喜爱的场景。

まずヴァーデスのルートですね。
首先是瓦迪斯的个人线。

好きな人に愛される、何気ない日常をいっしょに過ごすということがいかに幸せかを感じられるお話なんじゃないでしょうか。
这或许是一个能让人感受到,被所爱之人爱着、一起度过平凡日常,是多么幸福的故事吧。

たくさん声を張ってがんばりましたので、楽しんでいただければと思います。
我用了很多心力去演绎,希望大家能乐在其中。

あとは全体的な話になってしまうのですが、旅を続けていくうちに攻略対象のキャラクターがだんだんと加わってパーティーになる描写が、RPGっぽくていいなと感じました。
另外,可能有点笼统,就是随着旅途的继续,可攻略角色们逐渐加入,最终组成队伍的这种描写,很有RPG的感觉,我觉得很棒。

僕もこの国を旅してみたいと思うくらい、魅力的な世界観です。
世界观非常有魅力,甚至让我自己也想去这个国家旅行看看。

本作では、主人公の“恋心”が「鎖」として可視化されるという特徴があります。
本作的一个特征是,主角的「恋心」会以「锁链」的形式被可视化。


もし、恋に限らず喜怒哀楽すべてのなかで、なにかひとつの感情が可視化されるとしたらどのような感情を選ぶか、理由もあわせて教えてください。
如果不局限于恋爱,而是从喜、怒、哀、乐所有情感中,可以选择让某一种情感可视化的话,您会选择哪种情感?请同时说明理由。

「悲しみ」ですね。幸せや喜びは態度や顔に出やすいですが、悲しみはヴァーデスのように隠せてしまうものですから。
我会选「悲伤」。因为幸福和喜悦容易表现在态度和脸上,但悲伤却像瓦迪斯那样,是可以隐藏起来的。

それを察することができれば、その人を救えたり、場を円滑にできたりするのではないかと思います。
如果能察觉到对方的悲伤,或许就能拯救那个人,或者让场面气氛变得更加融洽吧。


本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
请对期待本作的粉丝们说几句话。

誇張抜きに、老若男女すべての方に刺さる物語になっているんじゃないかと思います。
毫不夸张地说,我认为这是一个能触动所有男女老少的故事。

RPGっぽい世界観や、乙女ゲームなのに「恋愛をしてはいけない」という設定、魅力的なキャラクターなど、おもしろいポイントがたくさんあります。
RPG风格的世界观、明明是乙女游戏却「不能恋爱」的设定、充满魅力的角色们……有趣的点数不胜数。

僕自身、発売を楽しみにしていますし、他の方の演技をはやく聞いてみたいなと思っています。ぜひ、楽しみにお待ちください。
我自己也很期待游戏的发售,并且想快点听到其他声优的演绎。请大家一定满怀期待地等待。


フラトニス・ライラプス 役
弗拉特尼斯·莱拉普斯 饰演者

野島 健児 様
野岛健儿 先生

収録をのご感想をお願いします。
请谈谈您参加录音的感想。

終始楽しかったですね。
自始至终都非常愉快。

現場の雰囲気がとてもよくて、演技のディレクションも細かくて的確でしたし、僕が演じたフラトニスも……あれ、これって乙女ゲームですよね? 乙女ゲーム感、なかったですねぇ(笑)。
现场氛围非常好,演技指导也很细致、很到位,还有我饰演的弗拉特尼斯……嗯,这应该是乙女游戏吧?完全感觉不到乙女游戏的感觉呢(笑)。

フラトニスはヒロインの悪友って感じで、オモシロ担当で、愛すべきSAMURAIです。
弗拉特尼斯给人的感觉就像是女主角的损友,是负责搞笑的,一位可爱的SAMURAI。


ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。
请告诉我们您对自己所饰演角色的第一印象,以及在演绎之后,印象是否发生了变化?

また、演じたうえで感じたキャラクターの魅力を教えてください。
另外,也请谈谈在演绎过程中所感受到的角色魅力。

最初は、男らしくてかっこいいキャラクターという印象でした。
最初给我的印象是,这是个很有男子气概、很帅气的角色。

その印象は残しつつ、演じてみてかなり純粋なキャラクターだなと思いましたね。
在保留这个印象的同时,实际演绎之后,我觉得他是个非常纯粹的角色。

やっぱり、純粋さって後から作れるものではなく元来持っている性質なんですね。
果然,纯粹这种东西不是后天能养成的,而是与生俱来的特质呢。

そこがフラトニスの魅力であり、おもしろいところでもあると思います。
我认为这正是弗拉特尼斯的魅力所在,也是他有趣的地方。

ヒロインに対しても好きだと思ったら「大好きだ!」と口に出して伝えるような性格で、その真っ直ぐさが羨ましいなとも思いますね。
他对女主角也是如此,一旦喜欢上了,就会直截了当地说出来「我最喜欢你了!」,这种坦率的性格,甚至让我有些羡慕呢。

そういうピュアな部分に惹かれて、絆されて、人が集まってくるんじゃないでしょうか。
大家或许正是被他这种纯粹的部分所吸引、所折服,才会聚集到他身边的吧。


印象に残ったセリフやお気に入りのシーンを教えてください。
请告诉我们对您印象深刻的台词或喜爱的场景。

バッドエンドが印象深いですね。「この人からこんなセリフが出るんだ」という驚きがありました。
Bad Ending令人印象深刻。会有一种「没想到这个人会说出这种台词啊」的惊讶感。

そのキャラクターへの理解が深まると思うので、ハッピーエンドだけじゃなくて、つらくてもバッドエンドまで見ていただけたらうれしいです。
我觉得这能加深对角色的理解,所以希望大家不仅能看Happy Ending,哪怕会有些难受,也能一直看到Bad Ending,我会很高兴的。

本作では、主人公の“恋心”が「鎖」として可視化されるという特徴があります。
本作的一个特征是,主角的「恋心」会以「锁链」的形式被可视化。


もし、恋に限らず喜怒哀楽すべてのなかで、なにかひとつの感情が可視化されるとしたらどのような感情を選ぶか、理由もあわせて教えてください。
如果不局限于恋爱,而是从喜、怒、哀、乐所有情感中,可以选择让某一种情感可视化的话,您会选择哪种情感?请同时说明理由。

人を嫌な気持ちにさせたくないので、悲しみとか、怒りとか、見えるといいかもしれないですね。
因为不想让别人感到不快,所以如果能看见「悲伤」或者「愤怒」这类情绪,或许会比较好呢。

じつは知らない間に傷つけていた、とかそういうすれ違いがなくなりそう。
像是「其实在不知不觉间伤害了对方」之类的误会和隔阂,或许就能避免了。

でも見えたら見えたで、言葉選びに時間がかかってまともに会話できなくなりそうだなぁ。
但话说回来,如果真的能看见,又可能会因为斟酌用词而花费太多时间,导致没法正常交谈了吧。

やっぱり、知らないほうがいいこともありますよね。
果然,有些事情还是不知道比较好呢。


本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
请对期待本作的粉丝们说几句话。

斬新な世界観と設定で、僕自身も楽しみながら収録させていただきました。
凭借着新颖的世界观和设定,我自己也非常愉快地参与了录音。

ゲームをプレイすれば没頭するだろうし、驚かされる部分もあり、笑わせてくれる部分もあるので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
相信大家玩这款游戏时会沉浸其中,既有让人惊叹的部分,也有让人捧腹的部分,所以请一定满怀期待地等待游戏发售。


クロノール 役
克罗诺尔 饰演者

古川 慎 様
古川慎 先生

収録をのご感想をお願いします。
请谈谈您参加录音的感想。

いやぁ、おもしろかったですね。
哎呀,非常有趣呢。

魅力的なキャラクターばかりで、なにより、主人公がおもしろいキャラクターだとゲームもおもしろくなるんだなと感じました。
尽是些充满魅力的角色,而且最重要的是,我感觉主角如果是个有趣的角色,游戏本身也会变得有趣。

恋愛シミュレーションの攻略対象キャラクターがいちばん関わるのはたいてい主人公だと思うんです。
恋爱模拟游戏中,可攻略角色互动最多的对象,通常都是主角吧。

声優の立場で言わせてもらえば、その主人公が明確な意思をもって接してくれるとこちらも感情を動かしやすい。
从声优的立场来说,如果主角能带着明确的意志来互动,我们这边也更容易调动情感。

読み物としても、主人公と攻略対象、じゃなくて主人公ともうひとりの主人公、って感じがしてよかったです。
即便是作为故事来阅读,感觉也不像是主角和攻略对象,更像是主角和另一位主角,这点很棒。


ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。
请告诉我们您对自己所饰演角色的第一印象,以及在演绎之后,印象是否发生了变化?

また、演じたうえで感じたキャラクターの魅力を教えてください。
另外,也请谈谈在演绎过程中所感受到的角色魅力。

最初に資料をいただいたときはクール美人系だなぁとか、物言いがキツくて辛辣な感じかなぁとか思ってたんですが、台本を読んでみると意外と「べらんめえ!」って感じで。しかも32歳⁉ っていう。
最初拿到资料的时候,我还以为他是那种冷峻美男型,或者说话方式严厉、有些尖刻的感觉,但读了剧本才发现,意外地有种江户儿范儿。而且才32岁!?

これは解釈を作り直す必要があるな、と修正していまの感じになりました(笑)。
当时心想必须重新调整对角色的理解,修正之后就成了现在这个感觉(笑)。

クロノールはいろんなことを諦めている感があったんですが、クセの強い主人公と関わっていくなかで若返るじゃないですけど、すり切れていたものが戻ってくるような、そんなキャラクターの変化も楽しんでいただきたいですね。
克罗诺尔原本给人一种对很多事情都已心灰意冷的感觉,但在与个性强烈的主角相处的过程中,虽然不能说返老还童,但感觉像是磨损殆尽的东西又回来了。希望大家也能享受角色这样的变化。


恋をしたい主人公に対し、攻略対象となる担当キャラクターは「主人公との恋を回避したい」という難しい立ち位置ですが、主人公との関わり方やキャラクターの個性を演じるうえで工夫した点や意識したポイントを教えてください。
对于渴望恋爱的女主角,您所饰演的可攻略角色却处于「想要回避与女主角的恋情」这一微妙的立场。请问在演绎他与女主角的互动方式以及角色个性时,您下了哪些功夫,或者意识到了哪些要点?

クロノールはとある理由から自分自身に否定的で、聖女である主人公のことも大嫌いという立ち位置から物語がスタートするんですよ。
克罗诺尔的故事,是从他出于某种原因而自我否定,并且也非常讨厌身为圣女的主角这个立场开始的。

でもそこを、主人公が押しに押しまくってどうにかしてくれるという。
但面对这种情况,主角会一再地主动出击,最终设法扭转局面。

たぶんみなさんが想像している倍は押しが強い主人公ですからね(笑)。
毕竟主角的进攻性大概是大家想象中的两倍那么强呢(笑)。

収録中にディレクションを受けていくなかで、諦めからすがりつき、そして希望、みたいな感情の変遷になるように意識して演じました。
在录音过程中接受指导时,我有意识地演绎出他从绝望到抓住希望,那种情感上的变迁。


印象に残ったセリフやお気に入りのシーンを教えてください。
请告诉我们对您印象深刻的台词或喜爱的场景。

口喧嘩をするシーンが好きでした。あと荒事のシーンも男の子的に読んでいて楽しいというか、ノリやすくて好きかな。
我喜欢他们斗嘴的场景。另外,那些激烈冲突的动作场面,作为男生读起来也很有趣,或者说很容易投入进去,挺喜欢的。

クロノールは顔面こそ麗し系ですけどしっかり荒事には慣れていますし、むしろ好きなんじゃないかと、そっちの気がありそうなくらいノリノリで、演じていて楽しかったです。
克罗诺尔虽然外表是英俊那一挂的,但其实对打斗场面习以为常,甚至感觉他或许还挺喜欢的,演绎起来有种跃跃欲试的劲头,非常愉快。

本作では、主人公の“恋心”が「鎖」として可視化されるという特徴があります。
本作的一个特征是,主角的「恋心」会以「锁链」的形式被可视化。


もし、恋に限らず喜怒哀楽すべてのなかで、なにかひとつの感情が可視化されるとしたらどのような感情を選ぶか、理由もあわせて教えてください。
如果不局限于恋爱,而是从喜、怒、哀、乐所有情感中,可以选择让某一种情感可视化的话,您会选择哪种情感?请同时说明理由。

恋愛ゲームにあるパラメーターを可視化したいです。「あ、この人は(好感度が)高めだからこっちでも大丈夫かな」とか、人間関係で便利そうですよね。
我想让恋爱游戏里的那种参数可视化。比如「啊,这个人(好感度)比较高,那这样说话应该没问题吧?」,感觉在人际关系中会很方便呢。

自分もそうなんですけど、自分に自信がないタイプは基本的に口下手なんですよ。
我自己也是这样,没自信的类型基本上都不太擅长表达。

ただそれは上手く表現できていないだけで、本当は尻尾を振っていたりするので、そういう同族の好意がパロメーターで見えればいいなと思います。
但那只是没能很好地表现出来而已,说不定其实心里正摇着尾巴呢。所以如果能看到同类人的好意参数就好了。


本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
请对期待本作的粉丝们说几句话。

演じてみて感じたのが、ディープなストーリーに対してパッケージやプロモーションがポップだなという点ですね。
实际演绎之后感受到的是,与深刻的故事内容相比,游戏的包装和宣传显得很轻快呢。

そのポップさに惹かれて本作をプレイする人は、きっと沼に引きずりこまれるんじゃないでしょうか。
被这种轻快感吸引来玩本作的人,大概会被拖进深坑里吧。

コンシューマーゲームソフトは安くはないですが、遊んでみる価値がある作品だと思いますので、ぜひプレイしていただけたら嬉しいです。
虽然家用游戏软件不算便宜,但我认为这是一部值得一玩的作品,如果大家能来玩的话我会很高兴。


God 役
God 饰演者

梶 裕貴 様
梶裕贵 先生

収録をのご感想をお願いします。
请谈谈您参加录音的感想。

乙女ゲームに新規参戦するのはかなり久しぶりで、懐かしい感覚が蘇りました。
再次参演乙女游戏,距离上次已经很久了,那种令人怀念的感觉又苏醒了。

でもGodは今まで演じたどのキャラクターとも違うので、新鮮味もありましたね。
不过God与我至今演绎过的任何一个角色都不同,所以也很有新鲜感。

お話の構成だったり、ストーリー分岐の仕方だったり、オトメイト作品らしい魅力が詰まっているなと感じながらの収録でした。
录音过程中,我深深感受到本作在故事构成、剧情分支方式等方面,都凝聚了Otomate作品特有的魅力。


ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。
请告诉我们您对自己所饰演角色的第一印象,以及在演绎之后,印象是否发生了变化?

また、演じたうえで感じたキャラクターの魅力を教えてください。
另外,也请谈谈在演绎过程中所感受到的角色魅力。

名前からしてインパクトがすごいですよね。なんてったってGodですから(笑)。
单是名字就很有冲击力呢。毕竟可是God啊(笑)。

いわゆる”神”を意味する言葉ですし、ビジュアルも神秘的で、人とは違う存在なんだろうなと思ったのが第一印象です。
这词本身就是所谓「神」的意思,而且视觉效果也很神秘,所以第一印象是觉得他大概是个与众不同的存在吧。

でもセリフ的にはポップでユニークで、掴みどころのないキャラクターで。
但从台词来看,他又是个轻快、独特、让人捉摸不透的角色。

きっと僕が新人の頃だったらこういう役柄を演じるのは苦戦しただろうなと考えると、時の流れを感じます。
想到如果是我刚出道那会儿来演绎这种角色,肯定会很吃力吧,不禁感慨时光流逝。


恋をしたい主人公に対し、攻略対象となる担当キャラクターは「主人公との恋を回避したい」という難しい立ち位置ですが、主人公との関わり方やキャラクターの個性を演じるうえで工夫した点や意識したポイントを教えてください。
对于渴望恋爱的女主角,您所饰演的可攻略角色却处于「想要回避与女主角的恋情」这一微妙的立场。请问在演绎他与女主角的互动方式以及角色个性时,您下了哪些功夫,或者意识到了哪些要点?

斬新で、おもしろい設定ですよね。”恋愛したくてもさせてもらえない”って、「乙女ゲームとしてそれでいいの!?」みたいな(笑)。
这个设定真是新颖又有趣呢。「想恋爱却不能谈」,让人忍不住想「作为乙女游戏这样真的好吗!?」(笑)。

ジャンヌ・ダルクという誰でも知っているような人物をモチーフに、守られるだけのヒロインじゃなくて、自分の力で運命を切り開いていく姿も、まさに令和の乙女ゲームらしいなと。時代を感じますね。
以贞德这位家喻户晓的人物为蓝本,女主角不再是等待被保护,而是靠自己的力量开拓命运,这点也很有令和时代乙女游戏的感觉。让人感受到时代的变迁呢。


印象に残ったセリフやお気に入りのシーンを教えてください。
请告诉我们对您印象深刻的台词或喜爱的场景。

演じるうえで声のトーンだったり、感情の込め方だったり、Godのセリフには遊びの幅がけっこうあるんですよ。
在演绎的时候,无论是声调还是情感的投入方式,God的台词都有相当大的发挥空间。

とてもユニークなキャラクターなんですけど、だからこそ、歴代ジャンヌに対する彼なりの思いを語るシーンはシリアスで、強く印象に残ってますね。
他虽然是个非常独特的角色,但也正因如此,他谈及自己对历代贞德的想法的那些场景就显得格外严肃,给我留下了非常深刻的印象。

どれだけ胡散臭くても(笑)、芯には大事なものを抱えているキャラクターなんだろうなと感じています。
不管他看起来多么可疑(笑),我想他本质上应该是个内心深处珍藏着重要东西的角色吧。

本作では、主人公の“恋心”が「鎖」として可視化されるという特徴があります。
本作的一个特征是,主角的「恋心」会以「锁链」的形式被可视化。


もし、恋に限らず喜怒哀楽すべてのなかで、なにかひとつの感情が可視化されるとしたらどのような感情を選ぶか、理由もあわせて教えてください。
如果不局限于恋爱,而是从喜、怒、哀、乐所有情感中,可以选择让某一种情感可视化的话,您会选择哪种情感?请同时说明理由。

結論から言うと、僕は見えなくていいです。見えちゃったら絶対つまらない。
结论就是,我觉得看不见比较好。要是能看见的话,绝对会很无趣。

「今、相手はどう思っているのかな?」と想像することが大事で、それが全て分かってしまったら……なんだか自分が、どんどん嫌なやつになっていっちゃう気がします(笑)。
去想象「对方现在是怎么想的呢?」这个过程很重要,如果一切都一目了然……我总感觉,自己会渐渐变成一个讨厌的人(笑)。

変に安心してしまったり、努力をしなくなってしまうかもしれないですしね。分からないからこそ楽しい。
可能会因此产生莫名的安心感,或者不再付出努力。正是因为不知道,才会觉得有趣。

それに、どこか未来が見えるのに近い気がして……人生に味気なさや物足りなさを感じそうなので、お断りします(笑)。
而且,这总感觉有点像能窥见未来……我可能会因此觉得人生索然无味、有所缺失,所以还是免了吧(笑)。


本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
请对期待本作的粉丝们说几句话。

自分にとって久しぶりの乙女ゲーム出演であり、とてもチャレンジングな役への挑戦でした。
这是我久违地出演乙女游戏,也是一次对极具挑战性的角色的尝试。

演じていて汗だくになるほどエネルギッシュなキャラクターなんですが、心の機微は繊細な部分もあって、演じていて非常に楽しかったです。
他是个演绎起来需要投入巨大能量、甚至会让人汗流浃背的角色,但同时情感变化也有纤细的一面,演起来非常愉快。

最初は「なんだコイツ!?」って鼻につくヤツに感じられるかもしれませんが(笑)、Godであり、同時に人間らしいキャラクターでもあるので、斬新なゲーム設定といっしょに楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします!
或许一开始大家会觉得「这家伙搞什么啊!?」是个让人不爽的家伙(笑),但他既是God,同时也是一个富有人情味的角色,希望大家能连同新颖的游戏设定一起享受。请多关照!

❖ 倒计时

発売6日前
发售前 6 天:克罗诺尔

……クロノールだ。依頼があるなら報酬次第で応じてやる。
……我是克罗诺尔。有委托的话就看报酬决定。

だが雇われたからといって、誰かの指図を受けるつもりはない。
但就算被雇了,我也不打算听谁的指使。

特に、ろくに救国も出来ない、インチキ聖女のあんたにはな。
尤其是对你这种连救国都做不到的假圣女。

この呼ばれ方が嫌なら、精々俺に笑われない程度の実力を見せてみろよ。
不喜欢这称呼的话,就拿出点至少别让我笑出来的实力看看。

無力なジャンヌ・ダルク。
无力的贞德。

発売5日前
发售前 5 天:弗拉特尼斯·莱拉普斯

オレはフラトニス・ライプラス。
我是弗拉特尼斯·莱拉普斯。

リージェネート最強の騎士にして、お前の運命の相手だ、当代のジャンヌ・ダルクよ!
我是里杰内特最强的骑士,也是你命运的伴侣,当代贞德!

……敵同士なのに求婚? ふっ、その程度の障害など、オレたちの愛の前には無意味。
……明明是敌人还求婚?呵,那点障碍在我们爱面前毫无意义。

オレは必ずお前に勝利し、その身と心を貰い受けるぞ。今から覚悟しておくのだな!
我一定会战胜你,收下你的身与心。现在就开始做好觉悟吧!

発売4日前
发售前 4 天:瓦迪斯

やあ、僕はヴァーデス。聖刻という組織に所属する神官だよ。
嗨,我是瓦迪斯。隶属名为圣刻的组织的神官。

本来は戦に同行するなんて遠慮したいんだけど、美しい君の傍にいれるのなら話は別だ。
本来陪人上战场这种事我很想推辞,但能待在美丽的你身边就另当别论。

君だけの相談役として、悩みだろうとなんでも引き受けるから頼りにしてね。
作为只属于你的咨询者,烦恼也好什么也好我都接,尽管依靠我吧。

今から会えるのを楽しみにしているよ、麗しのジャンヌ・ダルク?
现在就很期待与你相见哦,美丽的贞德?

発売3日前
发售前 3 天:雷克斯·德·克拉谢尔

エクスラトル騎士団に所属する、レクス・ド・クラーシェルと申します!!
我是隶属艾克斯拉特罗骑士团的雷克斯·德·克拉谢尔!!

ジャンヌに比べればまだまだ若輩者ですが、貴女と共に祖国を守りたい気持ちは誰にも負けません!
比起贞德我还是个晚辈,但想与你一起守护祖国的心情不输给任何人!

千年前の悲劇など跳ね除け、共に救国を成し遂げましょう!
把千年前的悲剧统统踢开,一起完成救国吧!

自分はいつだって、貴女の騎士として傍でお守りします!
我会永远作为你的骑士在你身边守护!

発売2日前
发售前 2 天:God

偉大なるGod、只今降臨!!
伟大的 God,现在降临!!

……ってことでいよいよ旅立ちの時が近づいてきたね、わたしの選んだジャンヌ・ダルク。
……也就是说,启程的时刻终于近了,我所选中的贞德。

歴代のジャンヌよりだいぶめちゃくちゃ……いや破天荒な君なら、このGodの示す救国を成し遂げてくれると信じているよ。
你比历代贞德混乱得多……不,破天荒得多,我相信你一定能完成这位 God 指引的救国。

たとえ、どんな形になろうとも、ね?
不管以什么形式,对吧?

……ふふ、それだけわたしの、君にかける期待が大きいということさ?
……呵呵,也就是说我对你寄予的期待就是这么大。

発売1日前
发售前 1 天:利兹·卢内·沙纳

従者としてあなたに仕えるようになってから何年も経ちましたが……いよいよ救国の時が訪れましたね。
作为侍从侍奉你已过了好几年……救国的时刻终于来了。

ジャンヌであるあなたの従者として、精一杯お支えします。
作为贞德你的侍从,我会尽力支持你。

何があっても、誰が何をしようと、絶対に離れはしません。
无论发生什么、谁做了什么,我都绝不会离开。

おれは生涯、あなたを生かすと決めているのですから。
因为我已决定,这一生都要让你活下去。

発売当日:リーズ・ルネ・シャナ
发售当日:利兹·卢内·沙纳

とうとう、共に旅立つ時が来ましたね。未知の旅になりますが、大丈夫。
终于到了共同启程的时刻。虽是一趟未知的旅程,但没关系。

おれの心を救ってくれたあなたなら、きっとこの国をも照らすことが出来ると信じています。
拯救了我心的你,一定能照亮这个国家,我相信。

さあ、共にいきましょう、ジャンヌ。多くの人たちを嘆きから守り、救いへと導くために。
来吧,一起走吧,贞德。为了守护众多人免于叹息,把他们引向救赎。

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。本日発売。
CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。今日发售。

発売当日:レクス・ド・クラーシェル
发售当日:雷克斯·德·克拉谢尔

とうとうジャンヌにお会い出来る日が来ましたね!
终于到了能见到贞德的日子!

どれだけ心待ちにしていたことか……!
我可是等得多么心急……!

まだまだ未熟な身なれど、貴女に誠心誠意お仕えし、必ずその命を守ると誓います。
虽然我还很不成熟,但我发誓会诚心诚意侍奉你,必定守护你的性命。

自分の剣は、国と貴女のためにあるのですから!
因为我的剑是为国家和为你而存在的!

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。本日発売!
CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。今日发售!

発売当日:ヴァーデス
发售当日:瓦迪斯

相談役として、君に会う日がやってきたね。
作为咨询者,与你相见的日子到了。

噂に聞く、歴代でもっとも腕っぷしの強いジャンヌがどんな女性なのか……今から楽しみにしているよ?
传闻中历代最有力的贞德是怎样的女性……我现在就很期待哦?

ああ、身構えなくても大丈夫、僕は神よりも素敵な女性の味方だから。
啊,不用戒备,我是比神更站在出色女性这边的。

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。本日発売。
CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。今日发售。

発売当日:フラトニス・ライラプス
发售当日:弗拉特尼斯·莱拉普斯

お前と戦場で相まみえる時がようやく来たな。
终于到了在战场上与你相见的时候。

オレにとって、剣こそが愛。
对我来说,剑就是爱。

たとえどんな結末になろうとも、この刃をもってお前への愛を叫び続けてみよう。
不管迎来什么结局,我都会用这刀刃继续呼喊对你的爱。

……だからどうか、お前も全力で応えてくれ。
……所以请你也要全力回应我。

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。本日発売。
CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。今日发售。

発売当日:クロノール
发售当日:克罗诺尔

……この日が来ちまったか。
……这一天还是来了。

あんたみたいなインチキ聖女には会いたくなかったんだがな。
我本不想见到你这种假圣女。

精々、俺の傭兵業の邪魔するんじゃねえぞ。
至少别来妨碍我的佣兵生意。

……と言っても、なんだか嫌な予感がするな。
……不过,总觉得有种不祥的预感。

間違っても、腐れ縁なんかににならないようにしねえと……。
千万别搞成什么孽缘才行……

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。本日発売。
CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。今日发售。

発売当日:God
发售当日:God

God、とうとう君の前に本格降臨!
God,终于在你面前正式降临!

見たまえ、この神々しい姿を! 君を送り出すのに相応しい姿だろう?
看吧,这神圣的姿态!很适合为你送行吧?

ということで、君の旅をGodとして生温かく見守らせてもらうから頑張れ、わたしの選んだ、ジャンヌ・ダルク?
所以,我会以 God 的身份温吞地看着你的旅途,加油吧,我所选中的贞德?

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。本日発売。
CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-。今日发售。


❖ 短篇故事


EPISODE:Lise René Xana
EPISODE:利兹·卢内·沙纳

『旅の前日譚 -主従関係-』
『旅之前日谈 -主从关系-』


――これは、当代のジャンヌ・ダルクに仕える麗しき青年と。
——这是关于侍奉当代贞德的俊美青年。

エクスラトルに住まう、名もなき一人の青年との、小さな小さな……後に壮大となる歴史に埋もれるほどの、ささやかな日常。
以及居住在艾克斯拉特罗的一位无名青年之间,那小小的……微小到日后将被壮阔历史所埋没的,平淡日常。

だけどリーズ・ルネ・シャナは、どれだけ印象的な旅をすることになったとしても――。
但无论利兹·卢内·沙纳将踏上何等刻骨铭心的旅途——

きっと、彼との話を、忘れないだろう。
他也一定,不会忘记与他的这段对话吧。

*

「リーズはさ、彼女と恋人同士になりたいとか思わないのか?」
「利兹啊,你难道不想和她成为恋人吗?」

「……え?」
「……咦?」

――どうも、俺はパラル村の住人である男その1。
——你好,我是帕拉尔村的村民,路人甲。

名乗るほどの特徴はないので、その1とでも呼んでくれ。
因为没什么值得一提的特征,就叫我路人甲吧。

俺が住んでいるパラル村は、エクスラトルの中でも上質な葡萄酒が作られることで有名で、観光客が来ることもちらほら。
我住的帕拉尔村,以出产艾克斯拉特罗顶级的葡萄酒而闻名,偶尔也会有游客来访。

とはいえ田舎だけあって基本的には静かで穏やか。
不过毕竟是乡下,总体来说安静祥和。

発展している首都オーピアと比べると不便は多いだろうけど、俺はここでののどかな生活が気に入っていた。
比起繁华的首都奥皮亚,这里确实诸多不便,但我很喜欢这种悠闲的生活。

そして今、小さな喫茶店で俺と共に紅茶を飲んでいるのが、リーズ・ルネ・シャナという青年。
而现在,在这家小茶馆里和我一起喝茶的,就是一位名叫利兹·卢内·沙纳的青年。

親友……と呼べるほどの関係性ではないけれど、たまにこうやって話をすることがある……うん、まあ気の良い友人の一人だ。
虽然关系算不上……能称之为挚友,但偶尔也会像这样聊聊天……嗯,算是关系不错的朋友之一吧。

……ところでこの村には、浸透しきっている常識が存在する。
……话说,这个村子里有一个深入人心的常识。

それはこのリーズ・ルネ・シャナが、国内外で有名になってしまうのでは? と考えてしまうほど美青年であること。正直、向かいの席にいると眩しくて仕方がない。
那就是这位利兹·卢内·沙纳,他俊美得让人怀疑他会不会在国内外出名。老实说,和他面对面坐着,真是耀眼得让人受不了。

……そして、その彼の傍には常に当代のジャンヌという、これまた綺麗な聖女が常にいる……というか、いなくても存在がちらついていること。
……而且,他的身边总是跟着当代的贞德,这位同样美丽的圣女……应该说,就算她人不在,也总让人感觉她的影子在旁边。

先ほど俺が口にした『彼女』とは、その17代目ジャンヌ・ダルクのことである。
我刚才所说的『她』,指的就是第十七代贞德。

「よく言われますが……。おれも彼女も、お互いに恋愛感情を持っているわけではありませんから。ただ、この世界で一番大切に想い合っている幼馴染みというだけで……」
「经常有人这么说……。我和她,彼此之间并没有恋爱的感情。我们只是……这世上最重视彼此的青梅竹马而已……」

「それを恋人っていうんじゃないのか?……一生彼女の傍にいて支えるつもりなんだろ?」
「那不就叫恋人吗?……你是打算一辈子待在她身边,支持她的吧?」

「はい。彼女がジャンヌとして旅立つ時が来ても、来なくても。ほら、聖女には『他の何者にもなれない』という職業制限がかかっているでしょう? だから――」
「是的。无论她作为贞德踏上旅途的那一天是否到来。你看,圣女有着「无法成为任何其他身份」的职业限制吧?所以——」

軽く国を崩壊させられそうな美しさで、リーズは微笑んだ。
利兹带着那仿佛能让国家为之倾倒的美丽,微笑着说道。

「ジャンヌを一生養えるほどの貯金をしようと思っていて。医術師や宝石採掘を術式で手伝って、お金を貯めている最中なんです。最終的には二人で老後を静かに過ごせる、素朴で素敵な家が買えるといいなと」
「我打算存够能养贞德一辈子的钱。现在正在用术式帮忙做医师、开采宝石来攒钱。希望最终能买下一栋朴素又美好的房子,我们两个人能安静地度过晚年」

「それ、恋人を通り越してもう夫婦じゃね……?」
「这已经不只是恋人,完全是夫妇了吧……?」

「あはは、そんな。おれは単に、家という大きな買い物をしてしまえば、彼女が危険な真似をするのを減らせる、小さな理由の一つになるかなと……」
「啊哈哈,哪有。我只是想,如果能买下房子这么大件的东西,或许能成为让她少做危险事情的……一个小小的理由吧……」

「怖い怖い怖い怖い重い重い重い重い。純朴なのに繋ぎ止め方が狂ってる」
「可怕可怕可怕可怕,沉重沉重沉重沉重。明明挺淳朴的,这拴住人的方式也太偏执了吧」

「そうですか?でも前にうっかり彼女にこれを話してしまったとき、『リズに大事にされている実感があって嬉しい』『緑豊かな家の庭にいる君は美しいだろう』と、喜んでくれましたよ?」
「是吗?不过之前我不小心跟她说起这事时,她挺高兴的,还说『能感觉到利兹很重视我,我很开心』、『站在绿意盎然的庭院里的你,一定很美吧』?」

「主従揃って狂ってんな」
「主仆俩都是疯子啊」

俺わかんないよ……。
我搞不懂啊……。

男女の友情とも主従とも言えないし、彼女とリーズの関係って、本当なに?
既说不上是男女间的友情,也说不清是主仆,她和利兹,到底是什么关系啊?

「ですが……あの有名なオルティエが、リージェネートに占領されてしまったという噂が流れているでしょう?……戦争が激化する前に救国をしろと、とうとう神から彼女に宣告が下る予感がするんです」
「不过……那个著名的奥尔蒂耶被利杰纳特占领的传言,已经传开了吧?……我有种预感,在被占领之前,神终于要向她下达救国宣言了」

「あー、聖女は神からの宣告がないと、戦争に出られないからな。随分前にあの国と大規模な戦いがあった時も、止める兵士を引きずって出撃しようとしてたっけ」
「啊——,圣女没有神的宣告就不能上战场嘛。之前和那个国家打大规模战役的时候,她还想拖着阻止她的士兵强行出击来着」

「はい。最終的には、派遣された聖刻の戦闘要員の方が百人がかりで押さえ込んで説得していましたけど……」
「是的。最后还是被派遣来的圣刻战斗人员们,上百人一起按住她,才说服了她……」

冷静に考えると、百人でないと押さえ込めない彼女の強さもだいぶおかしい。この主従に関わっていると、だいぶ普通の基準が狂いそうである。
冷静想想,她强到非得一百个人才能按住,这本身就很离谱了。跟这对主仆打交道,感觉正常的标准都要乱套了。

「ってことは宣告が下りたら、リーズも彼女と一緒にオルティエへ旅立つのか」
「这么说,宣告一下来的话,利兹你也要和她一起去奥尔蒂耶了吧?」

「ええ、従者ですからもちろん。……彼女の足手まといにならないかだけが、心配ですが」
「嗯,身为侍从,当然如此。……只是担心自己会不会成为她的累赘」

「ハハ、大丈夫だよ。お前は彼女を守るために、一生懸命術式の稽古をしてたじゃないか」
「哈哈,没事的啦。你不是为了守护她,一直在拼命练习术式嘛」

そう言うと同時に、互いに注文したケーキが届いた。
话音刚落,我们点的蛋糕也送到了。

そのうちの一つを、俺はリーズへと差し出す。
我将其中一份推给利兹。

「?」
「?」

「俺の奢り。甘いモン食って、彼女を支えるための糧にしろよ」
「我请客。吃点甜的,就当是支持她的动力吧」

「……! ありがとうございます。……おれみたいな弱い従者を、信じてくれているんですね」
「……! 谢谢。……您愿意相信我这样弱小的侍从呢」

「当たり前だろ? 村の皆は、全員家族みたいなもんなんだから。……でも……」
「当然啦? 村里的大家,都是一家人。……不过……」

言い淀んだ俺に、リーズは首を傾げた。
看着我欲言又止的样子,利兹歪了歪头。

……少しばかり照れくさいが、ここで本音を隠す必要なんてないだろう。
……虽然有点难为情,但既然话说到这份上,也没必要藏着掖着了。

「彼女とリーズが旅立ったら、きっと寂しくなるな。お前ら主従はさ、この村の名物みたいなもんだから」
「如果你们俩踏上旅途,我一定会很寂寞的。毕竟你们这对主仆,也算是这个村子的特色了」

「……そうですね。おれも皆さんにしばらく会えないと思うと、寂しいです」
「……是啊。想到会有段时间见不到大家,我也觉得很寂寞」

「葡萄酒も呑めなくなるしな?」
「也喝不到葡萄酒了呢?」

「あはは。彼女はお酒が好きだから、それも堪えるかもしれませんね」
「啊哈哈。她很喜欢喝酒,这点或许也挺难熬的呢」

存在感のある二人が旅立ったパラル村は、きっと普段より静かで――何かが欠けたように、寂しくなるだろう。
存在感如此强烈的两人离开后的帕拉尔村,一定会比平时更加安静——仿佛缺了什么似的,变得寂寞起来吧。

正直に言えば、彼女とリーズの関係は理解できないし、この先も永遠に理解できないと思う。
说实话,我无法理解她和利兹的关系,而且恐怕今后也永远无法理解。

「心配しないでください。何があろうと、本人が嫌がっても、おれは彼女を生きてこの村に帰してみせます。それこそ、どんな手段を使っても」
「请您不用担心。无论发生什么,就算她本人不愿意,我也会让她活着回到这个村子。不择手段,也在所不惜」

純粋で。美しくも歪な、彼のジャンヌの命への執着には、時折恐怖すら感じるけれど……。
对他那纯粹、美丽而又扭曲的,对贞德性命的执着,我偶尔甚至会感到恐惧……。

「おれも彼女も、パラル村が大好きだから」
「我和她,都非常喜欢帕拉尔村」

それでも彼らが、大事な村の一員であることには変わりない。
即便如此,他们是村里重要的一员,这一点不会改变。

俺たちが胸を張って送り出す、パラル村名物の破天荒主従なら、必ず。
作为能让村民们骄傲地送别出去的,帕拉尔村特色的破天荒主仆,他们一定——

「途中で死んだりなんかしたら、いつかあの世で再会しても口きいてやらないからな」
「要是你们半路死了,以后就算在那边重逢我也不会跟你们说话的哦」

「……はい!」
「……是!」

最高の形で、エクスラトルの救国を果たしてみせるだろう。
他们一定,会以最圆满的形式,完成艾克斯拉特罗的救国大业吧。

*

「……リズ?ぼうっとしてどうした、何か考えごとか?」
「……利兹?怎么发呆了,在想什么呢?」

「あ……ジャンヌ」
「啊……贞德」

オルティエに続く旅の中で、ふと故郷の友人と交わした会話を思い出した。
在向着奥尔蒂耶进发的旅途中,突然想起了与故乡友人交谈过的那些话。

(彼もパラル村を発つ時に、盛大に見送りにきてくれたっけ)
(他也在我们离开帕拉尔村的时候,特意赶来送行了呢。)

これまでの道のりで強い敵や仲間と出会い、弱い自分がますます情けないと思うことが何度もあった。
一路走来,遇到了强大的敌人和可靠的伙伴,无数次觉得自己如此弱小,实在是不堪。

彼女を守るどころか守られてはいないかと、夜中に悩んだことも一度や二度ではない。
也曾不止一次在深夜烦恼,自己非但没能保护她,反倒是一直被她保护着。

でも――。
但是——

「少し、村のことを思い出していました。皆さん旅立つときに、揃って見送りに来てくれましたね」
「刚才,想起了村里的一些事。我们出发的时候,大家都一起来送行了呢」

「ああ、そうだな。聖女という役目は億劫だが、皆が平穏に暮らすためにも救国は成し遂げなければ。君という、自慢の従者と共にな?」
「啊啊,是啊。圣女这职责虽然麻烦,但为了让大家都过上平稳的日子,这救国大业也必须得完成。和你这位,我引以为傲的侍从一起?」

「――はい。いつまでもどこまでも、お供します」
「——是。无论何时何地,我都会伴随您左右」

旅を続けよう。
继续旅途吧。

彼女の傍で輝き続ける、道標の明かりとして。
作为她身边持续闪耀的路标之光。

破天荒な彼女と一緒なら、きっと――。
若是和破天荒的她在一起,一定——

彼とも、笑顔で再会できると思うのだ。
也能和他,笑着重逢吧。

END


EPISODE:Rex de Couraciel
EPISODE:雷克斯·德·克拉谢尔

『旅の前日譚 -理想の騎士-』
『旅之前日谈 -理想的骑士-』


理想の騎士である兄上は、常に輝いていた。
作为理想骑士的兄长大人,总是那么耀眼。

だけど、自分と共に彼を支えてくれる騎士団の仲間ももちろん、素晴らしい人たちで。
不过,与我一同支持着他的骑士团同伴们,自然也都是非常出色的人。

自分も彼らのように、立派な騎士になりたいと何度も思っていた。
我曾无数次想过,也要像他们那样,成为出色的骑士。

――特に、ジャンヌと出会うまでに話した彼のことは、よく覚えている。
——尤其是与贞德相遇前曾交谈过的他,我至今记忆犹新。

*

俺は騎士団に入ってまだ間もない、なんの特徴もない騎士。普段は首都オーピアを拠点に周辺の村や街の警備や巡回をしています。
我是加入骑士团不久的,毫无特色的骑士。平时以首都奥皮亚为据点,负责周边村庄和城镇的警备与巡逻。

要は戦いよりそういう細々とした任務のほうが多い、未熟者です。
简而言之,就是比起战斗,更多是执行这些琐碎任务的不成熟之人。

まあ家柄もそこそこしかない俺が、名誉ある騎士団に入れただけでも上々だろう。
不过,像我这样出身平平的人,能加入荣誉的骑士团已经算很不错了。

後は家に恥をかかせない程度に任務をこなしていれば、人生は安泰するはず。
之后只要不给家族蒙羞、完成好任务,人生就该安稳太平了吧。

……そんな呑気なことを思っていた時期が、ありましたよ。
……我也曾有过这样天真想法的时候呢。

「おや、そこにいるのは同期の……よろしければ、自分と共に自主訓練をしませんか!」
「哦,站在那里的是我的同期……如果可以的话,能否和我一起进行自主训练呢!」

「おわっ」
「哦哇!」

騎士団長の弟、レクス・ド・クラーシェルと出会うまでは。
——直到与骑士团团长的弟弟,雷克斯·德·克拉谢尔相遇之前。

俺の姿を見つけるなり、何処ぞの凶暴馬のような勢いかつ爽やかな笑顔で接近してくるのだから心臓に悪いというか……怖い。一種の狂気を感じる。
一发现我的身影,他就以仿佛哪里来的烈马般的势头和爽朗的笑容接近过来,这对心脏实在是不好……或者说,很可怕。能感觉到一种狂气。

というか50メートルは離れていたと思うんだが、何故一瞬で距離を詰めてこられたのか。
话说我觉得刚才至少还隔着五十米呢,他为什么能一瞬间就拉近距离啊。

「聞けば先日兄上が指導していた剣術訓練に参加されていたとか!自分は巡回があったので参加できず、残念だったので……ぜひ、その時の話を聞かせて頂きたく!」
「听说您前几天参加了兄长大人指导的剑术训练!我当时因为巡逻没能参加,感到非常遗憾……所以,请务必跟我说说当时的情况!」

「お、おう。本当にレクスは真面目だな……」
「哦、哦。雷克斯你可真是认真啊……」

怒涛の勢いに思わずのけぞってしまったが、俺はこの同期が嫌いなわけじゃない。
虽然被他这气势压得差点仰倒,但我并不讨厌这个同期。

レクスを嫌いな奴なんて、騎士団には皆無だろう。
在骑士团里,恐怕没有谁讨厌雷克斯吧。

まあ、最初彼と同期として入団した時は、そりゃ良い感情は抱いていなかった。
当然,最初和他作为同期入团时,我对他可没什么好印象。

騎士団長の弟なんて、出世と活躍が約束されたようなものだからな。
团长的弟弟嘛,前途和功绩基本是板上钉钉的了。

本人の実力がなくても、団長の面目を保つために国側が上へと引き上げるだろう。
就算本人没实力,国家为了维护团长的面子,也会把他往上提携吧。

……そう思っていたのだが。
……我本来是这么想的。

こいつは、俺の予想を良い意味で裏切った。
但这家伙,却出乎我的意料——往好的方向。

「それは構わないけど……お前、この前団長の執務室に呼ばれたらしいな。……また何かやらかしたのか?」
「教你是没问题……但你之前好像被叫去团长的办公室了吧。……又闯什么祸了?」

「あ……は、はい。国境付近に近づいてきたリージェネート軍を牽制する任務についていたのですが、待機時間をかけて周辺の民を不安にさせるぐらいなら、手っ取り早く撤退させてほうがいいと思い……」
「啊……是、是的。当时我的任务是牵制接近国境附近的利杰纳特军队,我觉得与其用长时间待机让周边民众不安,不如速战速决让他们撤退比较好,于是……」

「思い?」
「于是?」

「万が一のために用意されていた想術砲の砲弾を、相手の国境目前まで投げ飛ばしました。……結果、予想より大規模な爆発になってしまい」
「就把为以防万一而准备的那些想术炮弹,直接扔到了对方国境线附近。……结果,爆炸的规模比预想的要大……」

「あはははははは!!!」
「啊哈哈哈哈哈哈!!!」

想像以上のやらかし具合に、往来ということも忘れて大笑いしてしまった。
听到这超出想象的惹祸程度,我笑得忘了自己还在大街上。

「そりゃ当然大目玉を食らうだろ。団長の説教、今回は特別長かったんじゃないか?」
「那当然要被狠狠训一顿吧。团长这次的教训,时间特别长吧?」

「はい……。五時間は地面に膝をつかされたまま、じっくりと叱られました」
「是的……。我跪在地上,被仔仔细细地训斥了五个小时」

「そうかそうか。お前は本当に懲りなくて、面白いなぁ」
「是吗是吗。你可真是屡教不改,挺有趣的嘛」

――これだから、僻むという発想すら出てこないのだ。
——正因为如此,连嫉妒的想法都不会产生。

このでかい同期は愉快で良い奴すぎる。
这个大个同期,实在太有趣、人太好了。

誰かを守ることを第一にしているこいつに命を助けてもらった仲間だって、一人や二人じゃない。
被这个把保护他人放在第一位的家伙救过性命的同伴,绝对不止一两个。

「ですが結果的に相手は撤退しましたので、自分はあの判断を後悔していません!」
「不过结果对方确实撤退了,所以我对当时的判断毫不后悔!」

無駄に広い胸板を叩き、レクスは堂々と宣言する。
雷克斯拍了拍他那宽广得有些多余的胸膛,堂堂正正地宣布道。

……ここまで聞くとただの愚か者だと思われるが、レクスは愚かでもバカでもない。
……听到这里,或许会有人觉得他不过是个蠢货,但雷克斯既不愚蠢也不傻。

騎士としての才能は同期どころか全体で抜きん出ており、それこそ今後の成長次第では、団長に迫ると噂されているほどだ。
他作为骑士的才华,不仅在同期中,甚至在整个骑士团里都是出类拔萃的,甚至有传言说,假以时日,他完全能追赶上团长。

だからこそ、優しすぎて暴走しがちという短所が、もったいないように思えた。
正因如此,他这温柔过头、容易失控的缺点,才让人觉得可惜。

彼をゆっくりと、多くのものを見せながら導いてくれる存在が現れれば、きっと騎士として劇的に成長すると思うのに。
如果有谁能引导他,慢慢让他见识更多的人和事,他一定会作为骑士实现飞跃性的成长吧。

「別に団長から受けた指導を教えるのはいいんだが。でも……」
「告诉你团长的指导内容倒也没什么。不过……」

「でも?」
「不过?」

「なんで俺なんだ?もっと強い騎士団の先輩に聞いたほうが、実りあるだろう」
「为什么是我?去问更强的骑士团前辈,不是更有收获吗?」

「……?」
「……?」

俺の素直な意見に、何故かレクスは首を傾げた。
听了我的坦率意见,雷克斯不知为何歪了歪头。

お世辞にも俺には特別目立つ才能や実力はない。故に至極真っ当な疑問だと思うのだが……。
说句客套话,我并没有什么特别突出的才能或实力。所以我认为这是个极其正当的疑问……

問われたレクスはその大きな体躯で俺を見下ろしながら、あまりにも純粋な瞳をしていた。
被问到的雷克斯,用他那庞大的身躯俯视着我,眼神却纯真得过分。

「自分は、貴方が一番、兄上の指導を的確に覚えていると思っているのですが……」
「我认为,您是记得兄长大人指导内容最准确的人……」

「……え?」
「……诶?」

「記憶力がとても良いですよね。先日酒場で奢りをかけてペア・ゲームをしたとき、貴方は揃いやすいカードを新人に譲っていましたが……」
「您的记忆力非常好呢。前几天在酒馆玩对赌饮品钱的纸牌游戏时,您把容易配对的牌让给了新来的队员……」

おいおい。
喂喂。

「配置が遠く覚えにくいカードは、さりげなく自分で回収していました」
「而位置远、难记住的牌,您则不动声色地自己收走了」

「……お前、気づいてたのか」
「……你注意到了啊」

「? 見ていればわかることでは。それに貴方は叱られてばかりの自分を見放さずに接してくれる、とても優しい――素晴らしい騎士ですから、非常に頼りになります!」
「? 看着的话就会明白的吧。而且,您对总是挨骂的我不离不弃,待我温柔——是一位非常出色的骑士,所以,我非常信赖您!」

「…………」
「…………」

勘弁してくれ、と思った。
真是饶了我吧。

恥ずかしさで顔から火が噴き出しそうになる。
羞得我脸都要烧起来了。

「あーもう、これだからお前は、図体のでかいむさ苦しい男なのに、放っておけないんだ」
「啊——真是的,所以才说,你明明是个又高又大又粗犷的男人,却让人没法放着不管啊」

「……? どういう意味でしょう?」
「……? 这是什么意思呢?」

「良い奴すぎるってことだよ。……わかった、俺でよければ団長の指導内容、全部教えてやる。ただし、しっかりモノにしろよ?」
「就是你人太好了。……行,只要你不嫌弃,我就把团长的指导内容全教你。不过,你可得好好学扎实了?」

「無論!兄上の次に立派な騎士になるために、一つでも多くの技術を修得してみせます!」
「当然!为了成为仅次于兄长大人的优秀骑士,我一定会掌握尽可能多的技术!」

「はは、頑張れよ」
「哈哈,加油吧」

レクスはあくまで、団長が理想の騎士だと思っているようだが……。
雷克斯似乎始终认为团长才是他心中的理想骑士……

俺からすれば、レクスこそが世界一の騎士になる未来も、有り得そうだと思った。
但在我看来,雷克斯成为世界第一骑士的未来,也并非不可能。

*

兄上から左遷を告げられ配置となった、シノン城の倉庫。
被兄长大人告知降职而分配到的地方,希农城的仓库。

「おや?」
「哦?」

今日も警備を終えたので中を確認してから戻ろうとしたところ、倉庫の片隅に何かが落ちているのに気がついた。
今天也结束了警备,正打算确认完仓库内再回去时,发现角落里掉着什么东西。

「これは……トランプ?」
「这是……扑克牌?」

だいぶ古いものだろう。
应该已经相当旧了吧。

使い古されたカードは恐らく、前にいた騎士たちが暇潰しに使っていたものに違いない。
这副用旧的牌,想必是以前在这里的骑士们用来打发时间的。

……拾い上げてそれを見つめると、左遷直前に他愛のない話をした同期の存在を思い出した。
……捡起来凝视着,我想起了在降职前夕曾闲聊过的同期。

「……結局、彼の教えを活かす機会は訪れませんでしたね」
「……到头来,也没能有机会运用他教我的那些东西呢」

だが聞けば近々、当代のジャンヌ・ダルクが城を訪ねてくるという。
但听说,不久后当代的贞德将要来访这座城。

自分は絶対に彼女の騎士となり、民のために国を駆け巡るのだ。
我一定要成为她的骑士,为了人民而奔走于国家。

彼女が、多くの人々を笑顔にしてくれると信じているから。
因为我坚信,她会为许多人带来笑容。

――そうして少しでも騎士として成長した姿を、あの彼にも見せられるといい。
——希望那时,也能让那个他,看到我哪怕只有一点点的成长。

そのときは胸を張って言うのだ。
到那时,我要挺起胸膛说。

ジャンヌや貴方のおかげで成長できたのだ、と。
我能有今天,多亏了贞德和您。

END


EPISODE:Vardis
EPISODE:瓦迪斯

『旅の前日譚 -優しき相談役-』
『旅之前日谈 -温柔的咨询者-』


僕の所属する聖刻は、この世界に存在する五柱を平等に信仰する組織だ。
我所隶属的圣刻,是一个平等信仰这个世界五柱神的组织。

つまり所属する神官たちは信仰心の深い……まあ、いわゆる真面目な人間が多い。
也就是说,所属的神官们信仰心深厚……总之,一本正经的人很多。

もちろん、あの制服もきっちり着込んでる。
当然,那套制服也穿得规规矩矩。

となると制服を着崩して信仰心も表に出さない僕は、組織の中でそれなりに浮いてるわけだけど……別に、孤立してるわけでもない。
这么一来,把制服穿得松松垮垮、也不把信仰心挂在嘴上的我,在组织里算是相当格格不入……不过,倒也说不上被孤立。

――実際、本当に彼らはあらゆる意味で【平等】なのだなと、感じた出来事がある。
——实际上,有件事让我真切感到,他们真是在各种意义上都很【平等】。

*
*

こんにちは、聖刻に所属する名もなき神官その2です。
你好,我是隶属圣刻的无名神官之二。

何故2なのかって? 単純に数字としての2が好きなんです、気にしないでください。
为什么是「之二」?单纯因为作为数字我很喜欢 2,请别在意。

私の働く聖刻は世界に多くの支部が点在していて、現在私はリージェネートの支部で仕事をしています。
我工作的圣刻在世界上有很多分部,现在我在里杰内特分部做事。

想術はエクスラトルほど普及していませんが、誰でも操作できる機械が便利なので、生活はなかなか充実していますよ。
想术不像艾克斯拉特罗那样普及,但谁都能操作的机械很方便,生活还算充实。

さて、私には同じ支部で共に働く同僚が一人います。なんでもかの竜盟塔の出身で、才能に溢れた術師なんだとか。
话说,我在同一个分部有位一起工作的同事。据说他出身于那个龙盟塔,是个才华横溢的术师。

彼がこちらに派遣されると聞いた時は、どれほど優秀かつ優れた人格者なんだろうと、支部長と共に楽しみにしていたものですが……。
听说他要被派来时,我还和分部长一起期待着,想必是个既优秀又人格出众的人……

「大丈夫かい、お嬢さん。君の美しい肌に傷なんてついたら大変だ。その荷物を細腕で持つのは大変だろうし、どうか僕に重荷を分けてくれないかな?」
「没事吧,小姐。要是你美丽的肌肤受了伤可就糟了。这么重的行李用纤细的手臂提着太辛苦,能不能分一些重担给我呢?」

――留守中の支部長へ。
——致外出中的分部长。

期待の神官は、支部の目の前で絶賛女性を口説いています。昨日説教されたばかりだというのに、まったく懲りていません。
那位备受期待的神官,正在分部门口大肆搭讪女性。明明昨天才被训话,完全不长记性。

恐らく買い物中に転んだ女性を助けているのでしょう。
大概是在帮一位购物时摔倒的女性吧。

私と仕事の話をしていたというのに、凄まじい速度で彼女の下へと走っていってしまいました。
明明正在和我谈工作,他却以惊人的速度跑到了她身边。

「やれやれ……」
「真是的……」

女性の荷物を既に持っていたヴァーデスから、一部を奪って歩き出す。
我从已经提着女性行李的瓦迪斯手里夺过一部分,迈开步子。

ずっと困惑しっぱなしで、女性は恐縮したように何度も何度も謝っていた。
那位女性一直不知所措,惶恐地道了好几次歉。

そんな彼女の隣をサラリとキープしつつ、ヴァーデスはにこやかに語りかける。
瓦迪斯若无其事地占在她身旁,笑盈盈地搭话。

「謝る必要なんてないよ、僕らが好きでやってることなんだから。それにしても随分とたくさん買い物をしたんだね」
「不必道歉,这是我们自己乐意做的。不过话说回来,你买了不少东西呢」

綺麗な微笑みを前に、女性は頬を赤らめた。
面对那漂亮的微笑,女性红了脸。

……別に顔が良くて羨ましいな、なんて思っていない。
……我才没有觉得他长得好看很让人羡慕。

「え、これ全部化粧品なのかい?なんで一度にこんなにたくさん……頬のそばかすを、働き先の男性にからかわれた?……だから色んな化粧品を買って、隠せるかどうか、試そうとしたの?」
「诶,这些全是化妆品吗?为什么一次买这么多……你说脸颊的雀斑被工作地方的男性取笑了?……所以才买各种化妆品,想试试能不能遮住?」

震える声で呟いた彼女に、ヴァーデスの瞳が少しだけ細められた。
听着她用颤抖的声音低语,瓦迪斯微微眯起了眼。

「人の容姿をからかうのは感心できませんね」
「取笑别人的容貌,实在不敢恭维」

「同意見。ということで少し、寄り道していこうか?――君がとても魅力的な女性だってことを教えてあげるよ、素敵なお嬢さん」
「同感。那么,我们稍微绕个路吧?——我会告诉你,你是个非常有魅力的女性,可爱的小姐」

「……はぁ、始まった」
「……唉,开始了」

しかし――。
然而——

「やるからにはしっかりと、彼女の力になってください。中途半端に手を出して責任を負わないなんてことは、絶対に許しませんよ」
「既然要做,就请好好地帮到她。半吊子地插手却不负责任,这种事我绝不允许」

「誰に向かって言ってるのさ。僕は女性の尊厳を守るためなら、命さえも懸けられる男だよ?」
「你在对谁说话呢。我可是为了守护女性的尊严,连命都能赌上的男人哦?」

……こういう時は本当に信じられるから、厄介な同僚だ。
……正因为这种时候真的能信得过,才是个麻烦的同事。

*
*

ヴァーデスは公園のベンチに女性を座らせると、彼女の許可を得ていくつかの化粧品を開封した。
瓦迪斯让女性坐在公园的长椅上,得到她允许后拆开了几件化妆品。

「化粧自体は悪くない。だけどそばかすの上に厚塗りして強引に隠そうとすると、逆にその部分だけ歪になってしまうから、ここは別のアプローチをしよう」
「化妆本身并没有错。但如果在雀斑上厚厚地涂一层硬要遮住,反而只有那块会显得不自然,所以这里换个思路吧」

ヴァーデスは慣れた手つきで、ベースになる肌色の化粧品を彼女に塗っていく。
瓦迪斯用熟练的手法,把作为底色的肤色化妆品涂到她脸上。

私は化粧品に詳しくないが、確か……ファン……なんとかというのだったか?
我对化妆品不太熟,记得好像叫……粉……什么的?

「よし、肌色はこれで馴染んでるね。なら、これも大丈夫そうだ」
「好,肤色这样已经贴合了。那么这个也没问题」

そう言って彼が取り出したのは、小さなブラシと……。
说着他拿出来的,是一把小刷子和……

「なんですか、それは?」
「那是什么?」

「チークだよ。頬の明るさを表現するために塗るんだ」
「是腮红。为了让脸颊显得明亮而涂的」

「なるほど……それでそばかすを隠すんですか?」
「原来如此……用它来遮雀斑吗?」

「違うよ、何も隠すだけが化粧じゃない」
「不是哦,化妆可不只是为了遮盖」

ブラシの先端にオレンジ色のチークを付け、ヴァーデスは女性の頬へと慎重にまぶしていった。すると――。
在刷子尖端蘸上橘色腮红,瓦迪斯小心地把它扫到女性的脸颊上。于是——

「あれ? なんだか雰囲気が……」
「咦?总感觉气质……」

「変わったって、わかるでしょ?オレンジ系の色を上手く馴染ませると、発色も良くなるし、そばかすごと肌に綺麗に馴染んで個性が出るんだ」
「变了吧,你能看出来吧?把橘色系好好晕开,显色也会更好,连雀斑一起漂亮地融进皮肤,反而成了个性」

「言われてみれば、確かに。前よりかなり綺麗に見えるような……」
「这么说来确实。看起来比之前漂亮多了……」

説明を終えたヴァーデスは、懐から取り出した手鏡を彼女に渡す。
说完,瓦迪斯从怀里取出小镜子递给她。

女性は恐る恐るそれを覗き込んで……印象が変わった自分に驚き、数秒後には泣きそうなほどに喜んだ。
女性怯生生地照进去……为自己的变化而惊讶,几秒后高兴得快要哭出来。

「化粧に詳しいのは、やっぱり女性との話題にするために?」
「你对化妆这么熟,果然是为了和女性找话题?」

「僕をなんだと思ってるのさ。僕自身も隈を隠したいなーって思ったことがあったから、それで少し勉強しただけだよ」
「你把我当成什么人了。我自己也有过想遮黑眼圈的时候,所以只是稍微学了一下」

「はあ、それは大したものですね……ヴァーデスは、本当に……」
「哈,那还真是了不起……瓦迪斯真是……」

一呼吸おいて、私は素直な気持ちを口にした。
我顿了顿,说出了坦率的想法。

「神官に向いていますよ」
「你很适合当神官」

「……え?」
「……诶?」

信じられないような目で、ヴァーデスが私を見る。
瓦迪斯用难以置信的眼神看着我。

何か変なことを言っただろうか。
我说了什么奇怪的话吗。

「えーと、本気で言ってる?僕が上司から説教を受けてる回数、忘れたわけじゃないよね? 聖刻内でも【不良神官】だって、結構有名だし」
「呃,你是认真的?我被上司训话的次数,你没忘吧?在圣刻里我也是相当有名的【不良神官】啊」

「それはもう。ですが人の悩みを聞き、その在り方を否定せずに光へ導けるのは、一種の才能です。あなたはきっと将来――」
「那当然。但倾听他人的烦恼,不否定他的活法、把他引向光明,这是一种才能。你将来一定——」

「なに?」
「什么?」

「……いえ、やめておきます。言うと調子に乗りそうなので」
「……不,还是不说了。说出来他该得意了」

「なんだい、それ。そこまで言われたら気になるじゃないか」
「什么啊。被说到这个份上,不就会在意吗」

嬉しそうな女性に聞こえないように、小さな声で囁き合う。
为了不让高兴的女性听见,我们低声耳语。

決して口にはしてやらないけれど……。
虽然绝不会说出口……

(きっとあなたは人々にとって素晴らしい相談役になれますよ、ヴァーデス)
(瓦迪斯,你一定会成为大家优秀的咨询者)

その未来だけは、確信できる。
唯独那个未来,我能够确信。

ああ、そうだ。信仰心がなかろうが、由緒ある制服を着崩していようが――。
啊,对了。就算没有信仰心,就算把渊源深厚的制服穿得松松垮垮——

ヴァーデスが、私の優しい同僚であることには変わりない。
瓦迪斯是我温柔的同事,这一点不会改变。

*
*

「あ、新作が売ってる。あのチーク、違う色が出たんだ?」
「啊,有新货在卖。那款腮红出了别的颜色?」

旅の最中に見つけた商店で、あの日あの場所で使ったチークの、色違いを見つけた。
在旅途中找到的商店里,我发现了那天那个地方用过的腮红的另一个颜色。

「濃い赤か……なかなか挑戦的な色だね。だけど――」
「深红色吗……相当有挑战性的颜色呢。不过——」

ふ、と笑い。そのチークを手に売り場へと向かう。
他轻轻一笑,拿着那盒腮红走向卖场。

ふとよぎったのは、リージェネート支部にいた頃、同僚とした会話。
忽然掠过脑海的,是在里杰内特分部时与同事的对话。

自分のような適当な神官にあんなことを言うなんて彼は変わっている。でも――。
会对像我这样敷衍的神官说出那种话,他也真是奇怪。可是——

「僕がしっかり相談に乗れば。我らが美しきジャンヌが、使いこなしてくれそうだ」
「只要我好好给她出主意。我们美丽的贞德,应该能驾驭它」

相談役である自分なら、造作もないことだ。
对身为咨询者的自己来说,这不算什么。

情熱的な色を頬に宿す彼女は、さぞかし美しいだろう――。
脸颊染上热情色彩的她,一定非常美丽——

END
END


EPISODE:Flatnis Lailaps
EPISODE:弗拉特尼斯·莱拉普斯

『旅の前日譚 -最強の騎士-』
『旅之前日谈 -最强的骑士-』


オレは常に強者と死に場所を求める騎士だ。
我是始终寻求强者与葬身之地的骑士。

だが、だからといって平穏を望んでいないわけではない。
但即便如此,我并非不渴望平稳。

最優先は祖国と民の平和。
最优先的是祖国与人民的和平。

いずれそのために、自分の命を限界まで使いたいと願っているだけだ。
我只是希望终有一天为此把自己的性命用到极限。

だけどこの話をすると、どうしてか――。
可是每次说起这件事,不知为何——

難しい顔を浮かべる、一人の部下がいた。
总有一名部下会露出为难的表情。

*
*

どうも、僕はリージェネートの騎士その1!!!!
你好,我是里杰内特的骑士之一!!!!

現在世界の脅威である化け物、嘆ク者の群れを退治するためにとある僻地に遠征中ッ!!!
现在正为讨伐世界之威胁——怪物「叹哭者」群,远征某处偏远之地!!!

――自己紹介の勢いがすごいって!?
——自我介绍气势太猛了!?

そんなの走りながらなんだから仕方ないだろう、こっちだって必死なんだよ!!!
这是边跑边说啊,没办法吧,我这边也是拼了命的!!!

なんたって――。
毕竟——

「ハハハハッ!!どうした、世界の脅威と呼ばれながら、その程度か……!!!」
「哈哈哈哈!!怎么了,号称世界之威胁,就这点程度吗……!!!」

上司が比喩ではなく本当に、雷同然の速さで前線を突っ走っているもので!! 追いつくので精一杯……っていうか追いついてない! 悲しくなるほどの距離を空けられ置いていかれています!!
上司不是比喻、而是真的以雷一般的速度冲在最前线!!我光是追上就已竭尽全力……不,根本没追上!被拉开到令人悲伤的距离,被扔在后面了!!

あの人こっちを一切振り返ることなく突っ走るんだもんよ!!! 昔学校の競争で一人圧倒的なビリだった嫌な記憶が蘇る……!!
那个人一次都不回头就往前冲啊!!!过去在学校比赛中独自垫底的讨厌记忆又浮上来了……!!

「オオオオオ……!!」
「哦哦哦哦……!!」

内心文句を叫んでいる間にも、強力な嘆ク者が雷のような一閃で駆逐されている。
就在我在心里叫喊抱怨的时候,强大的叹哭者已经被雷光般的一闪驱除。

僕たち部下はその光景を見ながら、必死に彼を追いかけるだけで何もしていない。
我们这些部下看着那光景,只是拼命追着他跑,什么也没做。

僕の上司――リージェネート一の騎士であるフラトニス様は、比類なき強さを持つ御方だ。
我的上司——里杰内特第一骑士弗拉特尼斯大人,是拥有无可比拟之强的人。

きっとあの方に勝てる人間なんて、噂に聞いてる流浪の騎士ぐらいしかいないだろう。
能胜过他的人,大概只有传闻中那位流浪骑士了吧。

で、一応僕は、彼の……というか、彼の後ろを守る隊に配置されているわけなんですが、びっくりするぐらい出番がない。
而我姑且是被编在他……不,是守护他背后的队伍里,但出场机会少得令人吃惊。

あらゆる任務において、フラトニス様に追いつこうと走っている間に、彼が敵を殲滅してしまうからだ。
因为在所有任务里,就在我拼命追他的时候,他已经把敌人歼灭了。

ここ数年はエクスラトルとの激しい戦いは起きていないが、もし起きたら彼の存在自体が、敵国にとって脅威になるだろう。
这几年没和艾克斯拉特罗发生激战,但一旦发生,他的存在本身就会成为敌国的威胁吧。

「はぁ、はぁ……今日も追いつけなかった……この隊に入ってから僕、5キロは痩せた気がする……」
「哈、哈……今天也没追上……进了这支队之后,我觉得自己瘦了五公斤……」

野営地の個室テントで死んだように座り込む。
我在野营地的单人帐篷里像死了一样瘫坐。

戦わずして勝てるのは楽でいいのだが、本当に走っているだけなので働いていないことへの罪悪感がすごい……。
不战而胜是轻松,但真的只是一直在跑,没在工作这件事让我罪恶感爆棚……

しかし僕以外の面子は慣れているのか、息切れしていないし、彼の行動に疑問はないようだった。
不过除我以外的同僚大概是习惯了,都不喘,对他的行动也没有疑问。

「随分と疲れているな。明日は明日で別の討伐任務が入っている、今日はゆっくり休んでくれ」
「你相当累啊。明天还有别的讨伐任务,今天好好休息」

「あ、フラトニス様」
「啊,弗拉特尼斯大人」

現れた上司は、片手に酒瓶を持っていた。
出现的身管,一手拿着酒瓶。

恐らく僕たちに労いとして振る舞うために、持ってきてくれたのだろう。
大概是为了慰劳我们才带来的吧。

「飲め。いける口だろう?」
「喝吧。你能喝吧?」

「きょ、恐縮です」
「这、这怎么好意思」

コップに注がれた酒を差し出され、恐る恐る受け取った。
他把倒进杯里的酒递过来,我惶恐地接过。

彼とこうして面と向かって話すのは、実質これが初めてかもしれない。
这样和他面对面说话,实质上是第一次也说不定。

「実際はフラトニス様についていっているだけなので、自分が何かをしたという実感がないのですが……」
「实际上我只是跟着弗拉特尼斯大人跑,没有自己做了什么的感觉……」

「何を言う。お前たちが背中を守っていてくれるから、オレも安心して最前線で戦えている。……いつも感謝しているぞ」
「说什么呢。正因为你们守着我的背后,我才能安心在最前线战斗。……我一直很感谢你们」

「フラトニス様……」
「弗拉特尼斯大人……」

フラトニス様は、いつも部下への労いと優しさを忘れない。
弗拉特尼斯大人从不忘记对部下的慰劳与温柔。

以前別の任務で軽い怪我を負ったとき、一番に気づいて手当ての手配をしてくれたのも、この人だ。
以前在别的任务中受了轻伤时,最先发现并安排治疗的也是这个人。

「……フラトニス様は、どうしていつも最前線に出られるのですか?」
「……弗拉特尼斯大人,为什么总是亲自去最前线?」

「む?」
「嗯?」

酒を一口飲み。その軽い酔いに任せてずっと思っていたことを質問してみた。
我喝了一口酒。借着那点醉意,问出了一直想着的事。

「あなたはリージェネート最強の騎士です。家柄も実力も並ぶものはそういない。……多少部下をこき使ったところで誰も文句は言わないのに、何故いつも一番危険な最前線に、一人で向かわれるのですか?」
「您是里杰内特最强的骑士。家世与实力都少有人及。……就算多少使唤部下,也没人会抱怨,为什么总是独自前往最危险的最前线?」

「――そんなの、決まっているだろう」
「——那还用说吗」

僕の疑問に、フラトニス様は即座に応じた。
对我的疑问,弗拉特尼斯大人立刻回答。

「戦場こそが、オレが生き、死ぬ場所だからだ」
「战场才是,我活、我死的地方」

「…………」
「…………」

純粋な瞳と声色で断言され、絶句されてしまった。
被那双纯粹的眼睛与声音断言,我哑口无言。

「オレは騎士として、国のために戦い国のために、命を極限まで使い切って死にたい。それこそ、自分自身を燃やし尽くすような在り方でいたいのだ」
「作为骑士,我想为国而战、为国把性命用到极限然后死去。我想以那种把自己烧尽的活法存在」

それは。
那。

「……早死にする、生き方ではありませんか?」
「……那不就是在早死的活法吗?」

「はは、そうだろうな。だがそれがどうした? ライラプス家の騎士にとって、戦場で死ねることは何よりの誉れだ」
「哈哈,是吧。但那又怎样?对莱拉普斯家的骑士来说,能死在战场是最大的荣誉」

本気だ。
他是认真的。

本気でこの人は、戦場で死ぬことを夢見ている。
这个人是真心梦想着死在战场。

普通の人間なら、長生きして幸せになりたいと漠然と思っているはずなのに。
普通人的话,大概会模糊地想着要长命、要幸福。

「そん、な。やり残したことなどは、ないのですか?」
「怎、怎么。没有留下什么遗憾吗?」

「あるはずないだろう。まあ、唯一妹の行く先が気がかりだが……あれは既に自分の生き方を見つけているから、心配はいらない」
「怎么可能有。硬要说的话,只有妹妹的去向让我挂心……不过她已经找到了自己的活法,不用担心」

……きっとその回答は、騎士としては正解なのだろう。
……那个回答,作为骑士大概是正确答案吧。

誰もが素晴らしい英雄の考え方だと称賛し、実際彼が国のために死んだら、歴史に名を遺し後世まで語り継ぐのかもしれない。
谁都会称赞这是了不起的英雄想法,而如果他真的为国而死,也许会名留青史、被后世传颂。

でも――。
可是——

『そこのお前、今の任務で負った傷を隠しているな?
『那边的你,把这次任务受的伤藏起来了吧?

……大した傷じゃないから治療しなくていい? バカを言え、軍にいるからといって、自分を大切にしなくていい理由などない』
……伤不大所以不用治?胡说什么,就算身在军中,也没有不用珍惜自己的理由』

彼は以前、確かにそう言っていたのに。
他以前明明确实这样说过。

「……僕は……フラトニス様に長生きしてほしいです」
「……我……希望弗拉特尼斯大人能长命」

「ハハ、オレと渡り合える強者がいなければ、否が応でも長生きすることになるだろうな」
「哈哈,要是没有能与我交手的人,那我就算不愿意也会活得长久吧」

……違う。
……不对。

僕は純粋に未来に夢を見て、生きて幸せになってほしいんだ。
我是纯粹希望他对未来怀有梦想、活下去、变得幸福。

どうすれば心配の気持ちは……静かに狂っているこの人に伝わるのだろう?
要怎样才能把这份担心……传达给这个静静疯狂着的人呢?

*
*

『きっとお前はオレと出会うために、強き聖女として生まれてきたのだ!』
『你一定是为了与我相遇,才作为强大的圣女降生的!』

「――はは……」
「——哈哈……」

敵国の聖女と出会った彼の叫びが、通信を通してここまで聞こえてくる。
他与敌国圣女相遇时的呐喊,透过通讯传到这里。

なんて、なんて面白いんだろう。あれだけ戦場で死ぬことを夢見ていた彼が……たった今この瞬間、一人の女性を愛し、共に生きることを夢見て手を伸ばしている。
多么、多么有趣啊。那样梦想着死在战场的他……就在此刻,梦想着爱一个人、与她共度一生而伸出手。

「……敵国の聖女に、ありがとう――なんて言ったら、我らが狂愛の神に罰せられるかな?」
「……如果对敌国的圣女说谢谢——会不会被我们狂爱之神惩罚呢?」

わかっていても、感謝の気持ちを抱かずにはいられなかった。
即便明白,也忍不住心怀感谢。

*
*

「フラトニス、どうした?」
「弗拉特尼斯,怎么了?」

「……いや。待機させていた隊の中に、後方支援を担当している部下たちがいてな。しばらくお前に同行する以上、彼らとも別行動か……と思っただけだ」
「……没什么。待命的队伍里,有负责后方支援的部下们。既然要跟着你一段时间,就得和他们分开行动了吧……我只是这么想」

「そうか。……心なしか少し寂しそうに見えるし、さぞ見どころのある、頼りがいのある者たちなのだろう」
「这样啊。……总觉得你看起来有点寂寞,想必是些很有看头、可靠的人吧」

「当然だ。いつかお前を手に入れリージェネートに連れ帰った暁には――」
「当然。等哪天我把你弄到手、带回里杰内特的时候——」

「真っ先に彼らへ、お前という伴侶を紹介してみせよう……!」
「我要最先向他们介绍你这位伴侣……!」

END
END


EPISODE:Cronoll
EPISODE:克罗诺尔

『旅の前日譚 -孤高の傭兵-』
『旅之前日谈 -孤高的佣兵-』


傭兵にとって死は隣り合わせだ。
对佣兵来说,死亡就在身边。

だから、いつ死んでも問題がないよう特定の居場所は作らない。
所以为了随时死去都不会有问题,我不建立固定的归处。

大事だと思う人間も作らない。
也不制造认为重要的人。

この生き方は何があっても、絶対に変わらない。
这种活法无论发生什么,都绝不会改变。

……そもそも自分が誰かと群れて生きてくなんて、考えるだけで反吐が出る。
……本来,自己要和谁成群结队地活下去这种事,光是想想就让人作呕。

*
*

こんにちは、僕は仲間と共に各地を渡って商売をしている商人です。
你好,我是与同伴一起四处经商的商人。

職業柄特定の居場所は持っていないんですが、広い世界の知らない土地を旅するのはとても楽しいので、自分でもこの仕事が向いているんだなって思います。
因为职业关系没有固定的归处,但在广阔世界里到陌生土地上旅行非常愉快,所以自己也觉得这行挺适合我。

でも一つ問題が。
但有一个问题。

僕たちキャラバンは基本的に馬で移動しているんですが、街の外は危ない。
我们的商队基本上骑马移动,但城外很危险。

凶暴な獣ぐらいなら可愛いもの。この世界には【嘆ク者】という、何処から来たのかわからない化け物が闊歩しています。
凶暴的野兽还算可爱。这世界上阔步着一种叫【叹哭者】的、不知从何而来的怪物。

備えもなく遭遇したら最後、圧倒的な力で殺しにかかってくる、とんでもない存在です。
要是毫无防备地遇上就完了,它们会用压倒性的力量来杀你,是群不得了的东西。

だから外に出る時は基本的に誰かに護衛してもらいます。
所以出城时基本上都要请人护卫。

普段から腕の立つ護衛を雇っているのですが、今回は別格中の別格――。
平时也会雇身手好的护卫,但这次是特别中的特别——

「……依頼内容はエクスラトルの首都までの護衛で間違いないな?」
「……委托内容确认是护送到艾克斯拉特罗的首都吧?」

「あっ、はい!」
「啊,是的!」

周辺諸国にいる傭兵の中でも1、2を争う程に腕が立つという、銃使いのクロノールさんに依頼しました。
我委托的是据说在周边诸国佣兵中争一、二的身手、用枪的克罗诺尔先生。

雰囲気からして出来る傭兵! って感じで格好いいなぁ。
光看气质就是「能干佣兵!」的感觉,好帅啊。

「オーピアを守る結界の補強に必要な材料を届ける必要があって。嘆ク者はもちろんですけど、賊の類も怖いから……。エクスラトルやリージェネートを中心に、クロノールさんは確実に依頼をこなしてくれるってもっぱらの評判ですよ」
「因为需要把加固欧庇亚结界所需的材料送过去。叹哭者自不必说,盗贼之类的也很可怕……以艾克斯拉特罗和里杰内特为中心,克罗诺尔先生会可靠地完成任务,这是公认的评价哦」

「興味ない。契約通りに報酬がもらえれば、それでいい」
「没兴趣。只要按契约拿到报酬就行」

「わかりました。では早速出発しますね」
「明白了。那么马上出发吧」

「さっき伝えた配置からずれるんじゃねえぞ」
「别偏离我刚才说的位置」

以降それ以外のことは話さず、荷馬車に荷物がすべて載っているのを確認してから、オーピアへ出発した。
之后他再没多说别的,确认所有货物都装上了货车,便出发前往欧庇亚。

*
*

銃声が二発。
两声枪响。

たったそれだけで街道に現れた嘆ク者の眉間に穴が開き、彼らは嘆くような声を上げて消滅していった。
仅此而已,出现在街道上的叹哭者眉心就被开了洞,它们发出叹息般的声音消失了。

「す、すごい。かなり距離があったのに、襲われる前に倒しちゃった……」
「好、好厉害。距离那么远,却在被袭击前就打倒了……」

「おい、身を乗り出すんじゃねえ。守りにくくなるような真似はしないと、契約にあっただろうが」
「喂,别探出身子。契约里说过不要做让人难以保护的事吧」

「あ、すみません、ついびっくりして……」
「啊,抱歉,一不小心就吓了一跳……」

かろうじて嘆ク者だとわかる距離に入った時点で命中させちゃったよ、この人……だがこの分なら、旅の安全は確約されたようなものだ。
在刚进入能勉强认出是叹哭者的距离时就命中了啊,这个人……不过这样的话,旅途的安全几乎等于有了保证。

相手がなんだろうが、きっと近づく前にクロノールさんが排除してくれるだろう。
不管对手是什么,克罗诺尔先生一定会在它靠近前就排除掉吧。

「クロノールさんは、どうして傭兵になったんですか?」
「克罗诺尔先生,为什么会当佣兵?」

「教える義理はない」
「没有义务告诉你」

「そうですか。僕は旅をするのが好きで、仲間と一緒にキャラバンを立ち上げたんです」
「这样啊。我喜欢旅行,就和同伴一起办了商队」

話を聞いてたか? と、彼の視線が言っているが。
他的视线仿佛在说「你到底听没听我说话?」。

こちらも荷台でまったく喋らないあなたと二人きりなのがだいぶ気まずいので、そこは勘弁してほしい。
我这边和完全不说话的你在货台上独处也相当尴尬,这点还请放过我。

「故郷がエクスラトルとリージェネートとの戦に巻き込まれて消えた、というのも理由で。特産品を作っていた僕の両親もそれで亡くなって……二人が大事に守っていた商品を世界中に広めたいって思って、旅する商売を始めることにしました」
「故乡被卷入艾克斯拉特罗与里杰内特的战争而消失了,这也是一个原因。做特产的父母也因此去世……我想把两人珍视守护的商品推广到全世界,就开始了旅商这条路」

「俺と同じく、根無し草ってわけか」
「和我一样,是无根之草吗」

「はは、そうですね」
「哈哈,是的」

「……だが何故、あの国相手に商売してる?千年も懲りずに戦を繰り返し、結果あんたの故郷を奪ったエクスラトルになんて、力を貸す必要ないだろ」
「……但为什么和那个国家做生意?一千年来不知悔改地反复开战,结果夺走你故乡的艾克斯拉特罗,你没道理去帮他们吧」

「うーん。強いて言うなら……僕は国とか関係なく、たくさんの感情が溢れている今の世界が好きなんだと思います」
「嗯——硬要说的话……我觉得我喜欢的是与国无关、充满各种情感的现在的世界」

「……感情?」
「……情感?」

「はい。きっと故郷を焼かれた時のままただ立ち尽くしていたら、僕は心が死んで、両親を喪った哀しみさえも無気力に忘れていた」
「是。如果当时故乡被烧后我就那样呆立不动,我的心会死掉,连失去父母的哀伤都会无力地忘掉」

でも――。
但是——

「旅の中でたくさんの苦楽を得て。多くの人と出会い、時には別れを哀しむことで…………僕は二人が生きていた頃の感情、そして失った時の気持ちを、忘れずにいられる」
「在旅途中得到许多苦与乐。与许多人相遇,有时为离别而哀伤……我才能不忘掉两人活着时的情感,以及失去他们时的心情」

「哀しみなんざ、いっそ忘れたほうが気が楽だろ」
「哀伤这种东西,干脆忘掉才轻松吧」

「そんなことありませんよ。クロノールさんにだって、一緒に得た哀しみすらも忘れたくないと願う人がきっと……」
「不是这样的。克罗诺尔先生也一定会遇到那种人——连一起得到的哀伤都不愿忘记的人……」

「俺は死ぬまで、一人で生きるのが性に合ってる。……そもそも、俺と共にいようだなんて思う悪趣味な人間がこの世界にいるわけがねえ」
「我到死都适合一个人活。……本来这世上就不可能有人恶趣味到想和我在一起」

「そんなの――」
「那种事——」

わからないですよ、と言おうとした瞬間。
就在我要说「说不准」的瞬间。

「黙れ」
「闭嘴」

軽い鉄の音と共に、銃口を向けられ。
随着轻微的金属声,枪口指向了我。

破裂する音が響くのと同時に――顔の真横を、鋭い銃弾が通過していった。
与破裂般的声响同时——一颗锐利的子弹擦过我的脸侧。

「……!」
「……!」

僕の肌スレスレを通過した銃弾は、背後に迫っていた何かに直撃する。
擦过我的皮肤的那颗子弹,直击了正从背后逼近的某个东西。

奴が消滅する悲鳴が間近に響き、初めて僕は背後まで接近されていたことに気がついた。
那东西消灭的惨叫在近处响起,我才第一次察觉它已经逼近到背后。

「な、嘆ク者……? クロノールさんが警戒していたのに、いつの間に」
「叹、叹哭者……?克罗诺尔先生明明在警戒,什么时候……」

「今この場で発生したんだろ。……一緒に撃ち抜かれたくなきゃ、大人しく伏せてろ」
「就是在这当场发生的吧。……不想一起被打穿就老实趴着」

クロノールさんが立ち上がり、荷馬車を囲う嘆ク者たちをぐるりと見渡す。
克罗诺尔先生站起来,环视围住货车的叹哭者们。

瞬間、彼は冷静に銃を構え――。
瞬间,他冷静地举枪——

「余計なことばかり言われて鬱陶しいが、契約は契約だ。……忌々しいあの国まで確実に送り届けてやる」
「虽然你说些多余的话很烦,但契约就是契约。……我会确实把你送到那个可恨的国家」

想術にも匹敵する、無数にして正確無比な銃弾で、嘆きの声を上げるモノたちを次々葬り去っていく。
以堪与想术匹敌、无数而精准无比的子弹,把发出叹息之声的东西一个个送走。

無感情に敵を捉えるその瞳はとても格好良くて。
那双毫无感情地捕捉敌人的眼睛非常帅气。

同時に……。
同时……

どこか、哀しそうだと思った。
我觉得,那里面有某种哀伤。

*
*

「ありがとうございました。気持ち程度ですが報酬を少し足しておいたので、美味しいものでも食べてください」
「非常感谢。虽然只是一点心意,我把报酬稍微加了一些,请去吃些好吃的吧」

「……あんたは余計なことばかり言い、余計なことばかりするな」
「……你尽说些多余的话,尽做些多余的事」

無事目的地のオーピアに到着し、クロノールさんとも別れの時がやってきた。
平安抵达目的地的欧庇亚,和克罗诺尔先生的告别时刻到了。

「クロノールさんは、これからどちらに?」
「克罗诺尔先生接下来要去哪里?」

「この国に長居するつもりはねえが……オルティエに用がある」
「不打算在这国家久留……我在奥尔蒂耶有事」

「いいですね。あそこは僕たちのようなキャラバンが多く滞在していますから、銃に関係する品を扱う人たちもいるでしょうし」
「真好。那里有很多像我们这样的商队停留,应该也有经营枪支相关物品的人」

報酬を懐にいれると、クロノールさんは早々に背中を向けた。
把报酬揣进怀里,克罗诺尔先生很快就转过身去。

「これで依頼終了だ。俺は行くぞ」
「委托到此结束。我走了」

「あ、はい! ええと……ええと……!」
「啊,好的!那个……那个……!」

無言で見送るのはもったいないような気がして、僕は彼を数秒でも繋ぎ止められる話を必死に探した。
觉得无言送别太可惜,我拼命寻找能让他多留几秒的话题。

僕のような一商人が、凄腕の彼を雇える機会なんて今後絶対にないだろうし……。
像我这样一个小商人,今后绝不可能再有雇用他这个高手的机会……

せめて何か、餞別のような言葉を送りたい。
至少想送他一句饯别的话。

「……良い旅を!!哀しみや感情が無駄だと思うあなたの価値観を丸ごとひっくり返すような――。それこそ流れ星が凄まじい勢いでぶつかってくるような、とんでもない出会いが、あなたにありますように!!」
「……祝旅途顺利!!但愿能把你那认为哀伤与情感是多余的价值观整个推翻——就像流星以惊人的势头撞过来那样,愿你能遇上那样不得了的相遇!!」

僕の半ばヤケのような叫びに、クロノールさんはわずかに目を見開いてから。
对我半带赌气般的叫喊,克罗诺尔先生微微睁大了眼睛,然后。

「……ハッ。そんな事故みたいな出会い、生涯ねえよ」
「……哼。那种像事故一样的相遇,这辈子都不会有」

皮肉げに笑い。だけど僕の言葉を最後まで否定せず、去っていった。
带着嘲讽的笑。但他并没有把我的话否定到底,就这样离开了。

*
*

「……ん?」
「……嗯?」

ワケあって長期滞在することになったオルティエで、賑やかなキャラバンを遠目に見つけた。
因为某些原因要长期停留的奥尔蒂耶,我远远看见了一支热闹的商队。

その中に、薄っすらと見覚えのある男が一人いる。
其中有一个模糊地记得的男人。

「あいつは……」
「那家伙是……」

「どうした、クロノール。あのキャラバンに何か用事があるのか?」
「怎么了,克罗诺尔。你对那支商队有事吗?」

思わず立ち止まった俺に、当代のジャンヌ・ダルクが声をかける。
对不由自主停下脚步的我,当代贞德开口搭话。

よみがえった会話の記憶と、隣にいる心の底から疎ましい女の存在が何故か自然と重なって……。
苏醒的对话记忆,和身旁那个打心底让人厌烦的女人的存在,不知为何自然地重叠在一起……

「……あんたは他の連中から、『月のようだ』とよく言われてるようだが、俺から言わせれば――とんでもない勢いでぶつかってくる、タチの悪い流れ星のほうがしっくりくるな」
「……你好像常被其他人说『像月亮一样』,但让我说的话——以惊人势头撞过来的、品行恶劣的流星更贴切吧」

「うん、なんだ。脈絡もなく喧嘩を売っているのなら、買うが?もちろん私が勝つのを前提で」
「嗯,什么。如果你毫无脉络地找架吵,我倒是可以接?当然是以我获胜为前提」

「言ってろ。出会った途端あらゆることで振り回しやがって。……災難な流れ星だ、本当に」
「说去吧。刚一相遇就在各方面把人耍得团团转。……真是场灾难般的流星」

口元が、自然と笑っていたような気がした。
感觉嘴角自然地扬起了笑。

END
END


EPISODE:God
EPISODE:God

『旅の前日譚 -神と聖女-』
『旅之前日谈 -神与圣女-』


――今まで多くの『ジャンヌ・ダルク』という聖女たちの生涯を視てきた。
——至今我已看过许多名为「贞德」的圣女们的一生。

いずれも信心深く慈愛に満ちた少女たちで、わたしにも敬意を払って接してくれたものだよ。
她们都是虔诚而充满慈爱的少女,对我也怀着敬意。

……それに比べて、当代のジャンヌは……。
……相比之下,当代的贞德……

*
*

「コレだもんなぁ……。不敬だし信仰心がないし粗暴だしで、本当に何がどうして、こうなっちゃったのか…………」
「就是这个样子啊……不敬、没有信仰心、又粗暴,真不知道到底是怎么会变成这样……」

「夢に現れて早々、人を貶すとはいい度胸だこのポンコツ神が」
「刚一出现在梦里就贬低人,胆子不小啊你这个废柴神」

「いだだだだなになに急に耳引っ張らないで、不敬だよ不敬!!」
「痛痛痛痛,什么啊别突然揪耳朵,这不敬啊不敬!!」

「引っ張りやすい耳をしているお前が悪い」
「长着好揪的耳朵是你自己的错」

「それはさすがに理不尽じゃない!?」
「那也太不讲理了吧!?」

理不尽なのは修行直後で疲れ果てて眠りについた途端に現れたお前だ。
不讲理的是修行刚结束、累到极点刚睡着就出现的你。

……エクスラトルを守護する神がこんなポンコツにして胡散臭い男だなんて――民や聖刻の人間が知ったら、どんな顔をするか……。
……守护艾克斯拉特罗的神竟是这么个废柴又可疑的男人——要是民众和圣刻的人知道了,会露出什么表情……

*
*

私はエクスラトル17代目のジャンヌ・ダルク。本名は別にあるが、基本的にはジャンヌと呼ばれている。
我是艾克斯拉特罗第十七代贞德。本名另有一个,但基本上大家都叫我贞德。

生まれた時には既に聖女の宿命を定めづけられていた……のだが、この神がなかなか救国せよという宣告を下さないせいで、気づけば時間を持て余したまま24歳になっていた。
出生时就被定下了圣女的宿命……可因为这位神迟迟不下「去救国吧」的宣告,不知不觉就带着用不完的时间到了 24 岁。

私自身、聖女としての立場は複雑故にいつでも辞したいし、辞められるのならば喜んで辞めるが……。
我自己也觉得圣女的立场很复杂,随时都想辞,如果能辞我会乐意辞去……

数年に一度起きるリージェネートとの激しい戦や飢饉を前に何もすることを許されないというのも、なかなか苦しい。
每隔几年发生一次的与里杰内特的激战和饥荒,面对它们却不被允许做任何事,这也相当难受。

だからこそとっとと聖女の立場を捨てて、個人としてエクスラトルという国の力になりたいわけだ。
所以我才想赶快丢掉圣女的立场,作为个人成为艾克斯拉特罗这个国家的力量。

……何故、この男が救国の宣告を出し渋るのか、まったくわからない。
……为什么这个男人迟迟不下救国的宣告,我完全不明白。

「はあ、すっかり可愛くなくなっちゃって。幼い頃はもう少し可愛げがあっ――」
「唉,完全变得不可爱了。小时候还有点可爱——」

「……あったか?」
「……有过吗?」

「……なかったね。君、赤子の頃わたしを認識した瞬間からやたら睨みつけてきたし。でも自分で言うものじゃないと思うよ、女性としても」
「……没有呢。你还在婴儿时期,认出我的那一瞬间就狠狠地瞪我。不过这种话不该自己说吧,作为女性也是」

「私を一番女扱いしないお前にだけは言われたくない。……というかここ最近毎晩のように夢に出てくるが、暇なのか?神として、やるべきことは山のようにあるだろう」
「最不把我当女人看的你,最没资格说我。……说起来最近你几乎每晚都出现在梦里,你很闲吗?作为神,该做的事应该堆积如山吧」

「忙しいっちゃ忙しいんだけど?それでプライベートが潰れるのもイヤだからさ、こうしてリフレッシュしに来ているわけ。ここなら人々からの声も聞こえないしね」
「忙是忙啦?但私人时间被占满也很讨厌啊,所以就这样来刷新一下。在这里也听不到人们的声音」

「人の夢を休憩所扱いするんじゃない」
「别把别人的梦当休息室」

心底リラックスした表情で人の夢の中でふわふわと浮き、昼寝の体勢まで取り始めたこの神は本当に人の神経を逆撫でするのが上手い。
用彻底放松的表情在别人梦里轻飘飘地浮着、甚至开始摆出午睡姿势的这位神,真是非常擅长触人神经。

「まったく……お前のような男が神だなんて、世も末だな」
「真是的……像你这样的男人居然是神,世道也到头了」

「随分と酷い言い様だ。わたし以上に神々しいGodなんて他にいないというのに」
「说得真过分。明明没有比我更神圣的 God 了」

「ははは、赤くなった耳のまま言われてもな」
「哈哈哈,耳朵还红着就说这种话」

迷惑なことこの上ないが、Godとの会話自体はイヤではない。
虽然极其麻烦,但我并不讨厌和 God 说话。

というかこの男、言動も見た目も怪しすぎて、定期的に接触し真意を探っておかないと、絶対に何かやらかしそうで怖いのだ。
不如说这个男人言行和外表都太可疑,不定期接触、探探他的真意,他绝对会搞出什么事来,太可怕了。

……この先救国の旅に出たとして、『ハッハッハ、わたしこそが千年の救国を邪魔していた黒幕だったのさ!』とか暴露されても、まったく驚かない自信がある。
……就算今后踏上救国之旅,他暴露说「哈哈哈,我才是妨碍了千年救国的幕后黑手!」我也有自信完全不惊讶。

「……で、さっきの発言はなんだ?理由なく私のことを貶したのなら、その尖った耳が1メートルに伸びるまで引っ張ってやるが」
「……那么,刚才那番话是什么意思?如果没有理由地贬低我,我就把你的尖耳朵揪到一米长」

「サラっと怖いこと言わないでおくれよ。――別に、歴代のジャンヌと比べて君は随分と毛色が違うな……と思っただけ」
「别若无其事地说可怕的话啊。——我只是觉得,和历代贞德相比,你的底色差得相当多……」

Godのふてくされた表情を見る限り、今の言葉に偽りはないようだ。
看 God 那副闹别扭的表情,刚才的话似乎没有虚假。

「まあ私自身、聖女なんて柄じゃないのは自覚しているからな。加護の力も歴代のジャンヌに比べて弱いようだし……」
「嘛,我自己也明白圣女这身份不适合我。加护之力好像也比历代贞德弱……」

「そうなんだよね~、それがGod的にも悩みどころ?いざ戦場に出たとして、大丈夫? 結界とかも最低限しか使えないから、若干不安だったり」
「是这样呢~这也是 God 的烦恼之处?真上了战场没问题吗?结界之类也只能用最低限度的,我有点不安」

「お前が私の心配をするとはな。だが心配しなくても、お前のような問題神を野放しにするのは怖いからな。そう簡単には死なないつもりだよ」
「你居然会担心我。但不用担心,放任你这种问题神不管才可怕。我不打算那么轻易就死」

「……心配じゃないし。君に最短記録で死なれたら、色々と台無しになるから言っているだけし」
「……才不是担心。你要是以最短记录死掉,各种事情就全泡汤了,我只是这么说」

「――ふ、ならそういうことにしておこう」
「——呵,那就当是这样吧」

小さく笑い、私は彼の首元で髪のように光る不思議なオーラに触れた。
我轻轻一笑,碰了碰他颈边像头发一样发光的不思议光晕。

「個人的にはもう少し、お前とのこういうくだらない時間を続けたいからな。リズと人生の最後まで共にいるという約束もしているし……はらわたが出ても、足が吹き飛んでも、生き続けてみせるさ」
「就我个人来说,还想再继续一些和你这样无聊的时间。也和利兹约好要一起走到人生的最后……就算内脏流出来、腿被炸飞,我也会活下去给你看」

「……ふーん。まあ、程々に期待しておくよ。わたしの今後のためにも、君にはそれなりに長生きしてもらわないと困るしね」
「……哼。嘛,我就适度期待一下。为了我今后,你也得活得相当久,不然我会困扰」

こいつはもう少し、自分が何かを企んでいるということを隠すべきだと思う。
我觉得这家伙应该再多隐藏一下自己在盘算着什么这件事。

……だが、まあ。
……不过,也罢。

「そうかそうか、では鋭意ずっと何かを企んでいてくれ。それこそ私が長生きして、生涯お前の【何か】を潰し続けるのもそれはそれで一興だ。その顔を悔しさで歪ませるのも面白そうだしな」
「是吗是吗,那就请你一直锐意盘算着什么吧。我长命百岁、一辈子持续挫败你的【什么】,那也别有一番趣味。看你那张脸因懊悔而扭曲也挺有意思」

「――――」
「————」

皮肉と共に言えば、Godの瞳が虚をつかれたかのように見開かれる。
带着讽刺说出口,God 的眼睛像是被戳中般睁大。

……基本的には、何を考えているかわからない男だが……。
……基本上是个不知道在想什么的男人……

「――ははっ。何その悪役みたいな宣言。……仮にも聖女がする顔じゃないよ?」
「——哈哈。什么啊,像反派一样的宣言。……就算如此也不是圣女该有的表情吧?」

こうして稀に子供のような笑顔を見せる時があるから、嫌いになりきれないのだ。
因为偶尔会露出这样孩子气的笑容,所以没法彻底讨厌他。

聖女はいつでも辞めるつもりでいるが、仮にその資格を失う時が来るとしたら――。
我随时打算辞去圣女,但万一失去那资格的时刻到来——

(お前と話が出来なくなることを、最初に寂しく思うのだろうな)
(大概首先会为不能再和你说话而感到寂寞吧)

辞める予定も方法もわかっていない状態だが……漠然と、そんな予感だけはしていた。
虽然既没有辞去的计划也没有方法……但只有那种预感,模糊地存在着。

*
*

「やれやれ。破天荒な聖女の周りには、破天荒な仲間ばかりが集まってくるね。……間違っても彼らの中の誰かに恋しちゃった――なんてことには、ならないでおくれよ?」
「真是的。破天荒的圣女身边,聚来的净是些破天荒的同伴呢。……千万别搞错,爱上他们中的某个人——这种事可别发生哦?」

ジャンヌとして旅立ってしばらく。
作为贞德启程之后过了一段时间。

仲間を増やしていく私に向かい、ある晩夢に現れたGodはそう言った。
对不断增添同伴的我,某晚出现在梦里的 God 这样说道。

前から私が恋をすることに関して否定的だと思っていたが……まさかわざわざ忠告するために現れるとは。
我一直觉得他对我的恋爱持否定态度……没想到竟特地为了忠告而出现。

恐らく救国が疎かになることを心配しているのだろう、そこは腐っても責任感ある神というところか。
大概是担心救国会被怠慢吧,这点上他就算是废也还是个有责任感的神。

「お前に指図される謂れはない――が。ジャンヌとしての責任を放り出すつもりはないから、そこは大丈夫だ」
「没有理由被你指使——不过。我不打算丢掉作为贞德的责任,这点你放心」

「そこは心配していないけど……君って恋愛未経験だから、あっさりと絆されそうで怖いなぁ。……ま、いいか。仮に君がいつか恋をしたいと願ったとしても――」
「那点我不担心……但你没谈过恋爱,很容易就被打动,这才可怕啊。……算了,也好。就算你哪天希望谈恋爱——」

「このわたしがありとあらゆる手を尽くして、生涯独身でいさせてみせるからね!!異性と親しくなるきっかけというきっかけを、すべて叩き潰してあげよう!」
「我本人会穷尽一切手段,让你一辈子单身!!所有让你和异性亲近的契机,我都会替你全部砸碎!」

「………………」
「………………」

前言撤回。
前言撤回。

……なーにが偉大なるGodだ、私にとっての――疫病神が!!!!
……什么伟大的 God,对我来说根本是——瘟神!!!!

END
END