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MIX TOP 最強チームで勝利を奪い取れ!
MIX TOP 用最强队伍夺取胜利!

学生時代からの夢であるバスケットボールの選手になるべく、社会人女子リーグに加入している会社に就職を決めた主人公。
为了成为学生时代以来的梦想——篮球选手,主角决定进入一家加入了社会人女子联赛的公司就职。

だが入社後すぐに会社はリーグから撤退。所属チームも解散となってしまう。
然而入职后不久,公司便退出了联赛,所属球队也随之解散。

会社を辞めるか、このまま働き続けるか──
是辞职,还是就这样继续工作下去——

そんな厳しい選択を迫られる中、主人公はバスケの男女混合リーグ「ミックスリーグ」誕生のニュースを耳にする。
在这艰难的抉择面前,主角听到了男女混合篮球联赛「MIX LEAGUE」诞生的消息。

しかも、憧れのチーム「川崎ブレイブサンダース」も新リーグに参戦するとのこと。
而且,她所憧憬的球队「川崎勇雷」也将参战这个新联赛。

夢をあきらめきれない主人公は、思い切ってトライアウトを受ける決意をする。
无法彻底放弃梦想的主角,下定决心参加选拔会。

新たな舞台で、新しい仲間と。
在新的舞台,与新的伙伴。

バスケへの情熱を懸けた戦いが、今、始まる!
赌上对篮球热情的战役,现在开始!

❖ 世界观

ミックスリーグ
联赛


新設男女混合バスケットボールリーグ。
新设的男女混合篮球联赛。

チーム内に5人、出場チーム内に1人以上の性別の異なる選手を編成するのが条件。
规定每队内需有 5 名、且场上队伍中至少有 1 名不同性别的选手。

川崎ブレイブサンダース
川崎勇雷


主人公が所属するプロバスケットボールチーム。
主角所属于的职业篮球队。

本作では「ミックスリーグ所属」チームとして、新たにメンバーを募集することに。
在本作中,作为「MIX LEAGUE 所属」队伍重新招募成员。

浅草ハウンズ
浅草猎犬


作中で「川崎ブレイブサンダース」のライバルとなるプロバスケットボールチーム。
在作中成为「川崎勇雷」对手的职业篮球队。

各メンバー同士で、何やら因縁があるようで……?
各成员之间似乎有着某种因缘……?

とどろきアリーナ
等等力竞技场


「川崎ブレイブサンダース」がホームとするアリーナ。主人公たちミックスリーグ所属「川崎ブレイブサンダース」の手に汗握る試合が繰り広げられます。
以「川崎勇雷」为主场的体育馆。主角们所属 MIX LEAGUE 的「川崎勇雷」将在此展开令人手心冒汗的比赛。

アサクサアリーナ
浅草竞技场


「浅草ハウンズ」がホームとするアリーナ。主人公たちの熱い試合が繰り広げられるもう一つの舞台。攻略キャラクターたちの隠された素顔がさらけ出される場所でもあります。
以「浅草猎犬」为主场的体育馆。是主角们热烈比赛展开的另一个舞台,也是攻略角色们隐藏的真实一面被揭开的场所。

❖ 角色


志ノ原 青空
志野原 青空

どんな努力も惜しまない主人公
不吝惜任何努力的主角

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

バスケットボール女子リーグに加入していた「リンクジェッツ」に就職し、念願のバスケットボールチームの選手となるが、入社してすぐに解散となり、人生の選択を余儀なくされる。
进入了一家加入了女子篮球联赛的公司「Link Jets」,成为梦寐以求的球队选手,但入职后不久球队便解散,被迫面临人生的抉择。

男女混合の新リーグ「ミックスリーグ」に、憧れていた「川崎ブレイブサンダース」が参加すると知り、トライアウトを受けることに。
得知憧憬的「川崎勇雷」将参加男女混合新联赛「MIX LEAGUE」,于是决定去参加选拔会。

ポジション:SG
位置:SG

年齢:23歳
年龄:23 岁

身長:177cm
身高:177cm

体重:65kg
体重:65kg

背番号:56
背号:56


新起 生絃
新起 生弦

ボールへの執着心なら誰にも負けない
对球的执着不输任何人

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

これまでバスケ以外してこなかったため、大学卒業後の進路としてプロバスケ選手以外の選択肢がなかった。
一直以来只会打篮球,所以大学毕业后除了当职业篮球选手之外没有别的选择。

「ミックスリーグ」の話を聞き、リーグ主催のトライアウトへ参加。「川崎ブレイブサンダース」のコーチ陣の目にとまりチームへ入団。
听说「MIX LEAGUE」的消息后参加了联赛主办的选拔会,被「川崎勇雷」的教练组看中而加入球队。

バスケ関係の英語の記事や雑誌は積極的に読むが、学校の勉強は大の苦手。
会积极阅读篮球相关的英文报道与杂志,但学校功课极不擅长。

ポジション:SF
位置:SF

年齢:22歳
年龄:22 岁

身長:190cm
身高:190cm

体重:85kg
体重:85kg

背番号:5
背号:5


玖保田 樹
玖保田 树

真のチームのまとめ役
真正的队伍协调者

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

頭がよく、小さい頃から成績は常に上位。いつも明るく人を気遣う性格。
头脑聪明,从小成绩便一直名列前茅。性格总是开朗,也很会照顾人。

兄の影響でバスケを始める。
因为哥哥的影响开始打篮球。

前に所属していたチームを辞めた後は特にどこにも所属していなかったが、「ミックスリーグ」の話を聞きつけ、「川崎ブレイブサンダース」に入団し、再びバスケ選手の道へ。
离开先前所属的球队后一度没有归属,听说「MIX LEAGUE」的消息后加入「川崎勇雷」,再次走上篮球选手的道路。

ポジション:PG
位置:PG

副キャプテン
副队长

年齢:26歳
年龄:26 岁

身長:179cm
身高:179cm

体重:76kg
体重:76kg

背番号:91
背号:91


倉野 グレン
仓野 格伦

皮肉屋ポイントセンター
毒舌的得分中锋

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

試合をしていても無茶や無謀なプレーはしないタイプ。
即使上场比赛,也不是会硬来或莽撞行事的类型。

バスケで食べていく道を選んでいても、このままずっと続けられるわけがないと考え、どこか冷めているところがある。
虽然选择了靠篮球吃饭这条路,却也认为不可能一直这样下去,因此总有些冷淡疏离的地方。

「川崎ブレイブサンダース」に来て、変わろうとしている。
来到「川崎勇雷」之后,他正试图改变。

ポジション:C
位置:C

年齢:25歳
年龄:25 岁

身長:200cm
身高:200cm

体重:95kg
体重:95kg

背番号:16
背号:16


神郷 圭碁
神乡 圭碁

カリスマ的シューター
魅力十足的射手

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

バスケの元選手を父に持ち、幼少からバスケをすることが当たり前だと思ってきた。
父亲是前篮球选手,从小便觉得打篮球是理所当然的事。

バスケしか知らない人生を歩んできてしまった人。
是走过了除了篮球之外一无所知的人生的人。

熱中しやすく拘りが強い性格なので、敵やライバルとみなした相手には容赦しない。
性格容易投入、执念很强,因此对于视作敌人或对手的人绝不宽容。

ポジション:PF
位置:PF

キャプテン
队长

年齢:31歳
年龄:31 岁

身長:193cm
身高:193cm

体重:90kg
体重:90kg

背番号:1
背号:1


中衣 遊哉
中衣 游哉

選手に寄り添うアシスタントコーチ
贴近选手的助理教练

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

バスケ選手だったのは高校生までで、アルバイトで働いたお金でトレーナーの専門知識を学ぶ。
当篮球选手只到高中为止,之后靠打工赚的钱学习训练师的专业知识。

卒業後は経験を積むため、アメリカにも行っている。
毕业后为了积累经验还去过美国。

楽しんで仕事をしているうち、婚期を逃したような形に。
在愉快地做着工作的过程中,不知不觉就错过了结婚的年纪。

自分より周囲に気を配るタイプ。
是把周围看得比自己更重的类型。

ポジション:アシスタントコーチ
位置:助理教练

年齢:38歳
年龄:38 岁

身長:181cm
身高:181cm

体重:78kg
体重:78kg


相羽 星花
相羽 星花

主人公のよきライバル
主角的良敌

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

主人公と同じ「リンクジェッツ」で活躍していたが、「ミックスリーグ」の噂を聞きつけトライアウトを受けることに。
曾在与主角相同的「Link Jets」活跃,听说「MIX LEAGUE」的风声后决定参加选拔会。

主人公とは同期で、友達でもありライバルでもある関係。
与主角同期,是朋友也是对手的关系。

前向きな性格で、負けたりして落ち込んでいても、引きずらない。
性格积极,即使输了、消沉了也不会一直放在心上。

落ち込むより練習した方がマシという、ある意味合理的なところも。
认为「与其消沉不如去练习」,某种意义上十分合理。

ポジション:SF
位置:SF

年齢:23歳
年龄:23 岁

身長:178cm
身高:178cm

体重:67kg
体重:67kg

背番号:50
背号:50


染河 夏実
染河 夏实

チームの姉御的存在
队里的大姐头

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

社会人時代で所属していたチームに不安を感じていた頃、「ミックスリーグ」の知らせを受けて参加することに。
在还是社会人时,对所属球队感到不安的那段时期,收到「MIX LEAGUE」的消息而决定参加。

チーム内では姐御的な存在で、積極的にチームをまとめるポジションで動くことが多い。
在队内是大姐头般的存在,经常主动站在凝聚队伍的位置上行动。

女性陣をまとめたり、男性陣との橋渡しをしたりして機能的に働く。
会统合女队员,也会在男队员之间牵线搭桥,发挥着实用的作用。

ポジション:C
位置:C

年齢:28歳
年龄:28 岁

身長:181cm
身高:181cm

体重:70kg
体重:70kg

背番号:41
背号:41


諏藤 克旗
诹藤 克旗

荒っぽいが迫力あるプレーが自慢
以粗犷而充满魄力的球技为傲

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

所属していた札幌のバスケットボールチームが「ミックスリーグ」に参戦すると聞き待っていたが、結局参加しないことになり、チームを辞めて単身関東へ。
听说所属的札幌篮球队将参战「MIX LEAGUE」而一直等待,结果球队最终没有参加,于是辞职独自前往关东。

性格は荒々しく乱暴者。言動全てが乱暴っぽい感じ。
性格粗野、是个粗暴的人。言行全都给人一种粗暴的感觉。

プライドが高く負けず嫌いで自分が最強だと思っているが、自分より上の存在がいることも理解している。しかし気持ちで負けていない。
自尊心强、不服输,认为自己是队里最强的,但也理解有比自己更强的存在。不过在心里从未认输。

ポジション:PF
位置:PF

年齢:29歳
年龄:29 岁

身長:201cm
身高:201cm

体重:94kg
体重:94kg

背番号:19
背号:19


綿瀬 朋史
绵濑 朋史

知略家ヘッドコーチ
谋略型主教练

ミックスリーグ/「川崎ブレイブサンダース」
MIX LEAGUE/「川崎勇雷」

情がなく勝利の為には容赦なく切り捨てる、冷徹なヘッドコーチとして有名。
以无情、为取胜毫不留情地舍弃的冷彻主教练而闻名。

自分にも厳しく選手にも厳しいが、無茶をさせることはない。
对自己严格,对选手也严格,但不会让人勉强硬撑。

チームの雰囲気が悪くなることは理解しているため、アシスタントコーチには、必ずムードメーカー的存在となるような人を置くようにしている。
因为明白队伍气氛会变差,所以在助理教练的位置上必定会安排能带动气氛的人。

年齢:48歳
年龄:48 岁

身長:178cm
身高:178cm

体重:82kg
体重:82kg


竹盛 紗朱子
竹盛 纱朱子

女子バスケ界のエース
女子篮球界的王牌

ミックスリーグ/「浅草ハウンズ」
MIX LEAGUE/「浅草猎犬」

天才タイプではなく努力を積み上げて自信に変えていくタイプの選手。
不是天才型,而是靠累积努力转化为自信的选手。

練習メニューも毎日調整を行い、体調管理も徹底している一流アスリートのような人。
每天调整训练菜单,也彻底进行身体管理,像一流运动员一样的人。

大学時代の日本代表選手の選抜試験で出会った「藍元 グラディス」とは、ずっとコンビを組んでいる。
与大学时代在代表选手选拔考试中相遇的「蓝元 格拉迪斯」一直搭档。

ポジション:SF
位置:SF

副キャプテン
副队长

年齢:23歳
年龄:23 岁

身長:181cm
身高:181cm

体重:76kg
体重:76kg

背番号:7
背号:7


藍元 グラディス
蓝元 格拉迪斯

女子バスケ界一の美貌の持ち主
女子篮球界第一美颜

ミックスリーグ/「浅草ハウンズ」
MIX LEAGUE/「浅草猎犬」

アメリカ人の母と日本人の父との間に生まれ、高身長で手足の長い、恵まれた体格をしている。
生于美国籍母亲与日本籍父亲之间,身材高挑、四肢修长,体格出众。

物事を深く考えないで行動することが殆どで、直感で生きている。
行动时几乎不太深思,凭直觉活着。

人見知りするし、団体行動が苦手。
怕生,也不擅长团体行动。

チームとは最近やっと打ち解けてきた感じだが、「竹盛 紗朱子」がいないと会話がうまくできないことが多い。
最近才终于和队伍熟络起来,但没有「竹盛 纱朱子」在就常常无法顺利交谈。

ポジション:PF
位置:PF

年齢:24歳
年龄:24 岁

身長:185cm
身高:185cm

体重:76kg
体重:76kg

背番号:31
背号:31


穏澄 諒人
稳澄 谅人

長きに渡るグレンのライバル
格伦长久以来的对手

ミックスリーグ/「浅草ハウンズ」
MIX LEAGUE/「浅草猎犬」

高校に入って「倉野 グレン」と出会い、同じチームに。
高中时遇见「仓野 格伦」,进入同一支队伍。

彼には負けたくない、という気持ちが結局チーム全体を動かした結果、好成績を残す。
「不想输给他」的心情最终带动了整个队伍,留下了好成绩。

それがグレンを敵対視する理由にもなってしまう。
这也成了他把格伦视作敌手的原因。

チームでは中心になることが多くノリがいいのでムードメーカー的に存在。
在队里常处于中心位置,气氛热络,是带动气氛的存在。

喧嘩の仲裁に入ることもあり、結構面倒見がいい。
也会出面调解争执,相当会照顾人。

ポジション:C
位置:C

年齢:25歳
年龄:25 岁

身長:203cm
身高:203cm

体重:96kg
体重:96kg

背番号:12
背号:12


玖保田 悠時
玖保田 悠时

共に名を馳せた樹の兄
与树一同成名的兄长

ミックスリーグ/「浅草ハウンズ」
MIX LEAGUE/「浅草猎犬」

中学、高校と弟とのコンビで一時話題になったこともある、人気の選手。
初中、高中时与弟弟组成的搭档曾一度成为话题,是人气选手。

弟の「玖保田 樹」とは世間的には仲はいいとしているが……。
与弟弟「玖保田 树」在世人眼中关系很好,但是……。

女性に大人気の選手のひとりで、噂ではファンクラブもあるらしい。
是极受女性欢迎的选手之一,据说还有粉丝俱乐部。

バスケ界で実力もさることながら、ビジュアル面で非常に人気が高い。
在篮球界实力自不必说,在外形方面也非常受欢迎。

ポジション:SG
位置:SG

年齢:28歳
年龄:28 岁

身長:180cm
身高:180cm

体重:78kg
体重:78kg

背番号:25
背号:25


室詠 辰
室咏 辰

包容力があるキャプテン
包容力十足的队长

ミックスリーグ/「浅草ハウンズ」
MIX LEAGUE/「浅草猎犬」

「ミックスリーグ」に行く予定はまったくなかったが、ヘッドコーチから誘われて移籍する。
原本完全没有去「MIX LEAGUE」的打算,但被主教练邀请而转会。

チームを最適な状態にすることに全力をそそいでいる。
全力投入于让队伍保持最佳状态。

キャプテンのお手本のような人。
像是队长范本一样的人。

裏表がない性格でウソはつけない。
性格表里如一,不会说谎。

どんな人にでも厳しく対応するし、同時に優しくすることも忘れない。
对任何人都严格应对,同时也从不忘温柔。

ポジション:PG
位置:PG

キャプテン
队长

年齢:33歳
年龄:33 岁

身長:176cm
身高:176cm

体重:76kg
体重:76kg

背番号:3
背号:3


桜谷 俊輔
樱谷 俊辅

再建の魔術師と呼ばれるヘッドコーチ
被称为「重建魔术师」的主教练

ミックスリーグ/「浅草ハウンズ」
MIX LEAGUE/「浅草猎犬」

これまでランクの低いチームを上げることを得意としてきたが、「浅草ハウンズ」は元々実力もランキングもトップのチーム。
一直以来擅长提升排名较低的队伍,但「浅草猎犬」原本就是实力与排名都位居顶端的队伍。

新リーグであること、チームは自分で決めていいことなどに魅力を感じ、「浅草ハウンズ」のヘッドコーチとして就任する。
对新联赛这一点、以及队伍可自行决定等感到魅力,就任「浅草猎犬」的主教练。

再建の魔術師と呼ばれた名将が自身でチームをくみ上げ、新リーグに挑むということでかなり注目される。
被称为重建魔术师的名将亲自组建队伍、挑战新联赛,因此备受关注。

年齢:51歳
年龄:51 岁

身長:188cm
身高:188cm

体重:86kg
体重:86kg

❖ 公开CG


男性の声「……なんだよ、どこにもいねえじゃねーか」
男声「……怎么回事啊,哪儿都没有人嘛」

(え……?)
(诶……?)

“男子控室”と書かれた部屋から出てきた一人の男性。 見るからに参加者とわかる、 細身ながら引き締まった身体と、見上げる程の身長。
从写着“男子更衣室”的房间里走出一名男性。细瘦却紧实的身体,以及需要仰视的身高,一眼就能看出是参加者。

(うわ……腕が長いし手も大きい! 恵まれてる体格してるなぁ……)
(哇……手臂好长,手也很大!身体条件真是得天独厚啊……)

男性参加者「……? なんだよあんた」
男性参加者「……?怎么回事啊你」

「あっ、いえ……」
「啊,不是……」

男性参加者「もしかして迷子か? ここはトライアウト参加者以外立ち入り禁止だぞ」
男性参加者「难道是走丢了?这里除了选拔会的参加者之外禁止进入哦」

「……え?」
「……诶?」

男性参加者「ま、男女混合のリーグなんて珍しいから 見学者が増えるのも仕方ねーけど。 ったく、ギャラリー入れるなんてどうかしてるって」
男性参加者「嘛,男女混合的联赛很稀奇,来看的人变多也没办法。真是的,居然把观众放进来,脑子有病吧」

「あ、あの」
「那、那个」

男性参加者「観客席の場所が分からないのか? 観客席だったらそっちを真っ直ぐ――」
男性参加者「是不知道观众席在哪儿吗?观众席的话就往那边直走——」

「私! 参加者なんですけど!」
「我!是参加者!」

――私の言葉を聞いて、その人はぽかんと口を開けた。
——听到我的话,那人愣愣地张开了嘴。

男性参加者「参加者……? あんた高校生だろ? 高校生って参加できないはず……」
男性参加者「参加者……?你是高中生吧?高中生应该不能参加……」

「23歳! 実業団経験もあります!」
「23 岁!还有企业队的经验!」

男性参加者「冗談……え、マジで?」
男性参加者「开玩笑……诶,真的假的?」

思わず言い返してしまった。 高校生に間違われるなんて、卒業して以来始めてだ。 なんなら高校生の頃から社会人だと思われてたし。 それもこの身長のせいなんだけど。 でも女子バスケでは別に珍しくない身長だし 低い方かもしれないが……
不由得反驳了回去。被误认成高中生,还是毕业以来的头一回。不如说从高中时代起就被当成社会人了。这大概也因为身高。不过在女子篮球里这身高并不稀奇,甚至可能算矮的……

男性参加者「年上かよ、信じらんねぇな」
男性参加者「居然是年长的,真让人难以置信」

初対面でそんなこと言う人こそ信じられませんけどね、 という言葉は胸の中に留める。
“第一次见面就这么说话的人才让人难以置信吧”,这句话我留在了心里。

男性参加者「だったら悪かったよ。 あまりにもトライアウト参加者らしくなかったんでな」
男性参加者「那是我失礼了。因为你实在不像选拔会的参加者」

男性参加者「女子も男子も経験者しか受けられないのに こんなところで道に迷うとか 緊張感も自覚もなさすぎだろ」
男性参加者「男女都只有有经验的人才能参加,居然在这种地方迷路,也太没有紧张感和自觉了吧」

「そ、そこまで言われる筋合いは…… そういうあなたこそ……!」
「用、用不着说到这个份上吧……你自己才……!」

そこまで口にして、ようやく気付いた。 この背格好と、髪型――
说到那里,我才终于察觉。这个身高和这个发型——

「……もしかして新起 生絃さん? 茨城代表でインターハイに出てた……!」
「……难道是 新起生弦?代表茨城县打进全国高中联赛的……!」


男性の声「隣、いい?」
男声「旁边,可以坐吗?」

「あ、はい。どうぞ」
「啊,好。请」

男性参加者「いやー、よかった。 俺もあまり人ごみ好きじゃなくてさ」
男性参加者「哎呀,太好了。我也不太喜欢人多的地方」

「あ、えっと……私はこれで……」
「啊,那个……我就先……」

知らない人と一緒に食事を摂れるほど 気持ちに余裕はないし、相手の邪魔をしてしまいそうだ。 その場を後にしようとすると――
我没有余裕跟陌生人一起吃饭,而且好像会打扰到对方。正想离开那里时——

男性参加者「気をつかわないでよ。 むしろ俺が遠慮した方がよかった?」
男性参加者「不用顾虑我啦。不如说我该回避一下?」

「いえ! そんなことは……!」
「不!没有那种事……!」

結局立ち去る機会も逃し、階段に並んで座ることになる。 こうなるとなおさら、サンドイッチが喉を通らない。
结果连离开的机会都错过了,只好和他并排坐在楼梯上。这样一来,三明治更是咽不下去。

男性参加者「この場所、いいよね。 静かっていうか、落ち着くっていうか」
男性参加者「这个地方不错吧。该说是安静,还是说让人安心」

「そ、そうですね……」
「是、是啊……」

男性参加者「俺、玖保田 樹。よろしくね。 君は?」
男性参加者「我是玖保田树。请多指教。你呢?」

「あっ、志ノ原 青空です。 あの……玖保田、さんって……」
「啊,我是志野原青空。那个……玖保田先生——」

玖保田…… 頭で何度か反芻させてようやく思い出す。
玖保田……在脑子里反复念了几遍才终于想起来。

「ええっ!? あの玖保田……さん!? 浅草ハウンズの、玖保田兄弟の――!?」
「诶诶!?那个玖保田……!?浅草猎犬的玖保田兄弟——!?」

「お、知ってた? やったね。 俺もまだまだ捨てたもんじゃないな~」
「哦,你知道?太好了。看来我还不算被时代抛下嘛~」

「そんな……!!」
「怎么会……!!」

玖保田兄弟といえば、 中学の頃から男子バスケで大活躍していた存在。 有名人も有名人だ。 私もバスケ雑誌で何度も特集を見たことがあるし ネット上では、玖保田兄弟のファンが 試合の度に、彼らの写真や動画をアップしている。
说起玖保田兄弟,是从中学时代起就在男子篮球界大放异彩的存在。有名得不能再有名。我也在篮球杂志上多次看过他们的专题报道,网络上每逢他们比赛,粉丝都会上传照片和视频。

「でも、どうして玖保田さんがミックスリーグに……?」
「可是,为什么玖保田先生会来 MIX LEAGUE……?」

「そんな堅苦しくなくて、みっきーでもいいよ。 俺の回りじゃそう呼ぶ人多いしさ」
「不用那么拘谨,叫我小玖也行。我周围的人很多这么叫」

「それはちょっと…… 玖保田さんでお願いします!」
「那有点……还是请让我叫您玖保田先生!」

「そーお? ま、いいけど……残念だなぁ」
「是嘛?嘛,也行吧……真可惜啊」


星花と染河さんが連れ立って出ていくのを見送り、 私は食堂の掲示板の前に立つ。
目送星花和染河一起离开后,我站到了食堂的公告板前。

(掲示板の情報も確認しておかないと)
(公告板上的信息也得确认一下)

食堂が一つだけということは、 共有したい情報がここにある、ということだ。 今はまだそれほど多くはないが……
食堂只有一个,也就是说想要共享的信息都在这里。虽然现在还不太多……

(ん……今のところ特に大事な内容はないかな。 リーグ開催の詳細ならメールでも確認できるし)
(嗯……目前没什么特别重要的内容吧。联赛举办的详情用邮件也能确认)

(へぇ……地域イベントのフライヤーや 食事のメニューも置いてあるんだ)
(哦……还放着地区活动的传单和餐单啊)

「…………」
「…………」

「あ、すみません!」
「啊,不好意思!」

後ろに立ちながら、 私がたまたま手にしたメニューの用紙を 見ようとしている男性に気付いた。 この高身長――えっと、確か……
我注意到身后站着一位男性,正想看我随手拿起的菜单纸。这个高个子——呃,我记得……

「倉野……さん、でしたっけ」
「是仓野……先生,对吧」

「うん。よろしく。グレンでいいよ。 今までそう呼ばれてきたし」
「嗯。请多指教。叫我格伦就好。一直以来大家都这么叫」

そっけなく言うと、 私の手元を確かめるように眺める。
他淡淡地说着,像是在确认般地打量我手上的东西。

「ふーん、カレーはポークとチキンで 時々変わるのか。いいね」
「哦,咖喱是猪肉和鸡肉偶尔更换吗。不错」

「カレー、好きなんですか?」
「您喜欢咖喱吗?」

「まあね。せっかくなら好きなもの食べたいでしょ」
「算是吧。难得的话当然想吃喜欢的吧」

表情も声色も変えずに、そんなことを言う。 ……少なくとも悪い人ではなさそうに見える。
表情和声音都不变地说着这种话。……至少看起来不像坏人。

「そっちも似たような考えじゃないの」
「你那边不也是差不多的想法吗」

「たまたま手に取っただけですよ。 アスリート用だから、 色々と計算されているんでしょうけど」
「我只是碰巧拿起来的。因为是给运动员的,应该各方面都计算过吧」

「だろうね。けど、腹に詰め込むだけが 食事じゃないし、やっぱ美味しいほうがいいじゃん」
「大概是吧。不过吃饭不只是往肚子里塞东西,还是好吃更好嘛」

「それはそうですが……」
「话是这么说……」

食にこだわるタイプの人だろうか? 見た感じはそんな風には見えないけど……
是那种对吃很讲究的人吗?看外表不太像……

「あ、もしかして、 食にこだわるタイプに見えないって思ってる?」
「啊,难道你在想我看不出是讲究吃的人?」

「えっ!? なんで」
「诶!?为什么」

なんで考えていることがわかったのか、 と私が言うよりも前に グレンさんが種明かしをしてくれた。
我还没来得及问“为什么能看穿我在想什么”,格伦就先揭晓了答案。

「みんな同じこと思うからさ。 別にこだわるタイプじゃないけどフツーでしょ」
「因为大家都这么想。我并不是讲究的类型,普普通通吧」

……なんだかつかみ様のない人だ。
……总觉得是个抓不住要点的人。


「ふーん…… ピックアップ残ったんだな、あんた」
「哦……你留到选拔赛了嘛」

「まあ、なんとか……」
「嗯,总算……」

「見かけによらず、 相当できるフォワードってことか?」
「看不出来,是个相当能打的锋线?」

「だ、だから私は――」
「所、所以我说我——」

男子参加者「フォワード? 彼女はガードと聞いていたが違うのか?」
男子参加者「锋线?我听说她是后卫,不是吗?」

男子参加者「午前中のプレーを何度か見ていた限り インサイドには攻め込まなかったように思えたが」
男子参加者「就我上午看过几次的表现来看,她似乎没有强攻内线」

「なんだよ、急に割り込んできて」
「干嘛啊,突然插进来」

男子参加者「ポジションの確認をしたかったまでだ。 ピックアップゲームは、即興のチームプレーも 見越してメンバーを選んでいるはずだからな」
男子参加者「我只是想确认位置安排。选拔赛应该是考虑到即兴的团队配合才选人的」

(まさかこの人……!)
(难道这人是……!)

間違いない。 元日本代表で、男子プロバスケチーム 『ブリッツ柏』の現役キャプテン――
没错。前日本代表队成员、男子职业球队「柏闪电」的现役队长——

男子参加者「ああ、自己紹介がまだだったな。 神郷 圭碁だ。よろしく頼む」
男子参加者「啊,我还没自我介绍。我是神乡圭碁。请多指教」

「あ、あの……志ノ原 青空です。 よ、よろしくお願いします」
「那、那个……我是志野原青空。请、请多指教」

「有名人だと分かると ちゃんと自己紹介するんだな?」
「知道对方是名人就好好自我介绍了啊?」

「そういうわけじゃ……」
「并不是那样……」

そういえば彼には名乗らなかったのを思い出す。 まあ、あんな出会い方なら当然だろう。 それより――神郷さんみたいな選手が、 なんでミックスリーグに? 『さえぐらコンビ』といい、『柏の神』といい―― 元日本代表が次々集まるほど、ミックスリーグへの 注目度はそんなに高い、ということ……?
说起来我想起还没对他报上名字。不过那样的相遇方式也算当然吧。比起这个——像神乡这样的选手,为什么会来 MIX LEAGUE?不管是「佐江仓组合」还是「柏之神」——原日本代表接连聚集,说明 MIX LEAGUE 的关注度有这么高……?

「それより、あんたがガードってマジかよ。 女バスでそれだけ高さあれば、 嫌でもインサイドやらされんだろ」
「比起那个,你真是后卫?在女篮有那样的身高,不愿意也会被安排打内线吧」

「ポジションには向き不向きがあるからな。 今までのスクリメージでわかったが、 ボール運びは女子に任せた方が良さそうだ」
「位置有合不合适之分。从至今的练习赛来看,运球交给女子似乎更好」

「マッチアップする男子からすると、 いつもと高さが違ってカットしにくく感じる。 こちらに君のようなガードがいるならうってつけだろう」
「对位她的男子会觉得高度和平时不同、难以干扰。我们这边如果有你这样的后卫就正合适了」


「悪いな、呼び止めて。 名簿と照らし合わせて気付いたんだ」
「抱歉叫住你。是对照名册时才注意到的」

「あの、私に何かありましたでしょうか?」
「那个,我有什么问题吗?」

さっきの練習で、よっぽど変なところでも見せてしまったんだろうか。 そんな不安そうな私を見て中衣さんは笑みを浮かべる。
难道是刚才的练习里露出了什么奇怪的地方?看着我这么不安的样子,中衣露出了笑容。

「リンクジェッツ出身って書いてあったからさ。 あそこに先輩がいるんだよ。 新藤さんってコーチ、知ってるか?」
「因为上面写着你是 Link Jets 出身。那里有我的前辈。叫新藤的教练,你知道吗?」

「はい。私がいた頃もヘッドコーチをされていて いろいろとお世話になった方です。 お知り合いなんですか……?」
「是的。我在的时候他也是主教练,受到过很多照顾。您认识他吗……?」

「知り合いも何も、 新藤さんとは昔、同じチームだったんだよ。 その関係でリンクジェッツの話は聞いていたんだが……」
「何止认识,以前我和新藤在同一个队。因为这个关系我听说过 Link Jets 的事……」

「やっぱりそうか。 君以外にも何人か来ると思ってたんだけど…… 君一人だけ? 書類選考で落ちたとか……?」
「果然。我还以为除了你之外还会有几个人来……只有你一个?是书面审查落选了吗……?」

「さぁ、他の方は知りませんが……」
「这……别人我就不清楚了……」

「そっか……あ、ごめんな。急に呼び止めて。 ところで、さっきシュート練習してたよな? ちょっともう一回見せてくれ」
「这样啊……啊,抱歉。突然叫住你。对了,刚才你在练投篮吧?再让我看一次」

「あっ……はい!」
「啊……好!」

ボールを手渡されて、 言われるがままシュートフォームを見せる。
接过球,照他说的展示了投篮姿势。

「……うーん、固いなあ」
「……嗯,有点僵啊」

「ですよね…… 実は生まれつき、身体が固くて……」
「是吧……其实我天生身体就很僵硬……」

中衣さんが近づいてきて、私の手をじっと見つめる。
中衣走近过来,盯着我的手看。

「俺が言った固いっていうのは そっちの意味じゃなくて……」
「我说的僵不是那个意思……」

「たぶん普段のフォームから崩れてると思うんだけどな。 緊張してるからか、固さが出ている」
「大概是从平时的姿势开始就走形了吧。因为紧张,才显得僵」

「そう……なんでしょうか。 自分では気付かなくて」
「是……这样吗。我自己没注意到」

「場に呑まれるとよくあることさ。 こういうのは場数を踏むしかないっていうけどな。 少し、いいか?」
「被场面压住时很常见。这种事只能多积累场次。稍微,可以吗?」

そう訊くと中衣さんは、私の手に自分の手を重ねる。
这么问着,中衣把自己的手叠到了我的手上。

(えっ……?)
(诶……?)

「普段だったら、もっと高めに構えてたんじゃないか? 今は気が逸ってるんだと思うけど、焦れば焦るほど フォームもテンポも乱れていく」
「平时的话,应该会架得更高吧?现在你是心急了。越焦躁,姿势和节奏就越乱」

「あ、あの……っ」
「那、那个……」

「緊張するなと言っても無理な話だろう? そういう時は、気持ち高めに……」
「就算叫你别紧张也做不到吧?这种时候,就把感觉放高一点……」


「……なんだよ、見てねえでさっさとしろよ」
「……干嘛啊,别光看着,快说啊」

「え、あっ!」
「诶,啊!」

そうだ。 最後――私の番だ。
对了。最后一个——轮到我了。

「リンクジェッツ」出身の 志ノ原 青空です!」
我是出身 Link Jets 的志野原青空!

「相羽さんとは同期で また偶然一緒のチームになれて嬉しく思います」
「和相羽同期,又能偶然成为同一队的伙伴,我很高兴」

「えっと――」
「呃——」

こんな記者会見なんて、もちろん生まれて初めての経験。 いろいろ考えてきたけど、 最後に言うには相応しくない気がする。 他のみんなは正直に思っていることを話していた。 となると、私も綺麗に取り繕った挨拶じゃなくて――
这样的记者会,当然是我有生以来第一次。想过很多,但觉得不适合放到最后说。其他人都在说真心话。那么我也不该只是漂亮地客套——

「ブレイブサンダースが好きで、バスケを志しました。 この場に立てていることが夢のようです」
「因为喜欢勇雷,我才立志打篮球。能站在这里简直像做梦一样」

「私がミックスリーグでやりたいことはたった一つ」
「我在 MIX LEAGUE 想做的事只有一件」

「――ブレイブサンダースのみんなで、 ミックスリーグで優勝すること。 それだけです」
「——和勇雷的大家一起,在 MIX LEAGUE 夺冠。仅此而已」

ざわっ、と記者たちの間にどよめきが起こる。 記者たちだけじゃない、スタッフの間でも戸惑いの表情。 ……さすがに、言い過ぎたと思うが この気持ちに嘘をつきたくはなかった。
记者之间响起一阵骚动。不只是记者,工作人员中也露出困惑的表情。……确实说得太满了,但我不想对自己的这份心情说谎。

スポーツ雑誌記者「いやあ、頼もしい強気な宣誓ですね。 これは今後の活躍に期待大、ということでしょうか」
体育杂志记者「哎呀,真是令人可靠的豪言壮语。这是说非常期待今后的表现吗」

「そうですね。彼女は、この場で一番 我々のことを考えてくれている選手ですから。 だから、何も言わずともわかってくれています」
「是的。因为她是这个场合里最为我们着想的选手。所以,即使什么都不说她也明白」

「――我々の今大会の目標が、ね」
「——我们本届大会的目标,对吧」

中衣コーチの繋げた、 おそらく誰も思ってもいなかった言葉に―― また会場がどよめく。 さらに、それだけでは終わらない。
中衣教练接上的、大概谁都没想过的那句话——会场再次骚动起来。而且,事情还不止于此。

綿瀬 朋史「今の彼女の言葉を笑う者は、このチームにはいない。 もしいるとしたら、 今すぐにユニフォームを脱いでもらうことになる」
绵濑 朋史「现在没有会嘲笑她那番话的人。如果有的话,就请立刻脱下队服」

綿瀬 朋史「ブレイブサンダースの目標はファイナルへの出場。 そして優勝。それ以外にありません。 これは大きく書いてくれて構わない」
绵濑 朋史「勇雷的目标是打进决赛。然后夺冠。除此之外没有别的。这句可以大写特写」

綿瀬コーチの言葉には、 さすがに記者たちも戸惑いの色を隠せない様子。
面对绵濑教练的话,记者们也藏不住困惑的神色。

クラブスタッフ1「と、とても興味深い挨拶をありがとうございました。 それでは最後に、皆さんで写真撮影をお願いします。 移動となりますのでご案内します」
俱乐部工作人员 1「非、非常感谢这段很有意思的致辞。那么最后,请大家一起合影。因为要移动,我来带路」


子供A「ねえ、兄ちゃんはなんでバスケやってるの?」
孩子 A「喂,大哥哥为什么打篮球啊?」

「はあ? んなもん好きだからに決まってんだろ。 お前好きじゃねえのかよ」
「哈?那还用说,当然是因为喜欢啊。你不喜欢吗」

子供たちの質問に答えている新起さんの声が聞こえる。 も、もう少し優しく答えてあげても…… ――でも、続く質問を聞くと。
听到新起在回答孩子们的问题。也、也可以再温柔一点回答吧……——不过,听到接下来的问题之后。

子供B「じゃあなんでフォワードなの? そんなにドリブルもパスも上手いのにさあ」
孩子 B「那为什么是锋线?明明运球和传球都那么厉害」

「それも好きだからに決まってんだろ。 結局一番好きなのはシュートなんだよ。 点を取らなきゃバスケじゃねえ、覚えとけ」
「那也是因为喜欢啊。说到底最喜欢的是投篮。不得分就不叫篮球,记住了」

子供A「じゃあさじゃあさ」
孩子 A「那那那」

子供A「なんで、ブレイブサンダースに来たの?」
孩子 A「为什么来勇雷啊?」

「しつけえなあ」
「真烦啊」

――なんで、ブレイブサンダースなの? そういえば、他の人の理由は知らなかった。 私は元々ブレイブサンダースのファンだからって言い回っていたけど、 でもそれは私だけの理由。他の人は当然違うはずだ。 ドキドキしながら聞き耳を立てた、新起さんの答えは――
——为什么是勇雷?说起来,我不知道其他人的理由。我一直到处说因为自己原本就是勇雷的粉丝,但那只是我的理由。其他人当然不一样。我心跳着竖起耳朵,新起的回答是——

「好きだからに決まってんだろ」
「当然是因为喜欢啊」

(――好き、だから)
(——因为,喜欢)

新起さんが、ブレイブサンダースを好きって言った? あのぶっきらぼうで、 憎まれ口しかきかない新起さんが―― 子供たちの前だから言っただけかもしれないけれど…… 新起さんの場合は、それでも本当に意外な言葉だった。
新起说,他喜欢勇雷?那个总是板着脸、只会说难听话的新起——也许只是因为孩子们在场才这么说的……但放在新起身上,这话还是真让人意外。

(新起さんも、好きなんだ)
(新起他,也是喜欢的啊)

その言葉を聞けただけで、なんだかこれまでの印象が全て変わる気がした。 それだけで――烏滸おこがましいかもしれないけれど 新起さんも、私と同じなんだって思えた。
光是听到那句话,就觉得至今为止的印象全都变了。仅仅如此——也许是我自作多情,但我觉得新起也和我一样。

「おい、あんた。さっきから何じっと見てんだよ」
「喂,你。刚才起一直盯着看什么」

「え? ううん、別に」
「诶?没、没什么」

「なんだよ、ニヤニヤして変なやつ」
「干嘛啊,笑眯眯的,奇怪的家伙」

「おーい! ちょっと来てくれる?」
「喂——!能过来一下吗?」

「ほら、お呼びだぜ。行ってこいよ、ったく」
「喂,有人叫你了。快去吧,真是的」

「あ、うん……」
「啊,嗯……」

子供B「イヅル振られたじゃん」
孩子 B「小弦被甩了嘛」

「ちげーよ、バカ」
「才不是,笨蛋」

子供たちと和気藹々わきあいあいとする新起さんを見て、 なんだかとても優しく感じながら――私は玖保田さんのところへ向かった。
看着新起和孩子们和乐融融的样子,我心里觉得很温暖——然后朝玖保田那边走去。


そこまで言いかけて、私の耳にも、ふと届いた。
话说到一半,我的耳朵忽然也听到了。

観客A「玖保田兄弟、どっちが勝つかなー。これを見に来たんだもんね」
观众 A「玖保田兄弟谁会赢呢~就是来看这个的嘛」

観客B「やっぱりお兄ちゃんでしょ。ほら、今だってリードしてるしさ」
观众 B「当然还是哥哥吧。你看,现在也领先着呢」

観客A「やっぱり弟くんは少し見劣りするもんねえ。パスも通らないし」
观众 A「弟弟果然还是差一点啊。传球也不通」

観客C「なんで玖保田兄弟でマッチアップしないの? あの子、可哀想じゃん。ずっと兄貴を相手してて」
观众 C「为什么玖保田兄弟不对位呢?那孩子不是很可怜嘛,一直在对付哥哥」

観客D「バカ、直接勝負して負けたら実力はっきりしちゃうだろ」
观众 D「笨,直接交手输了实力不就一目了然了吗」

「こ、これ……」
「这、这……」

今までは試合で――玖保田さんを相手にするだけで精一杯で聞こえなかった。 でも……聞こえる。ここはアウェーだから、 当然浅草のファンが多くて…… その声が、その気になれば――耳に届く。
至今在比赛中——光是应付玖保田就已经竭尽全力,所以听不见。可是……现在听得见。这里是客场,自然浅草球迷很多……只要他们有意,声音就能传到耳朵里。

「あー、聞こえちゃった?」
「啊——,听到了?」

玖保田さんが苦笑して、頭を掻く。 いつもの玖保田さんの笑顔に見える。けど……
玖保田苦笑了一下,挠挠头。看起来还是平时的笑脸。但是……

「あの、これ……もしかしてずっと」
「那个,这个……难道一直」

「まあ言われちゃうのは仕方ないよ。 当然浅草のファンからすれば、俺じゃ満足しないって」
「嘛,被这么说也没办法。对浅草的球迷来说,我确实不够满意」

「普段から兄貴のプレーを観てるんだからさ」
「毕竟他们平时都在看哥哥打球」

違う。なんだかいつもの玖保田さんの言葉と違う。 笑って、明るいけど……乾いている気がする。 もしかして、前の試合も――あの時はお兄さんは出場していなかったけど、 同じように観客の声が……
不对。总觉得和平时玖保田的话不一样。笑着、开朗,但……感觉有些干涩。难道之前的比赛也是——那时哥哥没有出场,可同样是观众的嘘声……

「あ、あの……」
「那、那个……」

「でもさ、俺も元々男子の浅草ハウンズにいたんだから少しは応援してくれてもいいよねえ」
「不过嘛,我原本也是男子浅草猎犬的人,多少也该为我加油吧」

「あの、樹さ……」
「那个,树——」

「あ、ハーフタイム終わりだ。頑張ろうね」
「啊,中场休息结束了。加油吧」

まるで私に何も言わせないように、玖保田さんはそのままコートへ向かった。
简直像不让我说任何话似的,玖保田就这样走向球场。


???「グレン! やっと来たか、待ちくたびれたぜ!」
???「格伦!你终于来了,我等得都不耐烦了!」

「うわ、来た」
「呃,来了」

???「ようやくお前と直接対決できる時が来たな。 この時をどれだけ待ったことか……ッ!」
???「终于到了能和你直接对决的时候了。这一刻我等了多久……!」

「えっ、浅草の選手!?」
「诶,浅草的选手!?」

「いや、こっちは全然待ってないし」
「不,我这边完全没等」

???「いいや、お前が待たなくてもこっちは指折り数えて待ってたんだよ。 この練習試合の日をな」
???「不,就算你没等,我这边可是掰着手指头在等这一天,等这场练习赛」

「いや、ドタキャンの代役で数えられる訳ないでしょ」
「不,替临时取消的人上场,怎么可能掰着手指头数」

状況が掴めないまま、私はグレンさんと相手の会話を見守る。 知り合いなのは間違いないけど、どういう関係だろう。 ライバル――という割にはグレンさんが冷めすぎているし。
还没搞清状况,我就这样看着格伦和对方的对话。可以肯定他们认识,但是什么关系呢。说是对手——格伦也实在太冷淡了。

「めんどくさ。ほら、行くよ。もう控室入っとく時間でしょ」
「麻烦死了。喂,走了。该进更衣室了」

???「ああ、すまない。他の方もいたのか」
???「啊,抱歉。还有其他人在啊」

惣澄 諒人「俺は浅草ハウンズの惣澄 諒人。 ポジションはもちろんC。趣味はゴルフ! よろしくな」
稳澄 谅人「我是浅草猎犬的惣澄谅人。位置当然是 C。兴趣是高尔夫!请多指教」

「ど、どうも……」
「您、您好……」

「じゃあゴルフ選手になればいいじゃん。 なんでまだバスケやってんの」
「那你去当高尔夫选手不就好了。为什么还在打篮球」

惣澄 諒人「趣味と仕事が違うのは当然だろ。 これだから趣味無し人間は……」
稳澄 谅人「兴趣和工作不同是理所当然的吧。所以我才说没有兴趣的人……」

「下手の横好きって言うんでしょ。 オレの方が先に打てるようになって悔しがってたじゃん」
「这就叫又菜又爱玩吧。我不是比你先学会挥杆,你还懊恼过嘛」

「あ、あの……お二人は仲良いんですね」
「那、那个……两位关系真好呢」


「あ、あの! ……神郷さん」
「那、那个!……神乡先生」

「ああ、すまない。邪魔になっていたか。少し休憩するから自由に使ってくれ」
「啊啊,抱歉。是我打扰到你了吗。我正好要休息,你随意用」

「あ、いえ。休憩しながらでも練習しながらでもいいんですが……」
「啊,不是。您休息也好、继续练习也好……」

「少し、神郷さんに訊いてみたいことがありまして。お話できないかなって」
「有些事想问问神乡先生。能聊两句吗」

「俺に?」
「我?」

心底意外そうな表情を見せる神郷さん。 その表情こそが、むしろ意外だった。
神乡先生露出打从心底意外的表情。而那个表情本身,反倒让我意外。

「つまらないぞ、きっと。よく言われるが、俺はよほど話題のない男らしい」
「会很无聊的,一定。常被人说,我是个相当没有话题的男人」

「それは……安心してください。私の方がよっぽど、ですから」
「那个……请放心。要说没话题,我这边更严重」

神郷さんが話題のない――なんて自分を卑下するのは意外だったけど…… それでも、本気で断るような素振りは見せなかった。 お互いボールを手元で操りながら、私は少し緊張しながら口を開く。
神乡先生竟这样贬低自己没话题——这让我意外…… 但他也没有真的摆出拒绝的样子。 我们一边在手上转着球,我一边有些紧张地开口。

「意外だったんです。私もちろん神郷さんのことは知っていて、 ブリッツ柏の試合も何度も見たことありますし」
「我有点意外。我当然知道神乡先生,Blitz 柏的比赛我也看过很多次」

「そうか。君から見て柏はどうだった?」
「这样啊。在你看来,柏队怎么样?」

「素敵なチームだと思いました。 もちろんレベルが高いのもありますが、 何よりまとまりを感じたというか――」
「我觉得是支很棒的队伍。当然水平很高,但更重要的是能感受到凝聚力——」

「キャプテン……神郷さんを中心に各々動いている、 そんなチームと試合運びに見えました」
「以队长……以神乡先生为中心,每个人各自行动,比赛看起来就是这样的队伍」

「なるほど……」
「原来如此……」

微笑む神郷さん。だけど、その表情の意味は探れない。 もちろん嬉しいのだろうけど、たぶんそれだけじゃない。
神乡先生微微一笑。但我读不出那表情的含义。 当然应该是高兴的,不过大概不只是这样。

「俺もそう思う。あそこはいいチームだった。 3年間キャプテンをやったが、拙い俺を皆支えてくれた」
「我也这么想。那里是支好队伍。我当了三年队长,笨拙的我被大家支撑着」

「神郷さんはずっと柏に……?」
「神乡先生一直都在柏队……?」

「ああ、大学を卒業してそのまま入団した。 新起を見ていると少し懐かしくなる」
「嗯,大学毕业后就直接入队了。看着新起,会有点怀念」

「なぜ、柏からミックスリーグに? あ、すみません、質問ばかりで……」
「为什么从柏队来到 MIX LEAGUE?啊,抱歉,我净是提问……」


中衣さんの司会でトークイベントが始まった。 綿瀬コーチは以前、桜谷コーチの元でアシスタントをしていたことがあるらしい。 その縁で今回のイベントを引き受けてもらったという。 なんで強豪・浅草ハウンズのヘッドコーチがウチのファンイベントなんかに参加――と思ったけど。 そんな縁があったんだ……
在中衣先生的主持下,谈话活动开始了。 绵濑教练以前似乎在樱谷教练手下当过助理。 据说因为这层缘分,才接下了这次活动。 为什么强队・浅草猎犬的主教练会来参加我们的粉丝活动——我这么想着。 原来有这样的缘分……

桜谷 俊輔「とはいえ、アシスタント時代のあの彼を思い出して こうしてまたヘッドコーチ同士で戦えると考えると、いや~。なかなかに感慨深い」
樱谷 俊辅「话虽如此,想起他当助理时的样子,再想到如今能这样以主教练身份再度对战,唉~真是感慨万千」

綿瀬 朋史「やめてくださいよ。初めてならまだしも……」
绵濑 朋史「请别说了。第一次也就罢了……」

桜谷 俊輔「いやいや、回数なんて関係ないですよ。 これだけ年寄りになれば、アシスタントが我が子の成長のように感じられるもんですよ」
樱谷 俊辅「不不,次数多少无关。年纪一大把之后,助理就像自己的孩子成长一样让人感慨」

綿瀬 朋史「年寄りだなんて、数年しか変わらないでしょう」
绵濑 朋史「说什么年纪一大把,我们才差几岁啊」

桜谷 俊輔「綿瀬君も50を超えればわかりますよ。 中衣君の成長を見て涙する姿が楽しみです。 まあ、とはいえアシスタントの頃というより――」
樱谷 俊辅「绵濑君过了 50 岁就会明白的。我很期待看到你看着中衣君成长而流泪的样子。不过话说回来,比起助理时代——」

桜谷 俊輔「印象が強いのは、やはり綿瀬君がヘッドコーチになってからでしょうね。 良い言い方をすればライバル」
樱谷 俊辅「印象最深的,还是绵濑君当上主教练之后吧。往好里说,是对手」

桜谷 俊輔「悪い言い方をすれば商売敵。 どうも、彼の観察眼は侮れないんです。 私のやましいことがある時の癖まで知られています」
樱谷 俊辅「往坏里说,就是生意上的敌人。总之,他的观察力不可小觑。连我心里有鬼时的毛病都被他摸清了」

桜谷コーチの言葉に観客のファンから笑いが漏れる。
樱谷教练的话让观众席上的粉丝们笑出声。

綿瀬 朋史「ヘッドコーチになりたての頃は、 桜谷さんにアドバイスいただきましたから。 影響は受けていますよ、それは」
绵濑 朋史「我刚当上主教练那会儿,还受过樱谷先生的建议。确实受到影响,那当然」

桜谷 俊輔「私の強みをここまで綺麗に利用するとは恐れ入りました。 だったら教えなければ良かったかなあ」
樱谷 俊辅「没想到会这样漂亮地利用我的长处,真是佩服。早知道就不该教他了」

穏やかな口調から、少しブラックなジョーク。 観客の笑い声が絶えない。綿瀬コーチがこんなに押され気味なのも初めて見た。 桜谷コーチについては雑誌で見かけた程度の知識しかなかったけれど、こういう人だったんだ。 雑誌に載っていたのは確か――
温和的语气里,藏着一点黑色幽默。观众的笑声不断。第一次看到绵濑教练这么被压着打。 关于樱谷教练,我只有杂志上看到过的程度的知识,原来他是这样的人。 杂志上写的确实是——

「まあ、でも桜谷コーチはいかがですか。 再建の魔術師が、この新リーグへ挑むにあたっては」
「不过话说回来,樱谷教练您怎么看。重建魔术师挑战这个新联赛,您是怎么想的」

桜谷 俊輔「新築は久々なので。まずは土地を確かめているところでしょうか」
樱谷 俊辅「很久没有从零开始建了。现在大概是在确认土地的状况吧」

そう再建の魔術師。 桜谷コーチが就任したチームは、 その後数年の間に必ず上位争いへ入り込むようになる。 再建が済んだ後は、また次のチームへ…… そうして次々と魔法を繰り返していく手腕がメディアに注目されていた。
没错,重建的魔术师。樱谷教练就任的队伍,之后几年必定会进入上位争夺。 重建完成后,又前往下一支队伍…… 这样接连重复魔法的手腕,受到媒体注目。

桜谷 俊輔「やることは変わりませんよ。チームが新しいとは、 前の実績がないということ。つまり最下位であるのと同じ」
樱谷 俊辅「要做的事不会变。队伍是新的,也就意味着没有过去的成绩。也就是说,和垫底是一样的」

桜谷 俊輔「ここから上位を目指すのは、これまでと同じです。 強いて違いを挙げるならば、 初年から1位を目指しているところでしょうか」
樱谷 俊辅「从这里以顶端为目标,和以往一样。硬要说不同的话,大概是从第一年就以第一名为目标吧」

綿瀬 朋史「言いますね。これだけのアウェーで」
绵濑 朋史「真敢说啊。在这么不利的客场」

桜谷 俊輔「いえいえ、本心ですよ。 今回はチーム作りから任せてもらえたのでね」
樱谷 俊辅「不不,是真心话。这次从组建队伍开始就交给我了嘛」

桜谷 俊輔「――勝てると思っていますよ、最初から」
樱谷 俊辅「——我认为能赢,从最开始就这么想」


事前に星花からリサーチしておいた、こういう時にオススメというお店に入り早30分。
进了星花事先调查好的、据说这种时候很推荐的一家店,已经过了 30 分钟。

(わっ……)
(哇……)

もう何度目かの、試着室から出てくる新起さんを見て、私は毎回同じことを思っていた。 想像してはいたけど、やっぱり新起さんって何でも似合う気がした。
不知第几次了,看着从试衣间走出来的新起先生,我每次都想着同一件事。 虽然想象过,但新起先生果然穿什么都合适。

「黙って見てないで何か言えよ。あんたが選んだんだろ、どうなんだ」
「别默不作声地看着,说点什么啊。是你选的吧,怎么样」

呆れたように新起さんが口を開く。 まずは、新起さんの趣味で一通り試着した後に私の意見も聞きたいと言われて選んだ服なのだ。
新起先生像是无可奈何地开口。 这是先按新起先生的喜好试了一轮之后,说想听听我的意见才选的衣服。

「すごくいいと思う!」
「我觉得非常好!」

「いや、もう少し具体的に言えよ。それだと俺がコメント求められた時に困るだろ」
「不是,说得再具体一点。不然我被问感想时会很为难吧」

そう言われても、これ以上の語彙ごいが出てこない。 違った一面を見るだけで、私自身の感じ方まで、こんなにも変わるんだと思い知らされる。
就算这么说,我也挤不出更多词汇了。 只是看到不同的一面,我自己的感受竟会改变这么多,这让我深有所感。

「なんだか、普段の新起さんと違うというか……輝いて見えるというか」
「怎么说呢,和平时的新起先生不太一样……像是闪闪发光」

「試合中じゃなくて、この新起さんを見れる人って、運がいいというか――」
「不是在比赛中,能看到这样的新起先生的人,该说是幸运吗——」

普段とは違う姿。その姿はきっと誰が見たって素敵に見えると思う。けど……
与平时不同的样子。那样子想必谁看了都会觉得好看。只是……

「なんだよ、急に黙って。次は何を着ればいいんだよ」
「怎么了,突然不说话了。接下来穿什么好」

「あ、えっと……じゃあ、少し春物も試したいな。イベントの時期考えたら、そっちもいいかなって」
「啊,呃……那,也想试一下春装。考虑到活动的时期,那边也不错吧」

少し上ずった私の声を気にも留めず、面倒くせえな、と言いながら新起さんはまた試着室の向こうへ消える。 文句を言いながらも従ってくれる新起さんに、心の中で感謝を伝えつつも……
我有些发飘的声音他并未在意,一边说着「真麻烦啊」,一边又消失在试衣间那头。 对嘴上抱怨却仍照做的新起先生,我在心里道着感谢……

(…………)
(…………)

そのカーテンを眺めながら、私は――答えの出ない自問自答じもんじとうを繰り返していた。
望着那道帘子,我——反复进行着没有答案的自问自答。


街の一角にある、落ち着いた店内。普段行く店とは違う大人な雰囲気に少し浮足立つ。 席は予約されていたため、樹さんが名乗るとすぐに案内される。
位于街角的安静店内。与平时去的店不同的成人氛围,让我有些心浮。 座位已经预约,树先生报上名字后立刻被引了进去。

(混雑してるなぁ……クリスマスだから、仕方がないかな)
(人好多啊……因为是圣诞节,也没办法吧)

「乾杯、それとメリークリスマス?」
「干杯,还有圣诞节快乐?」

「乾杯、メリークリスマス」
「干杯,圣诞节快乐」

「急に誘っちゃってごめんね。本当に予定大丈夫だった?」
「突然约你,抱歉。真的没问题吗,你的行程」

「大丈夫です。帰っても寮でコンビニケーキ食べようかなって思ってたくらいですから」
「没问题。本来还想着回去在宿舍吃便利店的蛋糕呢」

「そっか良かった」
「这样啊,太好了」

互いに笑顔を作ったけれど、空気はどこかぎこちない。 そんな空気を変えたくて、話題を切り替えてみる。
彼此都挤出笑容,气氛却有些生硬。 想改变这种气氛,我试着换了话题。

「ここ本当に素敵ですね。連れてきてくれて、ありがとうございます。料理も凄くおいしそうです!」
「这里真是很棒呢。谢谢你带我来。料理看起来也非常好吃!」

「味は保証するよ。ここの店、昔からちょくちょく来てるんだけど、雰囲気も料理も好みで」
「味道我保证。这家店我从前就常来,氛围和料理都合我口味」

「特にクリスマス限定のメニューはいつも力が入っててね、結構気に入ってるんだ。特にこの、ノンアルコールシャンパン」
「特别是圣诞限定菜单总是很用心,我相当喜欢。尤其是这个无酒精香槟」

「これ、クリスマスだけなんですね。確かにかなり凝ってますね、通常メニューだと難しそう……」
「这个只有圣诞节才有啊。确实很讲究,常规菜单的话应该做不来……」

目が合うとなんだか照れくさくて逸らしてしまう。 いつもより少しおしゃれな雰囲気にも、まだ慣れない。
目光一对上就觉得害羞,忍不住移开。 比平时稍显精致的氛围,我还不太习惯。


スタッフに案内され、ラウンジの一角へ向かうとロウルのぬいぐるみが用意されていた。
在工作人员的引导下走向休息区一角,那里已经准备好了洛乌尔的玩偶。

広報スタッフ「じゃあ、お二人でこのロウルを持ってください。少し距離、詰めてもらっていいですか?」
宣传工作人员「那么,请两位一起拿着这个洛乌尔。距离……可以再靠近一点吗?」

言われた通り、私とグレンは並んで立つ。
照他说的,我和格伦并排站好。

(距離、詰めるって……どのくらい?)
(距离、靠近……要靠近多少?)

一瞬迷っていると、グレンが自然に一歩近づいた。 そして――ロウルを持つ私の肩に、そっと手を添える。
我犹豫了一瞬,格伦便自然地往前一步。 然后——把手轻轻搭在拿着洛乌尔的我肩上。

「こんな感じでいいですか?」
「这样可以吗?」

その動きが、あまりにも自然で――胸がほんの一瞬だけ、跳ねた。
那个动作实在太自然——胸口仅有一瞬间猛地一跳。

(びっくりした……)
(吓了我一跳……)

でも、視線を上げると――そこにいるグレンは、落ち着いた表情をしていた。 試合や練習とは違う距離感に、ドギマギしてしまう。 ふざけている様子もなく、特別な意味を匂わせるわけでもない。 グレンはただ、自然な距離で立っているだけだった。
可是抬起头——站在那里的格伦,是平静的表情。 与比赛、练习都不同的距离感,让我慌乱起来。 他没有在开玩笑,也没有暗示什么特别的意思。 格伦只是,站在这自然的距离上而已。

(広報だもんね)
(毕竟是宣传嘛)

そう思った瞬間、不思議と肩の力が抜けた。 カメラの前で、ロウルを挟んで笑顔を作る。
这么一想,肩膀莫名地放松了。 在镜头前,夹着洛乌尔摆出笑容。

広報スタッフ「いいですね、その感じ! じゃあ、そのまま目線こちらで!」
宣传工作人员「很好,就这个感觉!那,就这样把视线看这边!」

私はぬいぐるみの端を持ちながら、どうしよう、距離近くない……? と内心そわそわしていた。
我捏着玩偶的一端,心里却「怎么办,距离是不是太近了……?」地坐立不安。

広報スタッフ「はい、いいですねー! 可愛いです!」
宣传工作人员「好,很好——!很可爱!」

結局、撮影は私が混乱している間に、グレンにフォローしてもらって、何とか終わった。
结果拍摄就在我一片混乱之中,靠格伦帮忙打圆场,总算结束了。


「……あの、神郷さん」
「……那个,神乡先生」

全然、考えがまとまらないまま、私はゆっくりと口を開く。
思绪完全理不清,我缓缓开口。

「私も毎晩、ヨーグルトを食べるようにしてます」
「我也开始每天晚上吃酸奶了」

「……?」
「……?」

「毎朝、少しだけトレーニングするようにしました」
「每天早上,也开始稍微做点训练」

「……っ」
「……唔」

「毎日、神郷さんに教わったことを思い浮かべてます。――プロの自覚を持つってこと」
「每天,都会想起神乡先生教我的事。——要有职业选手的自觉」

「……ああ」
「……啊啊」

たぶんこれだけでも、神郷さんはわかってくれるから。 後は、本当に伝えたいことを伝えるだけ。
大概光是这样,神乡先生就能明白。 接下来,只要把真正想说的话说出来。

「私は、神郷さんのいるチームで――一緒に優勝したいです」
「我,想在神乡先生所在的队伍里——一起夺冠」

「私には……私たちのチームには、神郷さんが必要です」
「我……我们的队伍,需要神乡先生」

「…………」
「…………」

「ああ」
「啊啊」

「ありがとう」
「谢谢你」

噛みしめるようにゆっくりと神郷さんは微笑んで、頷いてくれた。
神乡先生像是细细咀嚼般缓缓微笑,点了点头。

「明日、帰る。お前にここまで背中を押してもらったなら、何も心配はなさそうだ」
「明天我就回去。你都把我推到这一步了,看来没什么好担心的」

「そんな。そこまでのことは」
「怎么会。我没做到那种程度」

「お前も気を付けろよ」
「你也要注意身体」

こんな時でさえ、私を気にかけてくれる神郷さんに私は心から感謝して――
即使在这种时候还挂念着我,我打从心底感谢神乡先生——

「はい。ありがとうございます」
「是。谢谢您」

今は素直に、頷いて返した。
现在我只想坦率地点头回应。


「う、ううん……」
「唔、唔嗯……」

「気が付きましたか?」
「您醒了吗?」

ゆっくりと目を覚ました中衣さんは、先ほどよりも、だいぶ顔色が良くなっているようだった。
慢慢睁开眼的中衣先生,脸色比刚才好了许多。

「え、あ、いや。なんでお前が俺の部屋に?」
「诶,啊,不是。为什么你在我房间?」

「中衣さん、覚えてないんですね」
「中衣先生,您不记得了吗」

笑みを浮かべるものの、やはり心配にもなる。 それだけ、さっきの中衣さんはまともな状態ではなかったということだ。
我虽笑着,但还是担心。 这说明刚才的中衣先生状态有多不正常。

「え、あ! お前この部屋……」
「诶,啊!你、这房间……」

「ゴミだけ片付けさせてもらいました。生ゴミは放っておくと大変なことになりますし」
「我只收拾了垃圾。厨余垃圾放着不管会变得很糟」

「他は……見てはいけないものもあると思ったので、触らないようにしました」
「其他……我想里面也有不该看的东西,所以没碰」

「そうか……いや、助かる。正直俺も自分で、どこにどんな書類があるかわかったもんじゃないし」
「这样啊……不,帮大忙了。说实话,我自己都搞不清哪里放着什么文件」

「でも、解熱剤と冷却シートがそこに出ていたので、それは助かりました」
「不过退烧药和冷却贴就放在那儿,那个帮了大忙」

そう言って、机の上に置かれていた薬を指す。蓋は開いたままになっていた。
说着,我指向桌上放着的药。盖子还开着。

「昨日の夜に飲んで、そのままだったな……なんか体調が悪くて」
「昨晚吃了之后就一直那样……总觉得身体不舒服」

「本当に大丈夫なんですか? さっきなんて、すごい状態だったんですよ」
「真的没事吗?刚才那样子可不得了啊」

「いや、なんだろう。まだ気怠さはあるけど、頭はすっきりしてる。よく寝たからかな」
「不,怎么说呢。还有点倦怠,但脑袋清爽了。大概是睡得好吧」

中衣さんの様子を見る限り、咳もない。 たぶん、今流行っているような病気の類ではなさそうだ。 過労――だったのかな。
看中衣先生的样子,也不咳嗽。 应该不是现在流行的那类病。 过劳——是这样吧。

「今日はこのまま休んでください。オーバーワークは、厳禁ですからね」
「今天就这样休息吧。过度工作,绝对禁止」

「……ここまでされちゃ、反論もできないな」
「……被你做到这个地步,我也没法反驳了」

「前に部屋じゃ落ち着いて仕事できないって言ってたのは……こういう理由もあったんですね」
「之前你说在房间里没法静下心工作……原来也有这样的原因」

中衣さんは少し恥ずかしそうな様子で頷く。
中衣先生有些害羞地点了点头。

「お前には年末も見られてるから今更だけど……ずっとこうなんだ」
「年底也被你看到了,现在说也晚了……一直都是这样」

「気が付いたらいつもこんな状態で。本当にどうしようもなくなったら引っ越して……って繰り返しさ」
「回过神来总是这种状态。真到了没办法的时候就搬家……就这样反复」

「…………」
「…………」

中衣さんが差し伸べてくれた手を、そっと握る。まだ熱があるのか、その手は温かかった。
我轻轻握住中衣先生伸出的手。似乎还在发烧,那只手很温暖。


重い瞼に抵抗できず、そのまま漫画のように、眠りに落ちていった。
挡不住沉重的眼皮,就这样像漫画一样坠入了睡眠。

「ったく、なんでこんなところで寝てんだよ……」
「真是的,为什么在这种地方睡啊……」

「ん……」
「嗯……」

誰かの声が聞こえたような……
好像听到了谁的声音……

「……なんだ、起きたのかよ」
「……什么啊,你醒了啊」

「新起さん……? なんでご飯食べてるの?」
「新起先生……?为什么在吃饭?」

「寝ぼけてんな。もう少し寝とけ」
「你在说梦话呢。再睡一会儿吧」

頭が回らない状態で、ただぼんやりと新起さんの食事を眺める。
脑袋转不动,只是茫然地看着新起先生吃饭。

「お米はちゃんと……噛まなきゃ……」
「米饭要好好……嚼……」

「……あんたマジでオフクロだったのか」
「……你真的是老妈子吗」

「あれ……? 私、なんで……そっか、寝ちゃってたんだ。もしかして寝ぼけてた?」
「咦……?我,为什么……对了,我睡着了。难道刚才在说梦话?」

「ああ、しっかり寝ぼけてたな」
「啊啊,彻底在说梦话」

呆れたような目をしながら、食べ続ける新起さん。何か変なことを口走った気がする……
新起先生一副无奈的眼神,继续吃着。我好像说了什么奇怪的话……

「まあ、あんたの世話焼きが無意識ってことがわかって、少し面白かったけどな」
「不过,知道你这份爱操心是无意识的,倒是有点意思」

こういう素直な笑顔って珍しい気がする。
这样坦率的笑容,感觉很少见。

「なんだよ、急に変な顔して。まだ眠いのか?」
「怎么了,突然一脸奇怪。还困吗?」

「え? う、ううん。もう全然」
「诶?不、不会。已经完全醒了」

「居眠りするんなら、早起きしなきゃいいだろ」
「要打瞌睡的话,就别早起不就好了」

「早起きというか……昨夜眠れなくて」
「与其说早起……是昨晚睡不着」

その時、肩にかけられたものに気が付く。
这时,我注意到搭在肩上的东西。

「この上着、新起さんの?」
「这件外套,是新起先生的?」

「いくら中だからって、こんなところで寝てたら風邪ひくだろ。プロなら少しは体調管理くらいしろよ」
「就算在室内,在这种地方睡也会感冒吧。职业选手的话,至少管好自己的身体」

「……はい。気を付けます。上着、ありがとう」
「……是。我会注意。外套,谢谢你」


彼女がふいに立ち止まる。彼女の視線を追うと、空から白い粒が舞っていた。
她忽然停下脚步。顺着她的视线看去,天空中有白色的颗粒飞舞。

「……初雪、か」
「……初雪吗」

街灯に照らされて、きらきらと光っている。
在路灯的照耀下闪闪发光。

「わあ……きれい……」
「哇……好美……」

その顔が、あまりにも無防備で――息を呑むほど近かった。
那张脸毫无防备得——近得让人屏息。

(離れなきゃ……)
(得离开……)

心の中でそう呟くのに、体は動かない。
心里这样低语,身体却动不了。

(……ダメだ。ここで踏み込んだら、全部壊れる)
(……不行。在这里踏进去,一切都会坏掉)

彼女と自分の白い息が混じり合う距離。空を見上げながら、ちょっと空いている口元。酔いからか、いつもよりうるんでいる目元。
她与自己的白色呼吸交缠的距离。仰望着天空、微微张开的嘴角。也许是醉意,比平时更湿润的眼角。

(それ以上の感情を持つ資格なんて、ない)
(我没有资格拥有更多的感情)

なのに。
可是。

「樹さん……?」
「树先生……?」

名前を呼ばれた瞬間、理性が静かに音を立てて崩れた。 頬に触れた指先は、驚くほど冷たくて、それでいて確かに彼女を掴んでいた。
被叫到名字的瞬间,理性静静地崩塌出声。 触到脸颊的指尖冷得惊人,却又确实地抓住了她。

「……ごめん」
「……对不起」

そう言うより早く、彼女の唇を、自分のそれへと引き寄せていた。 触れた瞬間、世界が音を失った。風の音も、雪の落ちる音も、何もかもが遠ざかっていく。 ただ、彼女の息の温度だけが、この冬の夜で唯一の現実だった。 ほんの一瞬。体感では雪の粒が落ちるよりも短い。だけどその短い時間に、胸の奥が確かに熱を覚えた。
比这句话更快,我已把她的唇引向自己。 触到的瞬间,世界失去了声音。风声、雪落的声音,一切都远去。 只有她呼吸的温度,是这个冬夜里唯一的现实。 仅仅一瞬。体感上比雪粒落下还要短。但在那短暂的时间里,胸口深处确实感到了热度。


沈黙が落ちる。しばらくして、グレンのほうが口を開いた。
沉默降临。过了一会儿,格伦先开了口。

「お前さ」
「你啊」

「うん……」
「嗯……」

「なんでオレなんかかばったわけ。オレの代わりなんて、いくらでもいるでしょ」
「为什么替像我这种人挡。顶替我的人,要多少有多少吧」

「ううん、いないよ」
「不,没有哦」

即答だった。グレンが、驚いたように私を見る。
是即答。格伦惊讶地看着我。

「今のブレイブサンダースの形、グレンだから出来てるのわかってるでしょ」
「现在的勇雷的形态,是因为有格伦才成立的,你应该知道吧」

「私がパスを出せば、グレンが一番通じる形にしてくれる」
「我传出球,格伦会把它变成最容易被接到的形式」

「そんな人、簡単に代わりなんてできないから」
「这样的人,不是能轻易替代的」

グレンは視線を落とし、苦笑ともため息ともつかない音を漏らした。
格伦垂下视线,漏出不知是苦笑还是叹息的声音。

「別に、オレが怪我しても自己責任でしょ。オレがいなくても新起とか圭碁さんとかいるし」
「就算我受伤那也是我自己负责吧。就算没有我,也有新起、圭碁先生他们在」

「お前も、オレみたいなクセのある動きに合わせられるならさ……圭碁さんのサポートくらい、できるでしょ」
「你也是,既然能配合我这种有怪癖的动作……那圭碁先生的支援,你也做得到吧」

「オレ以上の選手なんか一杯いるんだよ。諒人を見たでしょ、アイツのやり方がプロでは通じてる」
「比我强的选手多得是。你也见过谅人吧,那家伙的做法在职业圈也行得通」

その投げやりな理屈に、胸の奥で何かが弾けた。
那番自暴自弃的道理,让胸口深处有什么炸开了。

「なんでそんなに自分を雑に扱うの……?」
「为什么要这么随便地对待自己……?」

「極月杯で負けたこと、引きずってるの? あれは、グレン一人のせいじゃない」
「极月杯输了的事,你还放在心上?那不是格伦一个人的错」

「合わせるだけになってた私にも問題はあるし。私はグレンのプレー、誰よりも近くで見てきたけど、そうやって、限界を決めつけてるのは良くないと思う」
「只会配合的我也有问题。我比谁都更近地看着格伦的打法,但像那样给自己划定极限,我觉得不好」

しばらくの沈黙。グレンは眉を寄せて、言葉を探すように口を開いた。
一段沉默。格伦皱起眉,像是在寻找词语般开口。

「オレの限界ね……」
「我的极限啊……」

ぽつりと落ちた声は、いつもよりずっと静かだった。
落下的声音,比平时安静得多。


「あの、日付はズレちゃったんですけど」
「那个,虽然日期错开了」

「ん?」
「嗯?」

「一昨日……バレンタインデーだったので」
「前天……是情人节」

「バレンタイン……」
「情人节……」

神郷さんはひとしきり考え込む。そして、ようやく想像がついたのか、少し顔が赤くなる。
神乡先生沉思了一阵。然后似乎终于想象出来了,脸有点红。

「それで持ってきたんですけど、来る時の満員電車で押されてしまって……なので、また買い直してお渡しします」
「所以我带来了,但来的时候在满员电车里被挤到了……所以,我会再买一份给您」

「……!? 俺へ、なのか?」
「……!?给我的吗?」

「あっ」
「啊」

しまった。もう少し誤魔化せたはずなのに、気が逸って…… ここまで来たらもう素直に伝えようと、しかし言葉は出ずに、小さく頷きだけ返した。
糟了。本来还能再糊弄过去的,却太着急了…… 话都说到这个份上了,索性老实说吧,可是话说不出口,只轻轻点了点头。

「……そうか」
「……这样啊」

表情を和らげて、しみじみと何かを考える神郷さん。そして――
神乡先生表情柔和下来,深有感触地想着什么。然后——

「それを、貰ってもいいか」
「那个,我可以收下吗」

「え?」
「诶?」

思ってもいなかった言葉に、一瞬呆けてしまう。
意想不到的话,让我一瞬间呆住。

「いえ、そんな。大丈夫ですよ、気を遣わなくて。今度、ちゃんとしたものを改めて――」
「不,那怎么行。不用费心的。下次我重新准备一份正式的——」

「いや」
「不」

神郷さんは力強く、しかし優しく微笑んで続けた。
神乡先生带着有力却又温柔的笑容继续说道。

「今日、ここで――この場所で。そのチョコがほしいんだ」
「今天,就在这里——在这个地方。我想要那块巧克力」

強く、温かい――そこにいたのは、いつもの神郷さんの笑顔だった。 その笑顔を見た私は、自然と手が動き……潰れてしまったチョコを、神郷さんへ渡していた。 神郷さんの好きな抹茶フレーバーの、小さなチョコレート。
有力、温暖——站在那里的是平常的神乡先生的笑容。 看到那笑容,我的手自然地动了起来……把压坏了的巧克力递给了神乡先生。 那是神乡先生喜欢的抹茶味的小小巧克力。


行き先は駅前から少し離れたところにある喫茶店だった。
目的地是离车站前稍远的一家咖啡店。

「悪いな、本当に大したところじゃなくて」
「抱歉啊,真不是什么好地方」

「あ、いえ。全然そんなことないです」
「啊,不会。完全没这回事」

「俺はコーヒーのセットにする。好きなのを頼んでくれ」
「我要咖啡套餐。你点喜欢的吧」

「――あ、結構、駅前とメニュー違うんですね。限定メニューがある……お昼抜いてくればよかったなあ」
「——啊,价格和车站前差别挺大呢。还有限定菜单……早知道不吃午饭就来了」

「おいおい、試合前だぞ。ちゃんと管理はしてくれよ」
「喂喂,比赛前啊。好好管理一下」

二人で笑い合いながら、私はミルクティーを選ぶ。
两人一起笑着,我选了奶茶。

「駅前の店は知ってるだろ? あそこは樹や倉野が通ってるからな」
「车站前那家你知道吧?那里树和仓野常去」

「はい、前にご一緒しました。こんなところにチェーン店があるとは思わず……」
「是的,之前一起去过。没想到这种地方还有连锁店……」

「ああ。こっちの方が見つからずに静かだからな。一人で考えたい時はよくここに来るんだよ」 一人で考えたい時――その言葉がなんだか、意味のあることのように思えた。そして、今日は一人でないことにも。 それからはしばらく話が途切れて、お互いに黙り込む。 でも、それは居心地が悪いものではなく黙ったまま互いを見つめ合う時間が、とても大切なものに思えた。 やがて注文した品が届いて、どちらともなく手をつけ始める。
「嗯。这边不容易被发现,安静。想一个人想事情的时候常来这里」 想一个人想事情的时候——那句话总觉得别有意味。而且,今天不是一个人这件事也是。 之后话断了一阵,彼此都沉默下来。 但那并不是不舒服,而是沉默着互相凝视的时间,让人觉得非常珍贵。 不久点的东西送来了,两人不约而同地开始动口。

「遊哉さん、いつもコーヒーブラックですよね。私、飲めないからすごいなと思って」
「游哉先生,您总是喝黑咖啡呢。我喝不了,觉得很厉害」

何気なく言ったその言葉に、遊哉さんはおかしそうに笑う。
随口的一句话,游哉先生好笑地笑了。

「はは、逆だよ。ブラックしか飲めないんだ、俺。牛乳の類が苦手でな」
「哈哈,反了。我只能喝黑的,我。牛奶那一类不行」

「牛乳が苦手、ですか? お腹を壊したりとか……?」
「不擅长牛奶吗?会闹肚子之类的……?」

「そういうわけじゃないんだけどな。なにか、口にまとわりつく感じがするだろ」
「也不是那样。就是有种黏在嘴里的感觉吧」

正直私にはピンと来ないけど、でも苦手なものを口にした時の不快感はわかる。それと同じなんだろう。
说实话我不太能体会,但能明白把不擅长的东西放进嘴里时的不快。大概就是那样。

「じゃあ私がミルクティーを頼んだのもよくなかったでしょうか」
「那我要奶茶是不是不太好」

「別に周りが飲む分にはなんともないよ。俺が飲めないってだけの話さ」
「别人喝倒没什么。只是我喝不了而已」

「それでもここまで背が伸びたんだから大したもんだろ」
「即便如此还能长这么高,很了不起吧」

「そうですね。私は毎朝飲んでも、これ止まりですから」
「是啊。我每天早上都喝,也就停在这儿了」

そんな雑談をひとしきりして……ふと、話題が途切れた時。 それをきっかけに、遊哉さんが少し寂しそうな顔をして、本題を始めた。
就这样闲聊了一阵……忽然话题断了的时候。 以此为转折,游哉先生露出有些寂寞的表情,开始了正题。

❖ 系统

NAME ENTRY
名字输入


主人公の名前を変更することができます。
可以更改主角的名字。

「苗字」と「名前」をそれぞれ最大5文字まで入力可能です。
「姓」与「名」各最多可输入 5 个字符。

デフォルト名のままゲームを開始すると、登場人物たちがボイス付きで名前を呼んでくれます。
以默认名字开始游戏时,登场角色会带语音呼唤这个名字。

ADVENTURE SCREEN
ADV 画面




ストーリー中の選択肢によってキャラクターの好感度が変動し、それに応じたエンディングへと分岐します。
根据故事中的选项,角色的好感度会发生变化,并据此分歧至相应的结局。

共通ルート終了後は、任意のキャラクターの個別ルートを選択してプレイすることが可能です。
共通路线结束后,可以选择任意角色的个人路线进行游玩。

会話パートには「BACKLOG(バックログ)」や「選択肢ジャンプ」といった快適な進行機能を搭載。
对话部分搭载了「BACKLOG(回顾记录)」与「选项跳转」等舒适的推进功能。

また、本作の見どころであるバスケシーンでは、カットイン演出、臨場感のある効果音、バックスクリーン映像などを駆使し、試合の熱気や迫力をダイナミックに演出しています。
此外,在本作看点的篮球场景中,运用切入演出、临场感十足的音效、背投影影像等,动态地表现出比赛的热度与魄力。

DICTIONARY
词典


会話中に登場するバスケットボール用語や、ストーリー内の重要なキーワードの意味をいつでも調べることができます。
随时可以查询对话中出现的篮球术语,以及故事内重要关键词的含义。

会話シーンのテキスト内に登場した際にも、タッチ操作で確認ができます。
在对话场景文本中出现时,也可以通过触屏操作即时确认。

STORY CHART
剧情流程图


ストーリーの進行度を確認できるほか、任意のイベントへ戻って再開することができます。
可以确认故事的推进度,也能回到任意事件重新开始。

GALLERY
画廊



イベントCGの閲覧、BGMの再生、これまで見た全てのイベントのムービーの鑑賞などが楽しめます。
可以欣赏已获得的 event CG、BGM 播放,以及至今看过的所有事件影片。

GAME MATCH
小游戏




ストーリー内でゴールにボールをシュートするミニゲームが楽しめます。
可以游玩在剧情中向篮筐投篮的小游戏。

なお、ミニゲームに失敗してもストーリーの進行には影響しません。
此外,即使小游戏失败,也不会影响剧情推进。

安心してお楽しみください。
请放心游玩。

❖ 音乐

「Down&Up」/ とぅーし(REAL AKIBA BOYZ)
「Down&Up」/ とぅーし(REAL AKIBA BOYZ)

作詞:松藤 量平
作词:松藤 量平

作曲・編曲:KIM TAEHOON
作曲・编曲:KIM TAEHOON

RAP:アリレム
RAP:アリレム

インディビジュアルミュージック株式会社 / REAL AKIBA RECORDZ
Individual Music 株式会社 / REAL AKIBA RECORDZ

沖縄県出身。アニソンダンスパフォーマー/シンガー。REAL AKIBA BOYZ・RAB ESPICE所属。
冲绳县出身。动画歌舞蹈表演者/歌手。所属 REAL AKIBA BOYZ・RAB ESPICE。

2019年、REAL AKIBA BOYZ新メンバーオーディションを経て加入。フルボディタットやフィンガータット、ポップ、ブレイク、アニメーションを融合した独自のダンススタイルを磨き続け、2023年にはタットの全国大会「ARMS」で優勝し、日本一の称号を獲得する。
2019 年通过 REAL AKIBA BOYZ 新成员选拔加入。持续磨练融合全身纹身舞、手指纹身舞、Pop、Break、Animation 的独特舞蹈风格,2023 年在纹身舞全国大赛「ARMS」夺冠,获得日本第一的称号。

2024年、公演中の怪我によりダンサーとしての活動を一時休止するが、その期間をきっかけに長年挑戦したかった“歌”の道へ歩み始める。約1年半にわたり定期的なライブイベントへの出演を重ね、表現者としての幅をさらに広げていく。
2024 年因演出中的受伤暂时停止舞者活动,但以那段时间为契机,走上了长年想挑战的「歌」之路。约一年半间持续定期出演 live 活动,作为表现者的广度进一步拓展。

2025年11月には、歌唱×バンド編成による自身初のワンマンライブ「とぅーし First One Man Live “FIRST VOICE”」を2部制で開催し、成功を収めた。同年12月1日、1st Single「LOAD」をデジタルリリース。
2025 年 11 月,以歌唱×乐队编制举办自身首次个人演唱会「とぅーし First One Man Live “FIRST VOICE”」,分两部举行并取得成功。同年 12 月 1 日,数字发行首张单曲「LOAD」。

この度OP主題歌『Down&Up』、ED主題歌『Don’t Stop』の歌唱を担当させていただく『とぅーし』と申します。
我是这次担任 OP 主题曲『Down&Up』、ED 主题曲『Don’t Stop』演唱的「とぅーし」。

OP主題歌『Down&Up』はまるでコートを駆け抜けるような疾走感ある歌詞と、挫折してもまた高く飛び上がる!そんな熱い闘志を歌った曲です。
OP 主题曲『Down&Up』有着仿佛在球场上奔跑般的疾驰感歌词,以及即使受挫也要再次高高跃起!是一首歌唱这种炽热斗志的曲子。

ED主題歌『Don’t Stop』は共に高みを目指していく中で芽生えた心の変化、そして2人の未来を歌った曲です。体を揺らしたくなる様な優しいメロディラインにも注目してくださいね。
ED 主题曲『Don’t Stop』歌唱的是在共同以高处为目标的过程中萌生的心境变化,以及两人的未来。也请注目那让人想摇摆身体的温柔旋律。

どちらの曲もMIX DUNKの熱さや青春の甘酸っぱさ、楽しさを表現した素敵な楽曲になってます。聴く人の心を高鳴らせる。そして気付いたら体が踊り出してしまうような楽曲になってますので是非たくさんお聴きください♪
两首都是表现出 MIX DUNK 的热度、青春的酸甜与快乐的美好乐曲。是能让听者心潮澎湃、回过神来身体已经跳起来的乐曲,请务必多听♪

「Don’t Stop」/ とぅーし(REAL AKIBA BOYZ)
「Don’t Stop」/ とぅーし(REAL AKIBA BOYZ)

作詞・作曲・編曲:KIM TAEHOON
作词・作曲・编曲:KIM TAEHOON

RAP:アリレム
RAP:アリレム

インディビジュアルミュージック株式会社 / REAL AKIBA RECORDZ
Individual Music 株式会社 / REAL AKIBA RECORDZ

OP・ED共に同じアーティストが歌唱しています。プロフィールはOP欄をご覧ください。
OP 与 ED 由同一艺人演唱,个人简介见 OP 栏。
OP 与 ED 由同一位艺人演唱,个人简介见 OP 栏。

メッセージはOP欄をご覧ください。
寄语见 OP 栏。

試聴曲 / STREAMING

KING OF BASKETBALL

Theme from Kawasaki Brave Thunders
川崎勇雷主题曲

Theme from Asakusa Hounds
浅草猎犬主题曲

Team members
队伍成员

Rivals
对手们

特装版同梱の「ボイスドラマ&サウンドトラック視聴カード」に、ゲーム中のBGM全50曲を収録。
特装版同捆的「广播剧&原声带视听卡」中收录了游戏内全部 50 首 BGM。

生馬 秀嗣(イクマ シュウジ)
生马 秀嗣(Ikuma Shuji)

ゲーム音楽を中心に活動しながら、CM音楽なども手掛ける。
以游戏音乐为中心活动,也涉足广告音乐等领域。

音楽理論と機材に精通し、ハード・ソフト両面を捉えた楽曲制作を得意とする。
精通音乐理论与器材,擅长兼顾硬体与软体两面的乐曲制作。

最初にオーダーを頂いた際、曲数の多さに驚きました!
最初接到委托时,被曲目数量之多吓了一跳!

出来上がってみるとサウンドトラックだけで2時間を超えるものになり、今まさに感慨深く聴いているところです。
完成之后,仅原声带就超过了 2 小时,现在正感慨地听着。

曲の方はというと、バスケにイメージされるスタイリッシュさやスピード感溢れるテーマを中心にしつつも、ハードなものからチルなサウンドまで幅広いBGMに仕上がりました。
至于曲子,以篮球所联想的时尚感与充满速度感的主题为核心,同时从硬朗到 chill 的音色都涵盖,做成了范围广泛的 BGM。

是非、ゲームと音楽も楽しんでもらえればと思います!
希望游戏与音乐都能让大家享受!

❖ 特典

ボイスドラマ『キングオブ・マッシュルーム』
广播剧『蘑菇之王』

休日のある日。
假日里的某一天。

チームの親睦を深めるため、樹の提案で生絃、グレン、圭碁、遊哉の5人は登山へ向かうことに。
为了加深队伍感情,在树的提议下,生弦、格伦、圭碁、游哉五人决定一起去登山。

山道を散策する途中、帰りの車の運転手を懸けて、素人キノコ狩りがスタート。
在山路上漫步的途中,为了争夺回程的司机之位,外行人的采蘑菇比赛就此开始。

知識不足ゆえに勘違いやパニックが続出し、一同は大自然の中を大騒ぎしながら進んでいく。
因为知识不足,接连闹出误会与慌乱,一行人在大自然中吵吵嚷嚷地前行。

バスケットコートを離れた山の中で見せる、5人の軽快なやり取りにも注目。
也请注目离开篮球场、在山中展现的五人轻快互动。

デジタルボイスドラマ『ミックス・タイフーン』
数字广播剧『MIX TYPHOON』

台風で試合が中止になり、寮に閉じ込められた生絃、樹、グレン、圭碁、遊哉の5人。
因台风比赛取消,被关在宿舍的生弦、树、格伦、圭碁、游哉五人。

さらに停電まで発生し、真っ暗になった寮内はちょっとしたパニックに。
甚至还发生停电,变得一片漆黑的宿舍内引起了一阵恐慌。

試合中止の裏側で繰り広げられるのは、5人による賑やかでコミカルなドタバタ劇――。
在比赛取消的背后展开的,是五人热闹又滑稽的闹剧——。

書き下ろしショートストーリー『本当の価値』
全新撰写短篇故事『真正的价值』

アニメイト録り下ろしドラマの続きを描く、5人登場のショートストーリー。
描绘 Animate 录制广播剧后续、五人登场的短篇故事。

チャリティーオークションに関わることになった彼らの様子をお楽しみいただけます。
可以欣赏他们被卷入慈善拍卖时的样子。


録り下ろしドラマ『価値ある一品』
录制广播剧『有价值的一品』

クラブのイベントのため、準備にクラブ中が忙しくしているとある日。
为了俱乐部的活动,俱乐部上下忙于准备的某一天。

チャリティーオークション用に選手たちからの出品物を集めることになった遊哉は、寮内にいる樹と圭碁に催促しに行くことに。
为了慈善拍卖收集选手们的出品物,游哉去宿舍里催树和圭碁。

しかし二人が出してきたものは、高級Tシャツやクマのフィギュアなど、どうもズレたものばかりで……。
然而两人拿出来的东西,是高级 T 恤、熊的手办之类,尽是些不对路的东西……。

書き下ろしショートストーリー『最後の試合前、その夜に』
全新撰写短篇故事『最后一场比赛前,那一夜』

大事な試合を翌日に控えた夜を描く、攻略対象キャラクター5名の個別ストーリーです。
描绘重要比赛前夜的、攻略对象 5 名的个别故事。

生絃 編:想い出の練習
生弦 篇:回忆中的练习

樹 編:たまには違うふたりで
树 篇:偶尔不一样的两人

グレン 編:一緒に
格伦 篇:一起

圭碁 編:あなたがいる場所
圭碁 篇:你所存在的地方

遊哉 編:言えない言葉
游哉 篇:说不出口的话

❖ 声优访谈


新起 生絃 役 沢城 千春 様
新起 生弦 役 沢城 千春

収録を終えての感想をお願いします!
——请谈谈录音结束后的感想!

シナリオのボリュームが多かったので、無事に録り終えることができて、今はマラソンを走り終わった気分です!
剧本分量很大,但总算顺利录完了,现在的心情就像跑完一场马拉松!

ディレクターさんと生絃の感情の起伏を丁寧に積み上げていった時間は、非常に濃密で楽しいひとときでした!
和导演一起把生弦情绪的起伏一点点细致堆叠起来的那段时间,非常浓密也很愉快!


生絃を演じていて共感したシーンや、印象に残ったシーンを教えてください。
——请谈谈饰演生弦时产生共鸣的场景,或印象深刻的场景。

理想と現実の間で葛藤し、泥臭くあがく姿には強く共感しました。
在理想与现实之间挣扎、灰头土脸地奋力拼搏的样子让我很有共鸣。

主人公と二人きりになるシーンは演じていて青春だなと心躍っていました!
和主角两人独处的场景,演的时候心里雀跃,觉得这就是青春啊!


演じられた上で感じたキャラクターの魅力を教えてください。
——请谈谈演绎之后感受到的角色魅力。

クールに見えて、実は誰よりも「情熱」を秘めているギャップが魅力です。
看似冷酷,其实比谁都藏着「热情」,这个反差就是魅力所在。

不器用なまでに真っ直ぐバスケや仲間と向き合う誠実さは、知れば知るほど惹かれるポイントだと思います。
那份笨拙到极点的、直率地面对篮球与伙伴的真诚,越了解越让人被吸引。


本作では、主人公が生絃たちと同じ選手というポジションで、しかも恋愛禁止というルールがある設定でしたが、演じる上で工夫されたことなど教えてください。
——本作中主角与生弦等人同为选手,且设有禁止恋爱的规则,请问您在演绎上下了哪些功夫?

言葉にできないもどかしさを、吐息や僅かな声のトーンに込めました!
把无法言说的焦躁,融进了叹息与细微的声线里!


普段何かスポーツはされていますか? 学生時代にされていたスポーツなど、バスケットボール以外でのスポーツでも結構ですので、スポーツにちなんだお話をお願いします。
——平时有在做运动吗?学生时代从事过的运动、篮球以外的项目也可以,请谈谈与运动相关的故事。

自分は小学生の時サッカーをし、中学の時は野球をして、高校の時ハンドボールしました。
我自己小学踢足球,初中打棒球,高中打手球。

大人になってからは激弱草野球チームに入っています。以上です。
成年之后加入了一支超弱的草根棒球队。就这些。


本作を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします!
——请对期待本作的粉丝们说几句话!

熱い青春ともどかしい恋が凝縮された作品です。
这是把炙热的青春与令人焦心的恋爱浓缩在一起的作品。

僕が演じた生絃が、皆さんの手でどのようにコートを駆け、恋をしていくのか。
我所演的生弦,会怎样在大家手中奔跑于球场、谈一场恋爱。

ぜひ最後まで見届けていただけたら嬉しいです!
如果能陪他看到最后,我会很高兴!


玖保田 樹 役 榎木 淳弥 様
玖保田 树 役 榎木 淳弥

収録を終えての感想をお願いします!
——请谈谈录音结束后的感想!

樹は知的な感じというか、みんなに説明することが多かったので、一つ一つのセリフをしっかり読むのが大変でしたが、無事に演じることが出来てよかったです。
树给人知性的感觉,或者说要向众人解释的台词很多,所以一句一句好好读下来很辛苦,但能顺利演完真是太好了。


樹を演じていて共感したシーンや、印象に残ったシーンを教えてください。
——请谈谈饰演树时产生共鸣的场景,或印象深刻的场景。

兄との関係性がすこし複雑なものがあるのですが、樹の感情がすごく揺り動かされる部分でもあるので、そういったところが印象に残っています。
与哥哥的关系有些复杂,那也是树的情绪被大幅摇动的部分,所以那部分让我印象深刻。


演じられた上で感じたキャラクターの魅力を教えてください。
——请谈谈演绎之后感受到的角色魅力。

爽やかな表面の中に、色々と苦しさみたいなものを抱えている部分があって、それが魅力でもあるなと思っています。
清爽的表面之下,抱着种种像是痛苦的东西,我觉得那也是他的魅力。

あとは周りの人のことをよくみている気がしますね。
另外他好像很会观察周围的人。


本作では、主人公が樹たちと同じ選手というポジションで、しかも恋愛禁止というルールがある設定でしたが、演じる上で工夫されたことなど教えてください。
——本作中主角与树等人同为选手,且设有禁止恋爱的规则,请问您在演绎上下了哪些功夫?

工夫というほどでもないのですが、本心と建前みたいなセリフの区別は自分の中で持っておこうと思って演じました。
也谈不上什么技巧,只是在心里保留着「真心话」与「场面话」这类台词的区分来演的。


普段何かスポーツはされていますか? 学生時代にされていたスポーツなど、バスケットボール以外でのスポーツでも結構ですので、スポーツにちなんだお話をお願いします。
——平时有在做运动吗?学生时代从事过的运动、篮球以外的项目也可以,请谈谈与运动相关的故事。

学生時代は野球と剣道をやっていました。
学生时代打过棒球和剑道。

もうやめて久しいのですが、その時に打ち込んだだけあって、まだ筋肉量はある気がするので、やっていててよかったなと今になって思います。
已经很久没练了,但正因当时投入过,感觉肌肉量还在,现在觉得当初练过真好。


本作を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします!
——请对期待本作的粉丝们说几句话!

バスケットボールのかっこよさも、恋愛の楽しさも描いている作品です!
这是一部既描绘篮球的帅气、也描绘恋爱乐趣的作品!

スポ根的なところも、華やかなところもどちらもお楽しみください!
不管是运动热血的部分还是华丽的部分,都请尽情享受!


倉野 グレン 役 寺島 拓篤 様
仓野 格伦 役 寺島 拓篤

収録を終えての感想をお願いします!
——请谈谈录音结束后的感想!

バスケットボールがテーマで、しかも男女混合リーグというアイディアがとても新鮮で面白いなと思いました。
以篮球为主题,而且男女混合联赛这个点子非常新鲜有趣。

普段のマイペースなまったり感と、スピード感のある試合中のセリフにギャップがあり、グレンらしいお芝居を楽しく構築できたので、グレンとの物語を隅々まで楽しんでいただけたら嬉しいです!
平时我行我素、慢悠悠的感觉,与比赛中充满速度感的台词之间有反差,能愉快地构筑出「很像格伦」的表演,如果大家能细细品味与格伦的故事我会很高兴!


グレンを演じていて共感したシーンや、印象に残ったシーンを教えてください。
——请谈谈饰演格伦时产生共鸣的场景,或印象深刻的场景。

グレンはカレーが好きなんです。
格伦喜欢咖喱。

と言っても、カレーならなんでも良いというわけではありませんが…僕もカレーが好きなので、その点はとても共感できました!
虽说如此,也不是什么咖喱都行……我也喜欢咖喱,这一点非常有共鸣!


演じられた上で感じたキャラクターの魅力を教えてください。
——请谈谈演绎之后感受到的角色魅力。

掴みどころがなく飄々としたところが魅力です!
抓不住、轻飘飘的地方就是魅力!

特に序盤は、あくまでチームメイトとしての付き合いになりますので、まぁまぁドライな印象を持たれると思います。
尤其前半段终究只是队友间的往来,所以大概会给人相当冷淡的印象。

そこからの変化、ですよ! あなたにしか見せない面が少しずつ見えてくるので、楽しみにしていてください。
而之后的变化,才是重点!只对你展现的一面会一点点显露出来,请期待。


本作では、主人公がグレンたちと同じ選手というポジションで、しかも恋愛禁止というルールがある設定でしたが、演じる上で工夫されたことなど教えてください。
——本作中主角与格伦等人同为选手,且设有禁止恋爱的规则,请问您在演绎上下了哪些功夫?

心の温度感が表に出にくく、他のチームメイトや主人公に対してどう思っているのかが、ストーリーに合わせてだんだんわかるように展開していきます。
他心里的温度很难表露在外,对队友和主角怎么想,会随着剧情逐渐让人明白。

その段階を作りながら、基本の飄々とした空気を大切に演じました。
在构建这个阶段的同时,我珍视着基本的轻飘氛围来演。


普段何かスポーツはされていますか? 学生時代にされていたスポーツなど、バスケットボール以外でのスポーツでも結構ですので、スポーツにちなんだお話をお願いします。
——平时有在做运动吗?学生时代从事过的运动、篮球以外的项目也可以,请谈谈与运动相关的故事。

バスケは兄がやっていましたが…僕は全く…。
篮球是我哥在打,我完全……。

申し訳ないことに、スポーツは全般的に避けて通ってきたので得意なものはありません!
很抱歉,我基本上一直避开运动,没有擅长的项目!

中学の時に部活で剣道をやっていたのが、最初で最後です。
初中时在社团打过剑道,那是第一次也是最后一次。


本作を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします!
——请对期待本作的粉丝们说几句话!

今作のテーマはバスケットです!
本作的主题是篮球!

同じチームで肩を並べる仲間として、やりとりするのはボールだけではありません。
作为同一队伍并肩的伙伴,交流的不只是球。

言葉や心をパスし合いながら、一緒にゴールを決められる日を楽しみにしていてください!
一边传递话语与心意,一边期待一起投进目标的那天!


神郷 圭碁 役 中島 ヨシキ 様
神乡 圭碁 役 中島 ヨシキ

収録を終えての感想をお願いします!
——请谈谈录音结束后的感想!

主人公との関係性はもちろんですが、バスケットについてもかなり臨場感たっぷりに描かれています。
与主角的关系自不必说,篮球部分也描写得相当有临场感。

チームメイトとの掛け合いや戦略、MIXリーグ優勝に向かう川崎ブレイブサンダースの軌跡も、本作を楽しんでいただく上でとても大事な要素になっていて、熱く濃密な収録でした。
与队友的互动、战术,以及川崎勇雷朝 MIX 联赛冠军迈进的轨迹,都是享受本作时非常重要的要素,是一场热烈而浓密的录音。


圭碁を演じていて共感したシーンや、印象に残ったシーンを教えてください。
——请谈谈饰演圭碁时产生共鸣的场景,或印象深刻的场景。

トレーニングについて熱く語るシーンがとても印象に残っています。
热血讲述训练的场景让我印象很深。

自分も筋トレや食事制限をすることがあるので「そうそう!」と、とても共感しました。
我自己也会做肌力训练和饮食控制,所以很有共鸣地想说「对对!」。

とはいえ、あくまで圭碁のやり方なので鵜呑みにしすぎないように…。
不过那终究是圭碁的做法,请不要全盘照搬……。


演じられた上で感じたキャラクターの魅力を教えてください。
——请谈谈演绎之后感受到的角色魅力。

よく言えば真面目、あえて言うなら堅物で頑固。
往好里说是认真,硬要说就是死板又顽固。

付け入る隙がなさそうで、実は抜けてるところだらけ。
看似无懈可击,其实到处都是漏洞。

優しさと厳しさが共存する、一緒にいると自分を成長させてくれる人だと思います。
温柔与严格并存,是待在一起就能让自己成长的人。


本作では、主人公が圭碁たちと同じ選手というポジションで、しかも恋愛禁止というルールがある設定でしたが、演じる上で工夫されたことなど教えてください。
——本作中主角与圭碁等人同为选手,且设有禁止恋爱的规则,请问您在演绎上下了哪些功夫?

そもそも圭碁の性格的にもMIXリーグに挑戦した動機的にも、恋愛に振り回されることはないだろうと考えていたので、特別意識して感情を切り分ける必要はありませんでした。
从圭碁的性格和他挑战 MIX 联赛的动机来看,我想他不会被恋爱牵着走,所以没有特别意识到要去切分情感。

バスケをまず第一に考える人物であったからこそ、圭碁と主人公の物語はこのようになったんだなと思います。
正因为他是把篮球放在第一位的人,圭碁与主角的故事才会变成这样吧。


普段何かスポーツはされていますか? 学生時代にされていたスポーツなど、バスケットボール以外でのスポーツでも結構ですので、スポーツにちなんだお話をお願いします。
——平时有在做运动吗?学生时代从事过的运动、篮球以外的项目也可以,请谈谈与运动相关的故事。

小・中学校では、仲の良かった友達の影響でバスケットボール部に所属していました。
小学、初中时受要好的朋友影响加入了篮球部。

身長が高くなくても、一生懸命ジャンプすることでリバウンドで貢献できることはあったと思います。
即使个子不高,靠拼命起跳也能在抢篮板上做出贡献。

リバウンドを制するものはゲームを制す!
掌握篮板者掌握比赛!


本作を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします!
——请对期待本作的粉丝们说几句话!

改めまして、神郷圭碁の声を担当させて頂きました。
再次自我介绍,我为神乡圭碁配音。

かつてバスケットに熱を注いでいた身としても「MIX DUNK」に携わることができて、とても嬉しく思います。
作为曾经热衷篮球的人,能参与「MIX DUNK」非常高兴。

恋愛禁止のMIXリーグで、主人公と圭碁たちがどんな関係性を築いていくのか、そして川崎ブレイブサンダースはMIXリーグを制することができるのか…。
在禁止恋爱的 MIX 联赛里,主角与圭碁他们会建立怎样的关系,川崎勇雷又能否称霸 MIX 联赛……。

もちろん、バスケを知らない方達にも楽しんでいただける作品になっていると思います。
当然,我也认为这是一部不了解篮球的人也能享受的作品。

皆さんのお手元に届くのが楽しみです!
很期待送到大家手中!

現実世界の川崎ブレイブサンダースさんの試合も見に行きたいなあ!
也想去现场看现实中的川崎勇雷的比赛啊!


中衣 遊哉 役 杉田 智和 様
中衣 游哉 役 杉田 智和

収録を終えての感想をお願いします!
——请谈谈录音结束后的感想!

男女混合バスケのリーグという、今までにない要素が新鮮でした。
男女混合篮球联赛这个前所未有的要素很新鲜。

キャラクター達がこれから経験を重ねて、どのように成長していくのか。
角色们今后累积经验、会怎样成长。

ずっと期待しています。
我一直很期待。


遊哉を演じていて共感したシーンや、印象に残ったシーンを教えてください。
——请谈谈饰演游哉时产生共鸣的场景,或印象深刻的场景。

嫌われないように口調や音圧を常に意識しました。
为了不被讨厌,我始终注意语气和音量。

やり方次第でとんでもないノンデリサイコパスコーチになってしまうリスクを感じましたので。
因为感觉做法不同,就有可能变成不得了的「不体贴的病态教练」。


演じられた上で感じたキャラクターの魅力を教えてください。
——请谈谈演绎之后感受到的角色魅力。

シナリオを書いた方に是非とも聞きたいですね。
这个真想问问写剧本的人呢。


本作では、主人公が遊哉たちと同じ選手というポジションで、しかも恋愛禁止というルールがある設定でしたが、演じる上で工夫されたことなど教えてください。
——本作中主角与游哉等人同为选手,且设有禁止恋爱的规则,请问您在演绎上下了哪些功夫?

彼自身のルートもあるので、どの口が言うか、という感じではあります。
他自己也有个人路线,所以这话由我来说有点那个。

選手たちにとって最も身近で話しやすい、理解のある存在を目指しました。
我以成为对选手们最亲近、最好说话、最能理解他们的存在为目标。


普段何かスポーツはされていますか? 学生時代にされていたスポーツなど、バスケットボール以外でのスポーツでも結構ですので、スポーツにちなんだお話をお願いします。
——平时有在做运动吗?学生时代从事过的运动、篮球以外的项目也可以,请谈谈与运动相关的故事。

健康維持程度です。
只是维持健康程度。

スポーツもののアニメやゲームに出演すると、本当に運動が出来ている錯覚を感じられるので楽しいです。
出演运动题材的动画或游戏时,能感受到自己真的在运动的错觉,所以很开心。


本作を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします!
——请对期待本作的粉丝们说几句话!

ルールを守って、楽しんでいこう! 俺達はチームだ!
遵守规则,好好享受吧!我们是队伍!